まちの政治家は、こんなことしてます


2009年2月6日(金)のフジノその1
● 自治体ファイナンス研究会で、発表しました

 今日は夕方から横浜・保土ヶ谷で
 『かながわ自治体ファイナンス研究会』に参加しました。
 本日で、第3回目です。



 フジノは第1部には参加できずに
 第2部から参加しました。

 遅刻した理由は、この第2部での『発表』に向けて
 必死になって資料を作成していたからです。

 そうなんです!

 なんとフジノが発表をさせていただきました。

 第2部は『予算議会、ここが課題!』というタイトルで

 3名の議員(県議・横浜市議・横須賀市議)が
 「予算議会を直前に控えて、現状の課題と在るべき姿について語る」
 というものでした。

 発表者となったのは、

 神奈川県議会議員の松崎淳さん(無所属)、
 横浜市会議員の鈴木太郎さん(自由民主党)
 横須賀市議会議員のフジノの3名です。



 上の画像の、左が鈴木太郎さん、右が松崎淳さんです。

 事例発表の後、『かながわ自治体ファイナンス研究会』の
 講師陣のみなさまがコメントをしてくれました。



 この講師のみなさまも豪華メンバーで
 写真の左側から

 ・有藤正道さん
  (早稲田大学マニフェスト研究所自治体ファイナンス部会・会長
   株式会社トップ・フェローズ代表取締役)

 ・黒石匡昭さん
  (新日本監査法人パブリック・アフェアーズ事業部・シニアマネージャー)

 ・前葉泰幸さん
  (デクシア クレディ ローカル銀行 東京支店・副支店長)

 民間企業や金融機関や監査法人の
 第一線で活躍している方々です。かなり最強の布陣です。


● 市長の予算案に、議会は『対案』としての修正案を出そう!

 3名の議員はお互いにうちあわせることは無く
 それぞれが独立して個別に発表をしたのですが

 発表を順番に聴いていくとまるでうちあわせたのかのように
 1つのストーリーが完成していました。

 トップバッターとして松崎淳さん(神奈川県議)が説いたことは

 ・予算案をただ1つ1つの細かな『取り組み』レベルで見るのではなく、
  大きな『政策』の観点から、議会では論じていくべきだ


 というものでした。

 行政の予算案というものは、

 もともと各部局(各課・各班)から提案された

 「これを来年度予算案として入れたい」

 という『取り組み』を1つずつ積み重ねていったもので、
 どうしても『タテ割り』なものになりがちです。

 それに対して議会側は、

 「このまちはどんな将来をめざしているのか」

 という理念やビジョンに基づいた『政策』の観点から
 個別の取り組みだけにとらわれず、大きな視点で審議していくべきだ

 と松崎さんはおっしゃったのですね。

 『タテ割り』行政の弊害を打ち破れるのが
 部局を超えて全てを横断的に見ることができる視点の存在です。

 議会にはこの視点こそ必要である、
 というのはまさに同感でした。

 続いて、鈴木太郎さん(横浜市議)が説いたことは

 ・議会とは、ただ市長から出された原案を
  そのまま『可決』するだけの場ではない。
  『審議』するだけではなく、『修正』という権能がある!


 というものでした。

 全く同感です!

 市町村長・都道府県知事が提出した議案を
 何時間もかけて議員たちがいくら激しく議論したとしても
 結局、最後はみんなが『賛成』して終わり、

 そんな全国の市町村議会の現状は明らかに間違っている、
 こうした現状が国民から『議会不要論』として批判を招いている、
 とフジノは考えています。

 最後に発表に立ったフジノは、

 ・2004年の予算議会で、実際に起こしたアクションを発表しました。

 美術館建設みなおし問題で市民のみなさまから
 6万5000名を超える見直しを求める署名が寄せられたにも関わらず

 そうした市民のみなさまの声を完全に無視する形で
 ついに2004年の予算議会で沢田市長から提出された
 建設費の予算案に対して

 「その全額を予算から減額すべきだ」

 という『予算の組み替え動議』を提案しました。
 (提案者:吉田雄人議員、賛成者:一柳議員・原島議員・フジノです)



