まちの政治家は、こんなことしてます


2009年12月15日(火)のフジノその2
● 講師経験はたくさんあるけど『大学生たち』とずっと語り合いたかった

 さて、講義を行なう校舎(一般教養棟)に入ると
 建物の外はレンガ造りなのですが
 内側は太陽の光がとても入る美しい構造になっていました。

 まだスタート30分前だったので、
 誰1人も学生は来ていませんでした(そりゃそうだ)。



 フジノはこれまでいろいろな場所で講演してきました。
 小中学校で学生たちを相手にお話をしたこともあります。

 ただ、大学という場所で聴衆が一般の方々だったことはありますが
 学生たちも大学生を相手、というのは今日が初めてです。

 でも、大学生たちとお話をすることを
 本当に心待ちに楽しみにしてきました。

 何故ならば、僕自身の人生をふりかえると、
 リアルな意味での『その後の人生』に関わるお話を聴いたりしたのは
 物心が完全についた大学時代でのことだったからです。

 小中高校で感激したり感動したりしたことも
 もちろんこころに焼きついていて永遠に覚えてはいるのですが
 もっとリアルな意味で、その後の就職につながったりしたり
 その後の人生の選択につながったのは大学時代のことでした。

 僕は自分の大学は大キライでしたが、
 (先生も授業もロクなものがありませんでした)

 他大学から講師として来て下さる方々にはとても立派な方々が多くて
 すごくお世話になりましたし、今でも忘れることは決してありません。

 (慶応大学の佐藤方哉先生、東京工芸大学の神原和子先生、
  他にもたくさんの方々にお世話になりました)

 だから、自分の人生を通じていろいろな方々から受けてきたご恩に対して
 もしも僕自身が恩返しができることがあるとすれば

 かつてご恩を受けた方々に直接に何かをするのではなくて、
 僕が学生時代にそうしていただいたことを
 次の世代にしてあげることだと信じてきました。

 つまり、僕の想いや生き様を
 全身全霊をかけて次の世代へと伝えることだと考えてきたのです。

 僕は大学院も中退せざるをえませんでしたから
 研究者としては中途半端な存在ですが

 でも、生きてきた人生についてであれば、
 全ての人々に語るべきことがらがあるように、
 僕にも語るべきことがあるはずです。

 聴いてくれた全員に伝わることなんて元々ありえません。

 あくまでも、僕と同じような方向を見つめている人がいたら
 その人に少しでいいから想いが届けばいいなと願っています。



 全身全霊で自分の想いを次の世代へと伝えること。
 それが、僕が今まで人生で受けたご恩へのお返し、になるはず。

 そんな気持ちで講義へと向かいました。


 (その3へ続く)


2009年12月15日(火)のフジノその1
● 静岡県立大学の美しいキャンパスを早朝に歩きました

 どんなふうに学生たちに語りかければ良いのかを
 改めて考えていたら、ほとんど寝る時間が無くなってしまいました。

 眠くて眠くてたまりません...。
 でも、十分に考え尽くしました。

 あとは全力で学生たちに向き合うだけですね。



 宿泊先の隣にあったコンビニで買った
 サンドイッチと野菜ジュースを飲んで朝食を済ませました。

 ところで窓の外を眺めていたら、目の前は大きなお寺がありました。
 昨夜は暗くて気づかなかったけれど、お墓だったんですね〜。

 さて、宿泊していたホテルをチェックアウトして
 静岡駅から2駅先の『草薙駅』まで移動しました。

 駅前は学生さんがたくさんいました。



 昨日、ホテルのフロントの方々やごはんを食べにいったココイチなどで
 県立静岡大学について質問しまくって
 いろいろな情報を仕入れてきました。

 かれこれ7人くらいからお話をうかがったのですが、
 地元ではとても評価が高くて愛されている大学だということが
 よく伝わってきました。

 事前にフジノはインターネットでキャンパスの情報や
 大学の理念や学部学科の授業内容(シラバスですね)などを
 調べてはいたのですが、生の声にまさる情報はありません。

