まちの政治家は、こんなことしてます |
2008年8月8日(金)のフジノ |
● 『自治体経営戦略』を学ぶ講義シリーズへ (今回の内容は、グチです) 今日は、みなとみらいクイーンズタワーの中にある 神奈川大学エクステンションセンターに行ってきました。 5回シリーズの公開講座、 『自治体経営戦略〜自治体経営に必要な基礎知識〜』 に参加する為です。 募集人数も20名程度とこじんまりしているので、 講師の方々にも割と気軽に質問できそうな感じがしたので 応募してみました。 そして今夜が第1回目でした。 ----------------------------------------------- 初回ということで、神奈川大学で講師をしている 若い先生が概論を話しました。 今日、先生が語った内容は、こんなでした。 ・日本の行政機関の現状 ・行政改革の方向 ・行政改革の5つのアイテム マニフェスト、戦略計画、行政評価、公会計改革、監査制度改革 ・自治体経営論とは(1) 経営とは、自治体経営とは ・自治体経営論とは(2) 民間企業との比較、トップは官民どちらも市民・消費者 ・行政経営と「マネジメント論」 ・マネジメントサイクル ・NPM(ニューパブリックマネジメント)理論とは(1) ・NPM(ニューパブリックマネジメント)理論とは(2) NPM理論の4つの理念 顧客(住民)志向へ、手続き主義から成果主義へ、 市場原理・競争主義の導入、権限委譲。 ・戦略計画の策定 ・戦略的行政評価(1) ・戦略的行政評価(2)評価指標 ・公会計制度改革の概要 ストック情報の欠如、コスト情報の欠如、 アカウンタビリティの欠如、マネジメントの欠如。 ・電子政府の概念 レジュメはこんなです。 市民のみなさまにはなじみの無い単語ばかりかと思いますが、 政治・行政の業界では、初歩中の初歩の内容です。 これらは政治家ならば 知ってて当たり前の基礎知識で、 多くのまちがこれらを実践してからすでに数年が経っていて 新たに問題点が見えてきたり、 独自の改善を行なったり、というのが現状です。 また、かつては大人気だったNPM理論に対して 否定的な意見も多く出ています(フジノもその1人です)。 でも、そもそも『基礎』の『第1回』ですから この初歩レベルなのは当然のこと、というか、 まわりもみんなあらかじめういうものだと 納得づくで参加しているものだと思っていました。 それがそうじゃなかったんです...。 ● もともと2時間で学べるはずがない内容なんだから 生徒の中に「質の悪い」というか「招かざる客」がいて フジノは本当にとてもがっかりでした。 会場の参加者は、 2分の1が行政マン(勉強熱心でうれしいです)、 4分の1はNPO関係、 4分の1が市民の方々、 という構成でした。 1時間30分の講義(プラス休憩10分)が終わり、 ラスト20分間に質疑応答の時間がありました。 まさにこの『質疑応答の時間』こそが 今回の講義シリーズでフジノが求めていた時間でした。 しかし...。 そこへ、パッと手を挙げたおじさんがいて なんと1人で10分以上にわたって ボロクソに講義の内容について先生を非難したのです。 例えば、 「こんなことは全部知っている!」 とか、 「こんな講義の為にお金を払ったんじゃない!」 とか、 「もっと具体的な戦略を話しあいたかったんだ!」 などなど...。 あんまり長く続くので他の方々が質問できなくて しまいには、まわりの参加者もキレて 「あなたと先生で1対1で話し合えばいいだろ!」 「知ってるなら途中で帰ればよかったじゃないか!」 と、怒りのヤジが飛びました。 とりあえず先生はクラスを解散させて 質疑応答の時間はゼロになってしまいました。 なんてこった...(涙) --------------------------------------------------- あーあ...。 タイトルでも書きましたが、もともと今日の講義の中身は 本気で議論をしたいと思うならば、2時間なんかじゃムリなんです。 市民公開講座で語られる基礎的な内容なんて 効率的にしっかりと学びたければ 薄い入門書を自分で読んだ方が確実に速いと思います。 今日の講義というのは 本来ならば何冊もの専門書になっている内容を かみくだいてわかりやすくして 2時間にぎゅっとおさめたものなのですね。 そもそも今日の講義の内容は ふつうの新しい政治家ならみんな常識として知っている内容です。 例えば、 『ニューパブリックマネジメント理論(NPM)』という理論がありますが 名前に「ニュー」なんてついていますが もう20年以上前に世界の多くの国々で取り入れられた手法です。 (だけど、日本では何故か今もモテはやされています) じゃあ、フジノは知っている内容なのに 何故わざわざ申し込んで行ったのかと言えば (1)教える先生(研究者・学者)は、 深い知識と最新の情報と学問への情熱を持っているはず。 (2)他の参加者はきっと行政マンで、 自治体の現場で働いていて リアルな経験に裏づけられた考えがあるはず。 フジノは彼ら/彼女らからこそ学びたかったのです。 だから申し込みました。 (1)ですけれど、そもそもこういう市民公開講座を 大学の夏休みシーズンにやらさせられるような方というのは 若くて研究熱心だけれども、 大学での職位はまだ低い、という方が多いです。 (講師とか非常勤講師ですとか。つまり、教授とか 割と高い地位にいるような研究者は教えに来ないですよね。 あ、ただし、これはフジノの大学時代から現在に至るまでの 体験からくるイメージですからね。 100%事実、ではありませんからね。ご注意ください) でも、そういう方こそ魅力的なんです。フジノは 新進気鋭の学者の方々と出会い、対話をしたいと望みました。 (2)も同じです。 平日の夜19時から21時まで、わざわざ学ぼうという人は きっと行政マンが大半だと思いました(実際そうでした)。 横須賀市役所の職員の多くも勉強熱心ですが、 やっぱりふだん市議会で対立する立場なので 仕事の時間を終えたからといって あんまり仲良く議論したりするのは難しいです。 でも、こうした公開の場で出会った 他の自治体の職員さんたちとの会話はすごく有益なことが多いです。 ふだんフジノは福祉カンケーのいろいろな学会に行きますが 本当に良い出会いが多くあります。 全く同じ理由で、きっと良き行政マンと出会えると願って 今日は参加をしてみました。 それなのに、1人のクレーマーのようなおじさんのせいで すっかり第1回目の講義はぶちこわされてしまいました。 あーあ。 でも、絶対に次回以降は、そういう人が グダグダわめきはじめたら僕はバシッと止めることにしよう。 今回は、体調が悪かったのと 政治家ってことでおじさんを止めたらよけいにモメるんじゃないかと 止めようとしなかったんですね。 でも、大切な政務調査費で行かせてもらっているし、 次回からは授業料以上のもとを取ってくるぞ! がんばろう! |
2008年8月4日(月)のフジノその1 |
● ジュニアハイスクール議会(最終日)でした(その1) 3日間にわたって行なわれた『よこすかジュニアハイスクール議会』も 今日が最終日、ついに本番の日となりました。 正式に市議会・本会議場を会場にして 蒲谷市長に対してジュニアハイスクール議員たちが質疑を行います。 式次第はこちらです。 下の写真は、本会議場です。 市長側の席から、ジュニアハイスクール議員たちの議席を見たものです。 市長の席は青丸で囲んでみました。 一方、ふだんのフジノの議席は、赤丸で囲んでみました。 今日はこの赤丸側の議席には ジュニアハイスクール議員たち(中学生)が座ります。 では、傍聴するフジノはどこに席が用意されたかというと、 なんと、市長席の2列後ろ。理事者側(行政側)の座席でした。 ふだんならば絶対座ることが無い位置です。 ジュニアハイスクール議員たちと対面する形で座ることができたので みんなの表情がとてもよく見えて、フジノはずっとニコニコしていました。 ------------------------------------------------------ ここから先は、座席についての余談です。 いつも本物の市議会の時、 本会議での市長との一般質問のやりとりを聞いていると フジノはもどかしくなることがしばしばあります。 「もっとこういう風に答弁すればいいのに!」とかですね。 議員から市長へ1回目の質問の時には、 あらかじめ市長に答弁書が用意されていますが 2回目の質問(再質問)の時には 議員はアドリブで質問をしますから 当然、市長も答弁を原稿を見ずにアドリブで行なうわけです。 といいつつも、市長には理事者(部長や局長たち)が 大急ぎで再答弁用のメモを作成して、市長に渡すのですね。 市長は再答弁の時にそれらのメモを参考にしながら 2度目、3度目の議員の再質問に答弁をします。 その部長たちの姿を見るたびに、 「あれは僕が書いて渡したいな」って いつも思ってしまうんですよね。 というのも、蒲谷市長の再答弁ってけっこう無骨というか、 もうちょっと言い回しを変えればいいのに、ということが多いんです。 