 本会議や常任委員会で、
 いくら市長・行政側を批判する質疑をくりかえしても

 最後に『賛成』か『反対』かを採決する時に
 『反対』票を投じるだけでは足りません。

 市長側が提案した予算の『原案』に対して
 市議会側が『対案』としての『修正案』を出すべきです。

 それが、これからの予算議会の在るべき姿であり、
 政策本位の議論の
 その決着の在るべき姿です。

 そうフジノは主張しました。



 政策的な議論の結果としては
 今回の動議では不十分だとフジノは考えています。

 本来ならば、予算案から美術館の建設費をマイナスした分を

 「具体的に別のどのような政策に使うべきなのか」

 という、フジノたちなりの
 政策の優先順位に基づいた修正案を提案すべきだったと思います。

 しかし、あえて今回の『組み換え動議』では、
 「建設費を全額カットすること」としました。

 何故、「全額カット」としたのか。

 それは、いったん全額をカットした上で
 新たに市民のみなさまと政策の優先順位を
 さらに議論がしたかったからです。

 もちろん、

 「全額カットならば、他の市議会議員も賛成しやすくなる」

 という戦略的な意味合いもありました。



 こうして、3名の発言が終わりました。

 講師陣のコメントもとても好意的なもので、

 「政策重視の新しい議会の在り方が見えてきた」

 とのありがたいお言葉をいただきました。

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 研究会の終了後、
 マニフェストを掲げて議長選挙を勝ち抜いた
 『闘う議長』として有名な松田良昭さん(前・神奈川県議会議長)が
 フジノに歩み寄って話しかけてくれました。

 「フジノさん、組み換え動議のお話、とても良かったですよ」

 「松田議長、ありがとうございます!

  でも、すでに神奈川県議会では県知事の原案に対して、
  議会側の修正案が日常的に出されていることを
  いつもうらやましく拝見しています!」

 「おお、そうなんだよ。実は...(以下略)」

 「アドバイスをありがとうございます。
  横須賀市議会も神奈川県議会をお手本に
  もっと活発な議会になれるようにがんばります!」

 神奈川県議会の活性化に力を尽くして
 全国にその名がとどろいている松田さん(前県議会議長)と

 「いつかはお話をできれば」

 と、かねてからフジノは願っていましたので
 このとても貴重な機会に恵まれたことに感謝しました。

 松田・前県議会議長、本当にありがとうございました!

 ●

 『かながわ自治体ファイナンス研究会』のみなさま、
 そして、フジノを発表者として選んで下さった事務局のみなさま、
 本当にありがとうございました。

 これからも財政・金融に強い政治家をめざして
 もっともっと切磋琢磨していかれるように努力していきます。



 (後日談)

 2月8日の神奈川新聞が、
 なんと2面でこの記事を掲載してくれました。

 (2009年2月8日・神奈川新聞より)

 こういう勉強会って、スタートは注目してもらえても
 2回目、3回目、と回数を重ねていくと

 マスメディアはとりあげてくれないのが
 いつものことなのですが

 こんな地味な勉強会が
 ずっと注目してもらえていることに感謝です。



2009年2月5日(木)のフジノその2
● 内閣府の講習会&意見交換会へ

 今日は、東京・麹町の厚生会館へ。

 内閣府が主催する

 『自死遺族のための分かち合いの会を運営している
  民間団体などのための講習会&意見交換会』


 に参加しました。

 約90名の定員でしたが、全国から集まった熱意ある方々で
 会場はぎっしりと完全に満席でした。

 最近また体調が悪いフジノなのですが、
 内閣府自殺対策推進室のみなさんをはじめとする
 たくさんの全国の同志&仲間であるみなさんと久しぶりに再会できて、
 とてもうれしかったです。

 ほとんど休憩なしで4時間びっちりのプログラムはこちらです。
 前半は6つの講義、
 後半は参加者全員が小グループに分かれての
 密度の濃い意見交換会でした。

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 1.内閣府自殺対策担当参事官の加藤久喜さんの講演
 (配布資料はこちらをご覧下さい)

 日本の自殺対策についてのこれまでとこれから、
 特に自死遺族支援に焦点をあててお話してくれました。


 続いて、内閣府の主催によって
 全国で研修会を行なってきたのですが

 実際の運営を行なってくれた2つの団体から
 研修を終えてのお話がありました。

 2−1.自死遺族ケア団体全国ネット・事務局長の藤井忠幸さんの講演
 (配布資料はこちらをご覧下さい)