 お話をうかがった全員がとても愛着をもって
 『県大(けんだい)』と大学を呼ぶのを聴いて

 なんだかとてもうれしくなってきました。

 また、事前情報では、高校生たちの通学の時間と重なると
 大学方面への電車がかなり混むかもしれないとのことだったので
 早めの電車で移動したのですが、

 逆にフジノはちょっと早く出発しすぎて
 大学へも早くつきすぎてしまいました。

 でも、そのおかげで静岡県立大学の美しいキャンパスを
 じっくりと散策することができました。

 フジノが転職する前に働いていた映画会社・東宝の作品に
 本広克行さんが監督した『少林少女』という映画があります。

 この中で、敵のアジトへ向う主人公(柴咲コウさん)が
 すさまじい人数の敵の部下たちと激しいアクションを演じるシーンがあります。

 のぼり坂を走りながら同時に多くの人数の敵と戦うシーンを
 柴咲コウさんが演じきったことにプロ意識の高さを感じたものですが
 同時に、そのロケ地になった場所がとても印象的でした。

 その場所が、静岡県立大学なのですね。



 上の写真は正門をくぐったばかりの場所からです。
 この坂の両脇に、各学部の校舎が建っています。

 フジノが講義する校舎はすぐ目の前にある左の建物なのですが
 いちばん上まで坂を歩いていってみました。



 いちばん上まで来ると、こんな風になっています。
 映画ではここでのアクションシーンがとても印象的に撮影されていました。

 昨日お話をうかがった静岡の方々は
 みなさんが1度はこのキャンパスに
 ご家族などで訪れたことがあるとのことでした。

 芝生がきれいですし、建物はレンガ造りで眺めも素敵です。

 僕が散策していた時間も、学生ではない多くの方々が
 ここを通り抜けていっていました。
 とても地域になじんでいるキャンパスですね。



 上の写真は、坂のてっぺんからキャンパスを眺めたところ。

 さて、散策も終えて、ついに講義へ向かいます!


 (その2へつづく)


2009年12月14日(月)のフジノその2
● やってきました、静岡へ/静岡県立大学で講師をします

 明日は、朝いちばんで静岡県内で仕事なのですが

 (こないだのカフェトークに来て下さった津富先生の授業に
  ゲスト講師として参加してお話をさせていただくのですね


 新幹線に乗れない可能性の高いパニック障害もちのフジノ
 前日のうちに静岡県へ向かうことにしました。

 午後に行なわれた本会議(最終日でした)で
 かなりヘトヘトになっていたのですが

 なんとか必死に荷物をパッキングして
 新幹線の乗車駅である、新横浜駅へと向いました。

 フジノは今年、本当に新幹線に乗ることができなくて
 県外視察の他にも、和歌山や盛岡など
 この数ヶ月間で何ヶ所もの約束を断念せざるを得ませんでした。

 静岡駅へは新幹線に乗っている時間こそ40分なのですが
 連日の疲労と、この1年間の新幹線体験の空白によって、
 かなりの恐怖感が起こってしまいました。
 すごくキツかったです。

 もう本当に今後しばらくは完全に講演とかの依頼は
 お断りすることにしよう...。ムリだ。

 下の写真は新横浜駅で乗る新幹線が来た時のフジノです。
 とても表情がこわばっていますね。



 ツイッター上でたくさんの方々に励まして頂いたこともあって
 何とか今、静岡にたどりつくことができて
 この文章を書いているのですが

 本音は、本当につらかった...。それだけです(涙)

 下の写真は、静岡駅北口前です。



 静岡の駅前には、ちびまるこちゃんがキャラクターとして使われた
 観光キャンペーンがあらゆる場所にありました。



 今日は単に議案の採決だけをするような
 本会議最終日ではありませんでした。

 副市長人事案件についての質疑の為に
 原稿をずっと作成してきたり、睡眠不足の連続で迎えた今日でした。

 実際に行なった市長との質疑の結果にも
 フジノはかなりうんざりさせられていて
 (あまりにもひどい答弁でした)