同じ内容でも言い回しをもう少し変えればいいのに、っていう感じですね。 本質的に、議員と市長は対立していなければいけないので フジノは市長をサポートする立場では無いのですが なんか見てると すごくサポートしたくなるんですよね。 「ああ、もう!それはこういう言い回しで言えばいいのに...」 とか 「そんな答弁の仕方では市民の方に誤解されてしまう!」 とか...。 だから、今日のフジノは 市長の2列うしろと近い場所に座ってるし、 もしもジュニアハイスクール議員への答弁が良くない答弁だったら すぐに僕が再答弁用のメモを書いて渡すぞ、 と思いました(笑)。 そんなことを思いながら、 ジュニアハイスクール議会のスタート前の憩時間に座っていたら 一般の傍聴席の方に座って傍聴していた 他の市議の方から 「おーい、フジノくん。そっちに座ってるってことは 今日はフジノくんが答弁するのか?」 とヤジ(?)られたので 「はーい。市長が良い答弁をするように、僕がメモを書いて回します!」 と、お答えしました。 本物の市議会では「研究します」「検討します」とか ふつうの市民のみなさまには全く理解できないような 玉虫色の行政的言い回しでの答弁が繰り広げられるのですが ジュニアハイスクール議員に対してまでも もしいつもみたいな訳の分からない玉虫色の答弁をしたら、 絶対に許さないぞ! なんて、フジノは勝手に興奮してました。 (余談、終わりです) ------------------------------------------------------ やがて、13時20分頃になると、 本物の本会議と同じように、 「本会議場にお集まりください」 のアナウンスが流れて、 本会議開始を伝えるブザーが鳴らされて 本物の市議会議長(山口議長です)によって ジュニアハイスクール議会の開催が宣言されたのでした。 さあ、始まりです! (つづく) |
2008年8月3日(日)のフジノ |
● 『サークルかえる』に参加しました 政治家フジノの今年の目標の1つは、 今年は知的障がいのある方々と徹底的に交流させてもらおう! ということで、なかなか実現できていないのですが 今日は、その第4弾として 『サークルかえる』 の8月のつどいに参加させていただきました。 知的障がいのある方々のサークルとして とても長い活動の歴史もあって、 平成12年度には、社会奉仕活動に深く貢献したとして、 横須賀市から市民表彰を団体として受けています。 会報『かえる通信』を毎月送っていただいていて その活動の熱心さはフジノにもとても伝わってきています。 さて、今日は、 午前中は『話し合い』で、午後は『カラオケ』でした。 フジノは午前中だけの参加だったのですが 約50人の障がいのある方々と数名のボランティアの方々とが 障がいのある方々がメインになって 活発な話し合いがなされていました。 こういう場があることって 本当に大切なことだと考えています。 ● 余暇支援、という言葉を知っていますか? 市民のみなさまにはなじみのない言葉なのですが 『余暇支援』という福祉業界の専門用語があります。 人は誰もが24時間のうち、働いていない時間は 完全に個人の自由な時間(余暇)な訳ですね。 働くことも 自己実現の1つの手段ですが 働いていない時間(余暇)をどんなふうに過ごすかも 自己実現や生きる喜びやハッピーの為にはとても重要です。 ところで、障がいのある方々は、余暇を自由に過ごしたくても 物理的・心理的にバリアに満ちている日本では なかなか自由に楽しく過ごすことができないのが現実です。 『物理的バリア』というのは、例えば、お金です。 毎月、障害年金を約6万円ほどもらって、 作業所で働いて約1万円ほどもらって、 家族から仕送りをしてもらっても、 障害者自立支援法という悪法のせいで 対人社会サービス(いわゆる福祉サービス)を受けるのにも 1割負担をさせられるようになってしまいました。 そうすると、生活をすることだけでもう精一杯で 余暇を自由に過ごすだけのお金なんて残らない訳です。 だから、どこにも行くことができない。 『心理的バリア』というのは、例えば、偏見です。 実際にあった話なのですが、 電車を眺めているのが大好きな知的障がいのある男性が 毎日、ある駅で高校生から石を投げられたり ライターの火をあてられたりしていました。 彼は、ただ電車が好きなだけなのです。 作業所を終えた夕方、あるいは作業所がない休日に、 ただ電車を眺めていたいだけなのです。 けれども、こころない人たちによって いじめに遭ってしまう。 自由に余暇を過ごしたくても、こんなひどい目にあってしまう。 