 藤井さんからは、

 「4年前からこうした講習を開催してきたけれども
  参加してくれる方々の属性について
  ここ数年は、傾向に違いが出てきた」

 という、お話がありました。

 また、多様化してきた自死遺族の支援体制を
 どうこれから充実して、より質の高いものにするかということが
 今後の課題ではないか、とお話してくれました。

 この問題意識は、フジノも全く同感です。

 専門家が司会や進行をつとめる形の『支援グループ』だけでなく
 自死遺族のみでファシリテートしていく『自助グループ』が
 全国的に増えてきました。

 これは本当に望ましい状況に変化してきたのですが、
 残念ながら、両者が対立しているような地域もいくつかあります。

 どちらも同じ『目標』を目指しているのですから
 その実現に向けた『手段』の違いによって
 対立しては絶対にダメです。

 むしろ、選択肢が広がったことをみんなで喜ぶと共に
 意見交換や交流を繰り返していくことで

 お互いの在り方の違いをお互いに知ることで
 いちばん困っている状況にある方が
 状況に応じてどちらも選択できるようにしていかねばなりません。


 2−2.全国自死遺族総合支援センター幹事・西田正弘さん

 西田さんからは、研修を終えた意義として
 これらのことがあるのではないかとお話がありました。

 ・内閣府が主催をして10ヶ所をやってくれたということ。

 ・かつ内閣府の職員が必ず研修の現場にいてくれたこと。
  時にはグループワークに入ったり、遺族と語り合ったりしたこと。

 ・研修プログラムに対する率直な反応をもらえたこと。
  それによって次回にフィードバックできる。

 ・参加した方々の横のつながりが少しできた。

 さらに、『課題』としてこれらのことを挙げてくれました。

 ・研修の対象が多様化してきたことに応じた研修も必要ではないか。

 ・遺族の方々だけが参加できる研修会
  (研修というのがふさわしいかどうか分からないが)も
  あってもいいのかもしれない。

 ・行政の主担当になる方に限定をした研修といった
  きめの細かさも必要になるのではないか。

 ・何よりも、『遺されたこどものケア』という視点での声が
  残念ながらほとんど聞こえてこなかった。
  自分からは分かち合いの場に行くことができないような
  幼稚園・小中学生などのこどもたちへの支援を確立すべきではないか。

 これらのことをお話して下さいました。
 西田さんのおっしゃる課題の、特に最後の部分については
 まさにそのとおりだと痛感させられました。

 日本の自殺の傾向を見ると、
 ご遺族としてのこどもたちの『低年齢化』が進んでいると言えます。

 幼稚園・小中学校時代に
 大切な人を自死で失ったこどもたちのポストベンション(事後対応)は
 フジノの中でもかなり盲点になっていました。

 親御さんへの支援だけでなく、さらなる支援の在り方を
 フジノなりに研究して対応できる体制作りを考えたいと思います。


 3.自殺予防総合対策センター・自殺対策支援研究室長の
 川野健治さんの講演

 (配布資料はこちらをご覧下さい)

 川野さんは、『地域における自死遺族支援の現状』として
 2000年の調査と
 2006年の調査との比較をつうじて
 自死遺族支援がどのような現状であるかを浮き彫りにしました。

 そんな中で、先に2−1と2−2の講演でも出てきた
 「意見交流の場が無い」という結論が
 川野さんのお話の中でもやはり出てきました。

 自死遺族の分かち合いの場は
 全国に少しずつ増えてきましたが

 それらの団体同士がもっと交流できる場を作ることが
 これからは本当に必要になっているのだと思います。

 (その意味で、今日行なわれた第2部の意見交換会は
  ものすごく充実したすごく良い機会になりました)


 4.横浜市こころの健康相談センター長の白川教人さんの講演
 (配布資料はこちらをご覧下さい) 

 単にお隣のまちであるというだけではなくて
 個人的にも日本自殺予防学会やいろいろな機会でお会いする
 白川先生のお話を改めてお聞きすることができて
 とても参考になりました。

 白川先生からは横浜市の取り組みについて
 お話をしていただきました。

 横浜で行なわれている自死遺族の分かち合いの会は
 フジノとしては横須賀にもお手本にすべき点がたくさんあります。

 横須賀市が開催している『自死遺族の支えあいの会』には
 参加したけれども1回でやめてしまった方が

 横浜市の分かち合いの会には
 継続して通っている、というお話を聴いたことがあります。

 単に「地元での分かち合いの会には出づらい」ということだけではなく、
 参加者の方々の声に積極的に耳を傾けて会を運営している
 その姿勢はもっと横須賀も見習わなければいけないと思います。