 その引きづった気持ちを切り替えたかったことと
 新幹線によるダメージとを振り払いたかったことから
 ごはんを食べる為に外出しました。

 せっかく静岡まで来たのですが、
 フジノは観光に関心がほとんど無くて

 横須賀にいる時と同じで、ココイチでカレーを食べました。



 今は1時33分。

 明日の仕事の準備もまだ全く進んでいないので
 寝ないでがんばらなければ。

 下の写真は、宿泊先から見える静岡の夜景です。



 明日、全力でがんばって
 18才の学生たちにしっかりと想いを伝えてこようと思います。

 いや、その前に、ちゃんと起きれるか、
 とても不安です...がんばります。



2009年12月14日(月)のフジノその1
● 副市長2名がついに決定しました/本会議・最終日でした

 今日は、12月議会の最終日でした。

 12月議会で市長が提案した議案に対して
 『賛成』か『反対』かを本会議の場で最終決定をするのですね。

 10月以来これまでずっと不在だった
 2人の副市長についても、今日、決着が付きました。

 吉田市長が提案した2名が
 議会の賛成多数で選任されることになったのです。

 その選任の多数決(採決)の前に、

 フジノは市民のみなさまへお約束したとおり、
 『副市長人事』について
 5つの質問を吉田市長に対して行ないました。

 質問の全文はこちらをご覧下さい。

 5つの質問の中身を
 あえて一言で言うならば、

 『脱官僚』を叫び続けたあの市長選挙と
 今回の副市長人事(現役官僚2名)は矛盾していないのか?


 ということです。



 そのフジノの問いかけに対して吉田市長は

 「官僚とは、中央政府の省庁で働く役人のこと。
  市職員は官僚ではない。だから副市長に官僚を選んでいない。
  脱官僚とも矛盾していない」

 という主旨の答弁を行ないました。

 こんな答弁は、『詭弁』です。
 あまりにも馬鹿げています。

 提案された2名は、ともに『現役の官僚』です。

 企画調整部長と代表監査委員というのは
 誰がどう見ても『官僚』そのものです。

 市民のみなさまに「官僚って誰ですか?」と質問したとして
 いったい誰が「国の役人だけが官僚です」と答えるでしょうか。

 あまりに情けない答弁に、
 フジノは激しい失望を感じました。

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 あの激しい市長選挙の日々を思い返すと
 必死になって駆けずり回ったことが全てムダだったように感じます。

選挙最終日、最後の演説

 チーム雄人のメンバーには、1つのルールがありました。

 「マニフェストを読んでいない人間は、配ってはいけない!」

 これは、雄人自らが繰り返し僕らに言っていた言葉です。
 だからフジノは約束を守り続けました。

 いつもフジノはマニフェスト配りの先頭に立ってきましたから、
 市民の方々からたくさんの質問をいただきましたし、
 常に吉田雄人のかわりに
 それらの質問に答えられる必要もありました。

 だから、3つのマニフェストの全てをいつも常に身に着けて
 繰り返し繰り返し読んでいました。

 眠る時には必ず枕元において、何度も読みながら眠りにつきました。

 勝手連カーの中で、あるいは選挙事務所の中で、
 空き時間が少しでもあればマニフェストを
 繰り返し、精読しました。

 雄人本人よりもマニフェストを読み続けてきたかもしれません。
 (それは当選してからも今に至るまでずっと変わりません)

 市民のみなさまとの契約であるマニフェストを
 どんなことがあろうと忠実に守り続ける『番人』として
 フジノはこれまでもこれからもずっと存り続けることでしょう。

 3つのマニフェスト全てに『脱官僚』の言葉が
 繰り返し繰り返し、記されてあります。

 フジノはそれを実現することが使命だと今も固く信じています。
 何故ならば、市民のみなさまと選挙を通じて約束したからです。

 それなのに、今日の吉田市長との質疑では
 吉田市長自身から信じられない答弁が返ってきたのでした。

 官僚とは国の役人だけのことであり、
 副市長に現役の市職員を選んでも何の矛盾も感じない、と。

 脱官僚宣言とは、国の天下り市長だけが変われば
 それだけで達成されることがらだなんて...。

 そんなことを市民の誰もが
 あの選挙の時には思っていなかったはず。

 それを、こんな詭弁を使うなんてあまりにも情けない...。
 説明責任を果たしてすらいない。

 だからフジノは、副市長人事案に対して
 2つの議案(2名)ともに『反対』票を投じました。

 傍聴席にもインターネット生中継にもハッキリと見えるように
 『反対』を示す緑色の札を胸の前に掲げながら、投票箱に向いました。


● フジノは反対票を投じました/マニフェストを全力で守ります!