物理的にも心理的にもバリアがあっても それでも、誰でも自己実現や楽しく生きていく為に 余暇をハッピーに過ごす権利があるのです。 (そんなの当たり前でしょ!?) だから、障がいのある方々の余暇を 自由に楽しく過ごせるように活動を支援をするのですね。 ボランティアの方々と一緒に 例えば、カラオケに行ったり、ボウリングに行ったりする。 あるいは、横須賀市が行なっている事業で フジノがとても大好きな『動物村のお祭り』が開催されているのも この『余暇活動の支援』が目的ですね。 『サークルかえる』の活動は、話し合いなどだけではなく みんなが元気で楽しく過ごせるための 余暇活動の支援もしています。 とても大切な活動をしているなぁと思います。 ただ、残念なことにボランティアの数が年々減ってしまって、 かつては旅行に年1〜2回は行くことができていたのが なかなか遠くまで旅行に行くことなどが できなくなってしまったそうです。 ぜひ『サークルかえる』でボランティアやってみたいという方は フジノにご連絡ください。主催者の方にご連絡いたしますね。 今年9月23日(火・祝日)には バスハイクで『葛西臨海水族館』にみんなで行くそうです。 いいなぁ、僕も行きたいなあ。 最近、全く休みが取れてないし、水族館いきたいなあ。 ------------------------------------------------ 障がいがあろうと無かろうと 人間にとって、余暇をハッピーに楽しく過ごすことは 本当にとても大切です。 この国では、障がいがあるということだけで 余暇を自由に過ごすことさえ制限されてしまっているという あまりにも理不尽な現実があります。 そうした理不尽な現実を変えようとする動きが 『サークルかえる』のようなボランティアによって行なわれていることを 政治家として、とてもおかしなことだと強く感じます。 物理的なバリア、心理的なバリア、 これらを無くすのは 本来、政治の仕事だとフジノは考えます。 フジノが天下の悪法と呼んでいる 障害者自立支援法が成立してからは 形だけ『地域生活支援事業』の中で 『余暇活動支援』という言葉が出てきます。 けれども、現在の障害者自立支援法のしくみでは とても市町村が責任をもって『余暇活動支援』を行なえるような 予算づけができなくなっています。 本当に政府のあり方は問題です。 だからといって、市町村も政府に問題をおしつけて 財政削減の為に余暇活動支援をカットするのはもっと問題です。 今日『サークルかえる』に参加させていただいて こういう現実を政治家として変えていきたい、と改めて思いました。 |
2008年8月2日(土)のフジノ | |
● 被爆63周年原水禁世界大会国際会議(横須賀)へ 今日はヴェルクよこすかで開催された 『被爆63周年原水爆禁止世界大会国際会議』へ 行ってきました。 いわゆる、『原水禁(げんすいきん)』です。 ● 僕にとって、ヒロシマ・ナガサキに対する思い入れは 何年経っても変わることがありません。 核兵器は、世界史史上最悪の存在です。 核兵器の廃絶は、絶対に実現しなければいけません。 中学生くらいの頃から、 日本の核兵器廃絶をめざす活動が 『原水禁』と『原水協』との 2つに分かれてしまっていることを嘆いていました。 (正確には、もっと分裂を繰り返して団体がたくさんあります) どちらも毎年、この時期が近づくと 世界大会を開催します。 2つの大会に参加することでそれぞれのことを理解したくて お金を貯めて広島と長崎に行く計画を立てたりもしました。 それから今に至るまで、分裂したままの活動では どちらにも参加する気持ちになれなくて 活動が統合されることを願いながら、 どちらの活動にも参加することができずにきました。 それから15年以上たった今、なんと 横須賀で『原水禁』の大会が開催されると新聞報道で知りました。 そこで、 「いろいろな理屈は置いておいて とにかく参加してみよう」 と思いたち、行ってきました。 ● 東北アジアの非核化をめざして 大会のタイトルは 『東北アジアの非核化をめざして〜転機にあるアジアの核と平和〜』。 プログラムはこんなです。 まず、原水禁大会事務局長の福山真劫さんから 『キーノートスピーチ提案』が行なわれました。 全文はこちらです。 続いて、5人のパネリストからの提起がありました。 ・梅林 宏道さん(日本、ピースデポ特別顧問) ・新倉 裕史さん(日本、非核市民宣言運動・ヨコスカ) ・ソー ボヒョクさん(韓国、参与連帯) ・文 徳盛さん(中国、平和軍縮協会) ・ジョージ=マーティンさん(アメリカ、ピースアクション) 梅林さんのレジュメはこちらです。 