 5.関西国際大学の渡邊直樹さんの講演
 (配布資料はこちらをご覧下さい) 

 渡邊先生は青森県の自殺対策を積極的に進めてきた方でして、
 フジノにとっては今でも渡邊先生には青森県のイメージが
 強く残っています。

 現在では大学の先生になってしまいましたが、
 自殺対策への想いは全くかげることがないようです。

 今日の講演では2つの大衆化の必要性を
 渡邊先生は語ってくれました。

 1.『傾聴・共感』の大衆化

 2.『うつ病の知識』の大衆化

 この2つのことを誰もができるようになることこそ、
 大きな自殺予防対策につながっていく、というお話でした。

 (第2部の意見交換会については
  その3へ続きます)



2009年2月5日(木)のフジノその1
● カフェトークでのうれしい再会/Aくん

 昨夜はカフェトーク(第158回)でした。

 全ては参加者のみなさまのおかげなのですが、
 最近どんどんカフェトークが
 良い形になっていっているのを感じます。

 もともとカフェトークは千客万来ですが
 他県・他市の方々の参加がますます多くなりました。

 フジノは、カフェトークのお客さまが
 横須賀市民であろうとなかろうと全くこだわりがありません。

 想いを同じくする方であれば、
 世界中どこの国の方でもこころからウェルカムです。



 いつでも誰でも自由にお気軽にいらして下さいませ。

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 今日は、とてもうれしい再会がありました。

 2007年4月4日のカフェトークに来てくれたAくんが、
 2年ぶりにカフェトークに訪れてくれたのです。

 直接にお会いしたことはわずか2回しかありませんが
 彼の特攻精神を忘れたことはありません。

 (もう1回は、2008年3月8日に横浜で行なわれた
  精神保健福祉のシンポジウム会場でした)

 彼自身が統合失調症にかかりつつも
 社会福祉系の大学に進学して、
 精神保健福祉士の資格を取得する為に学んでいます。

 ずっと彼のブログは毎日チェックしていたのですが
 ここ数ヶ月は途切れていたので、とても気になっていました。

 現在では、NPO法人をたちあげて
 NPO法人シルバーリボンキャンペーン横浜という活動をしているとのこと。



 シルバーリボンは、フジノもかれこれ6年以上、
 毎日必ず胸につけているバッジですね。

 脳の障がいに対する偏見・差別・スティグマを無くそう!

 というのが、シルバーリボンに込められた
 僕たちの願いです。

 実はフジノは、神奈川県でこれを広める担当者なのですが
 この数年間は全く活動をしていません...。

 そんな中、AくんがNPOをたちあげてくれて
 かなり積極的な活動を行なってくれていることは
 大きな励みです。

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 ところで、昨夜のカフェトークに参加してくれた1人が
 某企業でNPO・NGOに寄附を行なっている部門の方で

 現在の寄附先に疑問を感じていて

 「大きくて有名なNPO・NGOではなくてもいいから
  本当に有効に寄附を使ってくれるところを探している」

 というお話をしていたのです。

 そこで、フジノ的には横須賀市内でがんばっている
 児童養護施設や母子生活支援施設などのことをお話したのですが

 (市がもっと支援すべきなのですが、まだ足りないと感じています。
  だから、民間企業から寄附がいただけるならば
  ぜひそうした活動にもっと支援が欲しいと痛切に願っています)

 NPOを運営しているAくんもまた
 一生懸命にプレゼンをしていました。

 カフェトークは22時で終了なのですが
 会場であるRRROOMにご協力いただいて

 3人で、23時半を過ぎても居残って
 日本の福祉や精神保健について
 いつまでもいろいろなことを語り合ってしまいました。

 こういう方々がふらりと立ち寄ってくれるのが
 カフェトークの『場』としての魅力だなあと
 改めてフジノは実感しました。

 Aくんをはじめ、参加者のみなさま、
 昨夜もありがとうございました。


● シルバーリボン運動にぜひご協力を!