 2名ともに反対したのは、フジノだけしかいませんでした。

 けれども、フジノの判断は
 間違っていないと自負しています。

 あのマニフェストを毎日必死に読み続けてきたフジノにとって
 『脱官僚』とはこんな詭弁でごまかせるようなものではありません。

 最近の吉田市長は、市議会の多数派勢力との『妥協』の連続の中で
 マニフェストをくつがえすような事柄を
 説明責任さえ果たさずにやるようになってしまった。

 しかし、吉田市長本人以上に、フジノはあのマニフェスト実現の為に
 マニフェストの理念を徹底的に守り抜いてみせます。

 何故ならば、政治家が自らの選挙公約を捨てるということは
 政治家として絶対にあってはならないことだからです。

 もしも選挙公約を破るのであれば、
 徹底的に説明責任を果たさなければならないのです。

 絶対に守る。絶対に実現する。
 それができなければ、理解を求めて説明を徹底する。

 こうして政治家は市民のみなさまとの契約を果たすのです。

 そんな当たり前のことが今までの古い政治では
 全く守られてきませんでした。だから政治は信頼を失ないました。

 「政治家なんて誰を選んでも同じだ」と
 誰もが民主主義を信じないようになっていきました。

 フジノは「そんな現実を変えたい」と本気で考えています。

 その為には、徹底的に約束を守ることが
 まず何よりも大切なスタートだと信じています。当たり前のことです。

 だから、市長選挙で吉田雄人候補を応援した1人として
 市長がブレればそれを徹底的に批判しますし、反対します。

 あくまでも、市民のみなさまとの契約である
 マニフェストを守ります。

 市長選挙を通じて市民のみなさまに訴え続けた『脱官僚宣言』とは、
 今日、市長が行なった答弁のような
 筋の通らない言葉でごまかしてはいけない
 大切な約束だったはずです。

 だから、副市長人事2件に反対しました。


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 翌日の新聞を引用させていただきます。


 (2009年12月15日・朝日新聞・朝刊より)

 横須賀市議会/副市長人事に同意
 2ヶ月ぶりに欠員解消


 横須賀市議会の12月議会は14日、本会議が開かれ、
 副市長に市代表監査委員の沼田芳明氏(61)と
 市企画調整部長の広川聡美氏(58)の人事案が同意された。

 吉田雄人市長が2度にわたり内々示段階で取り下げ、
 10月から欠員が続いていた副市長人事がようやく固まった。

 吉田市長は市長選で支援を受けた
 市職員OBの選任を目指していたが、市議会の反対を受けて断念。

 今回同意された2人は
 市議会や経済界などから後押しを受けた人選だったが、
 すんなりとは決まらなかった。

 市長選で吉田市長を応援した藤野英明議員(無会派)は

 「脱官僚を市長選のテーマにしたのに矛盾はないのか」
 「必ずマニフェストを実現できるのか」

 などと質問。

 吉田市長は

 「官僚とは中央政府の官僚。市職員を官僚と考えていない。
  副市長2人にはマニフェスト実現が使命であることを確認させて頂いた」

 などと答えた。

 井坂新哉議員(共産党)は
 原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の横須賀配備をめぐり
 担当部長だった広川氏の同意に反対を表射。

 一方で、上地克明議員(ニューウイング横須賀)は

 「担当者として外務省、米軍と密に関係を取りながら調整にあたった」

 と賛成した。

 記名投票による採決の結果、2人とも賛成多数で同意された。

 一方、本会議では
 一般議案2件が1964年10月以来、45年ぶりに否決された。

 否決されたのは
 市立看護専門学校授業料と入学検定料を引き上げる条例改正案と
 副市長車リース契約の中途解約に伴い約438万円の賠償金を支払う
 2件。

 マニフェストとの整合性や効果を疑問視する声が上がっていた。

 (川上裕央)
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 (引用終わり)


 (2009年12月15日・神奈川新聞より)



2009年12月12日(土)のフジノ
● 進化する『自死遺族の支えあいの会』をご利用くださいませ!