新倉さんのレジュメはこちらです。 フジノにとって、2人のお話はとても身近なものでした。 例えば、『NPOピースデポ』の梅林さんの著作は 原子力空母問題について 市議会の市長への一般質問の中で何度も引用させていただきました。 『非核市民宣言運動・ヨコスカ』の新倉さんには、 おむすび丸に乗せてもらったことなどや いろいろな機会にお会いすることがありました。 上の画像は、スライドを使って説明をする 新倉さんです。 原子力空母の危険性についてなどをはじめ、 アメリカ軍の世界戦略にむりやり巻き込まれていく横須賀の現状など 強い危機感を持つ横須賀の市議として 2人のお話は共感を持って聞かせていただきました。 ● そんなに世界情勢は良い方向に向かっているのか? 続いて、ソーボヒョクさんのお話でした。 (レジュメはこちらです) 4人目のパネリストは、文徳盛さんでした。 日本語でのお話でした。 最後に、ジョージ・マーティンさんからのお話でした。 3人のパネリストのお話は、メモを取りましたが ここに転載する気持ちには正直なところ、なれませんでした。 核廃絶に向けてのお話や世界情勢に対する現状認識が あまりにもポジティブなので、 フジノには共感することができなかったのです。 韓国、中国、アメリカ、の3カ国の方々が それぞれみんなポジティブな方向を向いていると言うのが もしもリアルな話ならば、そんなに素晴らしいことは無いでしょう。 でも、決して世界情勢に詳しくは無いフジノですが 毎日の新聞やテレビのニュースから受けている印象や情報と パネリストの方々のお話との間に 大きな違いがあるように感じました。 お昼休みになって、知りあいの市民の方々がいらしたので 率直にその考えを伝えました。 そうしたら、2人の方ともに同じ意見でした。 横須賀で感じている核への危機感と NGOで国際的に活動している方々とでは なんか微妙に違うのかな...。 午後はカフェトークがあって最後まで居られなかったのですが 午後の意見交換まで聞きたかったです。残念。 そして、いつの日か、 ヒロシマ・ナガサキでの世界大会に参加できたら、と感じました。 ● 放射能漏れの原子力潜水艦 原水禁の会場では、オープニング前から 佐世保などでの放射能漏れを起こした原子力潜水艦の ニュースを多くの方々が話し合っていました。 こうした世界大会の開催の日に ニュースが飛び込んでくることを フジノはとても不快なことに感じました。 (2008年8月2日・朝日新聞・夕刊より) |
2008年8月1日(金)のフジノ | |
● 自殺予防週間の取り組みをお知らせします! すでに7月25日のこのコーナーでもお知らせしましたが 今年の自殺予防週間に、 横須賀市はこれまで以上に取り組みを活発化させます。 昨日あたりから市民のみなさまのお宅に 配られている『広報よこすか』8月号は見ていただけましたか? 『自殺を予防しましょう』という特集記事が載りました。 (広報よこすか8月号) かつては、広報紙に『自殺』あるいは『自死』という言葉を 載せることさえタブー視されていた頃を思うと、 時代が確かに変わったことを感じます。 今年の自殺予防週間には 次の3つが大きな特徴として開催されます。 ・市民のみなさんで取り組む自殺対策についての講演会の開催 ・広く市民のみなさまに自殺対策を啓発する街頭キャンペーンの開催 ・自死遺族の方々のお話をうかがわせていただく場の開催 こうした取り組みが実現してきたことを フジノは提案者として感慨深く感じてはいます。 けれども、最初からフジノのゴールは こうした『個別の取り組みが実現すること』ではありません。 確かにこれまでは自殺予防対策が全く無かったので 新しくゼロからいくつもの取り組みを始める必要がありました。 しかし、その段階はある程度、準備が終わりました。 次は、実際に『自殺をゼロにする』という 『本当のゴール』の実現こそが必要です。 本当のゴールに向けて、ある程度の効果が表れるためには さらに7年くらいの時間が必要だとフジノは推測しています。 もちろんまだ現在でも、取り組み体制は不十分です。 (特に、未遂をしてしまった方々への取り組みが 全体的に不十分すぎるほどにありません) だからこそ、さらにしっかりと足りない点の提案を続けると共に もはや1人の命さえも奪わせない、 追い込まれた末に自ら命を絶たざるをえない方を無くすように、 徹底的に活動していきます。 どうか、市民のみなさまも一緒に ご協力をお願いします。 |