 さてさて、シルバーリボン運動のご紹介です。

 もう6年もフジノの左胸には
 どのスーツの時にも
 どんな時でも
 必ずシルバーリボンが輝いていました。

 あまりにも当たり前の光景になってしまったので
 今では誰にも尋ねられなくなってしまったのですが

 ピンクリボンやイエローリボンなどと同じく
 とても重要な願いが込められたリボンの1つです。


   ↑
 (新品はピカピカですね!)

 ぜひみなさまも付けてみてください!

 お求めになりたい方は、
 ぜひNPOシルバーリボンキャンペーン横浜までお願いします。



 さらに、Aくんからポスターもたくさん預かっているので
 ご協力いただける方にはお渡しします。

 さっそくフジノ事務所の窓にも貼りました。

 さらに、こんなTシャツもあるんですよ〜。
   ↓


 (これは非売品だそうです)

 精神障がい、発達障がい(知的障がいを含みます)、
 高次脳機能障がい、その他にもたくさんの脳の障がいがあります。

 ただ単に、脳に起因する障がいがある、というだけのことで
 社会から理不尽な差別・偏見・スティグマを受けるのはおかしいです。

 それを無くすのがシルバーリボン運動の理念です。

 もしもこれに共感してくださる方は
 それを外に向けてアピールする上で
 シルバーリボンのピンバッジはクールでオススメです。

 ぜひご協力くださいませ。



2009年2月4日(水)のフジノその3
● 横須賀をおもしろくする会の収支報告書を提出しました

 夕方から、神奈川県庁に行ってきました。

 『藤野英明と横須賀をおもしろくする会』収支報告書
 県の選挙管理委員会に提出する為です。

 これは毎年提出する義務があるのですが
 フジノは忙しさにかまけて
 07年分を提出し忘れていました。

 そこで、いっきに2年分(07年分08年分)を提出してきました。

 この場所での写真も
 毎年恒例になりましたね。

 ちなみに前回は
 こちらですね。

 フジノは政治家としてのおカネの動きを全て
 市民のみなさまに全てオープンにしたいと考えています。

 そこでこのHPにも、『政治とカネ』のコーナーを作っていて
 政治家フジノのおカネの動きが全てオープンにしてあります。

 よく尋ねられる質問に

 「政治家になるには、多額のおカネが必要なのでしょうか?」

 というのがありますが、
 フジノのこのコーナーを見てもらえれば
 その答えは「ノー」だということがお分かりいただけるはずです。

 例えば、『横須賀をおもしろくする会』の
 08年末の残高なんてわずか2円だけですからね〜。

 設立した時にもこのHPには書いてありますが
 こういう政治団体をつくろうがつくるまいがカンケーなくて

 横須賀をおもしろくする為の活動は
 いつだって全力で毎日やっている訳ですね。

 おカネをかけるよりも
 知恵をふりしぼって楽しいアイディアを生み出すことと
 たくさんの人たちが自ら行動するということの方がむしろ大切です。

 政治家として本当にありがたいことなのですが

 フジノのまわりには
 いつも笑顔ですごいことをガンガンやってる
 とても素敵な人たちがいてくれて

 だから、政治家としていちいちおカネなんてかけなくても
 いつもアイディアがあふれていて、楽しいことがたくさんあって、
 すごく恵まれているなあと感じます。



 そういう人々の存在がまわりにいない人たちはきっと
 政治におカネをかけざるをえないんだと思います。

 フジノの最大の資産は、素敵な仲間たちの存在です。
 おカネをいくら払っても絶対に買うことができない、素晴らしい人たち。

 すごくフジノは恵まれているなあと
 つくづく感じています。

 みんな、ありがとう!



2009年2月4日(水)のフジノその2
● フジノの怒りが報道されました/市の対応もファームと同レベルに落ちた

 (その1から続いています)