 大切な方を自殺によって失なったご遺族の方々に
 ぜひご利用いただきたいという想いで
 横須賀市では『自死遺族の支えあいの会』を開催しています。

 これは全国の中核市で初めての動きでした。

 この『自死遺族の支えあいの会』を
 より良い場へとさらに充実させていく為に

 自死遺族支援に定評のある『NPO全国自死遺族総合支援センター』
 12月と2月の、2回の開催を委託しました。

 「何故に2回だけ?」

 と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

 この委託は、9月議会で可決された補正予算の中の
 自殺対策推進事業で実施されているのですね。

 補正予算は、この年度中の予算なので
 2009年度の開催が決定している2月までの会の予算です。
 そこでこの2回を委託するという形になっています。

 (今後どうするか、つまり、この2回だけで終わりにするかどうかは
  来年度予算案の査定の過程で決まっていきます)
                            

● 全国自死遺族総合支援センターに委託を開始しました

 さて、12月の『自死遺族の支えあいの会』に
 『NPO全国自死遺族総合支援センター』から2名の方が
 横須賀に来て下さいました。

 なんと、ファシリテーターとして
 代表の杉本脩子さん自らが来て下さいました。



 杉本さんは長年にわたる活動によって
 本当に高く評価されている方です。

 内閣府が設置した『自殺対策推進会議』のメンバーであり、
 政府に対して直接に提言もなさってこられましたし、

 神奈川県が設置した
 『かながわ自殺対策会議』のメンバーでもあります。

 杉本さんとフジノは様々な活動を通じて面識があるのですが
 まさか杉本代表自らが横須賀へ来ていただけるとは思いもよらず、
 とても驚きつつも、とてもうれしかったです。

 これまでも横須賀市の『支えあいの会』は
 しっかりと地道な活動を続けてきましたが
 さらにより良い場へと高めていく為に、絶え間なく努力を続けていきます。

 どうかご遺族のみなさま、この機会に
 ぜひ『支えあいの会』をご利用ください。

 これからもどうかよろしくお願いします!



2009年12月11日(金)のフジノその2
● がんばれ、アンダー18!/『FARU18』

 今夜は、虎ノ門にある『スワンカフェ&ベーカリー赤坂店』へ。



 昨年11月にフジノをインタビューして下さった
 中高生部活マガジン『HERO INTERVIEW』の製作者である
 小山さんから、集まりへのお誘いを頂いたのです。

 (フジノのインタビューが掲載されているコーナーはこちら

 小山さんはフジノの1才年上で、まさに同世代です。
 私財をはたいて、中高生を応援する活動を繰り広げています。

 取材の間、フジノはその小山さんの活躍をお聴きして、
 小山さんこそ取材を受けるべき人だよな、と感じたことを覚えています。

 当時はまだインターネットマガジンしか無かったのですが
 (それでもすさまじい活躍ぶりです)

 小山さんは

 「必ず紙媒体でも発行したいんです」

 と目標を語ってくれました。

 インターネットは印刷費用がかかりませんが
 紙を使うと印刷費用がぐっとかかってしまいます。

 けれども、インターネットと紙媒体の両方を駆使してこそ
 伝えたい情報はより届きやすくなるのですよね。

 フジノはお話をうかがいながらも
 紙媒体のコストを考えると
 実現までにまだまだ時間はかかるのかもしれない、と思いました。

 しかし!

 その後1年間のうちに、フリーペーパーの発行を実現して
 すでに2号まで発行しているのでした。本当にすごい、小山さん。

 それが

 『FARU18〜中高生がつくる中高生のためのアートフリーペーパー』

 です。

 (下の画像が1号です)


 (下の画像が2号です)


 今夜は、『FARU18』の制作を
 実際に行なっている学生たち(今夜は全員が高校生でした)と
 サポートをしてくれている大人たちが集まりました。

 学生たちにお話を聴かせてもらったのですが

 作品の制作にかける情熱が強いのは当然のことですが、
 企業まわりの営業活動をかなり熱心に取り組んでいたり、
 とても気合いが入っている様子が伝わってきました。

 (左端が小山さんです)


 すでに4号まで発行に向けた準備が進んでいて
 これから先もどんどん順調に行ってほしいなあと思いました。

 夜の虎の門での集まりということで
 この場所への学生たちの参加は少なかったのですが

 『FARU18』に関わっている学生たちの数は
 いい感じで増えているそうです。

 当たり前ですが、サポートしている大人たちは
 みんな日常の仕事をしながらのサポートです。

 仕事の合間を縫って、
 学生たちの夢や目標の為にサポートをしています。

 何故こんな1円もならないことに
 わざわざ大人たちは協力するのか?

 そもそも小山さんは何故あえて私財をつぎこんで
 中高生を応援しているのか?

 そんな疑問を持つ方々もいるかもしれません。



 その答えはもしかしたら、
 かつて将来に大きな希望と夢を抱いていた僕たち自身の姿を
 学生たちを通して再び見つめることができるから、なのかもしれません。

 学業に部活動にアルバイトに様々な活動に励みながら
 こうした学校の外での新たな取り組みにがんばっている姿は

 フジノから見ても、とてもうれしくなるものです。

 一生懸命になっているアンダー18の姿に
 こころが震えるように感じる瞬間が確かにあります。

 がんばれ、アンダー18!

 どうか、多くの方々の応援がありますように。

 僕たちの世代は僕たちの世代が成すべきことを
 これからも全力で果たしていこう。

 わずか1時間だけの参加だったのですが
 帰り道、虎の門駅までざんざん降る雨の中を歩きながらも
 気持ちはとても前向きになることができました。

 小山さん、ありがとうございました。
 『FARU18』、これからも発行がんばって下さいね!

 学生のみなさんも、大いに暴れまくって下さい!
 楽しみにしています!



2009年12月10日(木)のフジノ
● 市職員による駅頭での広報配布に6割の市民が否定的/神奈川新聞

 (2009年12月10日・神奈川新聞より)

 横須賀市長の選挙公約/市職員の広報紙駅頭配布
 6割の市民が否定的

 横須賀市が、市民を対象に実施した
 広報紙に関するアンケートの結果がまとまった。

 吉田雄人市長は市長選の際、
 市職員が駅頭で広報紙を配布することをマニフェスト(選挙公約)に掲げていたが、

 「駅頭配布によって市役所への親近感や信頼感が生まれると思うか」

 との問いに対し、6割の市民が否定的な考えであることが分かった。
 (岡本 晶子)

 アンケートは無作為抽出した市民2千人に郵送したほか、
 公共施設の窓口やウェプ上でも意見を募った。

 回収数は3,297件。
 設問は計19間。

 市民が市の情報を入手する方法としては、
 「広報よこすか」(毎月1日発行)がトップ。

 「市からの情報発信は現在の方法で足りているか」との問いには、
 「十分」「まあまあ」を合わせ、7割が「足りている」と回答。

 「広報よこすか」と「お知らせ版」(毎月25日発行)の
 それぞれの情報量については8割の人が「ちょうど良い」と感じる一方、
 広報紙の発行回数は「月に1回」が適当と答えた人が7割に上った。

 広報紙の配布方法については、
 「町内会・自治会による配布」が最適との回答が最も多く43%。

 「現状通り(@町内会による配布A新聞折り込み、新聞未購読世帯への郵送−の併用)」は
 24%。

 「ボスティング」も13%あった。

 吉田市長がマニフェストで「すぐやる」と宣言していた
 駅頭での広報紙配布だが、

 「市役所への親近感が生まれると思わない」は29%で、
 「あまり思わない」も31%。
 一方、「少し思う」14%、「そう思う」9%だった。

 市広報課は

 「今回の結果を踏まえ、今後の広報紙の在り方を検討したい」

 と話している。

 (引用終わり)
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