 神奈川新聞の社会面いっぱいに報じられた

 『長井海の手公園「ソレイユの丘」』の運営をしている
 (株)横須賀ファームが2年間にわたって
 野菜パックなどの消費期限をごまかしていた問題ですが

 この問題を追い続けてきた政治家として
 フジノがインタビューを受けました。

 市の最終報告を読んで、フジノは怒りました。

 これまでは(株)横須賀ファームのウソの報告のせいで
 横須賀市側はあくまでも『被害者』でした。

 被害を受けた側として、蒲谷市長は
 「指定管理料の減額も視野に入れている」ことを
 12月議会でフジノの一般質問に対して、公式に答弁していました。

 しかし、最終報告書を読む限りでは
 そうした処分は全く行いません。

 あくまでも(株)横須賀ファームの「改善に期待する」といった
 改善に向けた強制力ゼロの
 情けない対応に後退してしまっています。

 これを読んでフジノははっきりと、

 横須賀市は(株)横須賀ファームをかばっている

 と感じました。

 ここに至っては、もはや「横須賀市も同罪だ」と言わざるをえません。

 何故、横須賀市はファームをかばうのか。
 こどもたちの安心・安全よりも、いち企業を守るのか。
 そんな市の姿勢は絶対に許せない。

 この姿勢は、あまりにも問題です。

 もちろん2月中旬からスタートする予算議会でも
 厳しくフジノは追及せざるをえません。


 以下、神奈川新聞の記事の続きです。

 (2009年2月4日(水)・神奈川新聞より)

 画像では記事が読めない方の為に
 全文を引用いたします。

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 処分「甘過ぎる」市議から批判の声
 専門家は法の不備指摘


 産地偽装など、食の安全・安心を揮るがす事件が相次ぐ中で
 発覚した「長井海の手公園(ソレイユの丘)」のラベルはがし問題。

 市は指定管理者の横須賀ファームに業務改善勧告を出し、
 この問題に区切りをつける方針だ。

 しかし、蒲谷亮一市長は年間4億円に上る
 委託料の減額の可能性も示唆していただけに、

 市の処分に批判の声も上がっている。

 一方で、今回のケースは現行法には抵触せず、
 専門家は「法の不備」を指摘している。


 ▼卜ーンダウン

 「市が踏み込んだ調査をしたことは評価するが、
  結論は甘過ぎるとしか言いようがない」。

 昨年12月の市議会でこの問題を追及した
 藤野英明市議(無会派)は怒りをあらわにする。

 蒲谷市長は同社の当初説明と異なる事実が判明した場合、
 委託料を減額する可能性もあるなどと答弁していたが、
 最終的には業務改善勧告を出すにとどまった。

 「ソレイユの丘は子どもたちも大勢訪れる施設で、
  利用者を欺く行為は許されない。

  市の処分は当初よりトーンダウンしたが、
  なぜ同社をかばうのか。
  疑念を抱かざるを得ない」

 と藤野市議。

 いまだ公の場に出て謝罪することのない
 同社の姿勢にも疑問を投げ掛ける。


 ▼抜け穴だらけ

 「利用者の安全を度外視し金もうけに走った結果だろうが、
  今回のケースはJAS法や食品衛生法の違反に当たらない。

  法律が抜け穴だらけであることが露呈した」

 と指摘するのは、食品問題評論家の垣田達哉さん。

 現状では、スーパーや百貨店などと異なり、
 飲食施設などには消費期限表示の義務はなく、
 両法には抵触しない。

 しかし、垣田さんは

 「健康被害が出てからでは遅い」

 と強調。

 「両法はあいまいな表現が多い。

  食品表示法の審議が中断しているが、
  消費期限切れの商品を提供した場合は
  即座に違反と明記すべきだ」

 と訴えている。

 (岡本 晶子)
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 引用、終わります。



2009年2月4日(水)のフジノその1
● 社会面いっぱいに「ソレイユの丘」問題が報道されました(神奈川新聞)

 けさの神奈川新聞では、社会面(テレビ欄の裏ですね)いっぱいに

 『長井海の手公園「ソレイユの丘」』の運営をしている
 (株)横須賀ファームが2年間にわたって
 野菜パックなどの消費期限をごまかしていた問題について報道しました。

 記事の画像はこちらです。

 一般的に、新聞でいちばん読まれるのはテレビ欄なのですが
 そのすぐ裏の『社会面』は2番目によく読まれる場所です。

 そこで、「社会面にある記事を載せる」というのは

 その新聞社がその問題を強く重視している、
 読者のみなさんに読んでいただきたいと強い想いを持っている


 という、無言のメッセージでもあります。

 『ソレイユの丘』の運営を市から委託されている
 (株)横須賀ファームが企業ぐるみで消費期限をごまかしてきた問題を
 昨年からずっと追い続けてきた政治家として

 この神奈川新聞の姿勢をとてもこころ強く感じると共に

 改めて、『長井海の手公園「ソレイユの丘」』を訪れる
 たくさんのこどもたちを守る為にも

 もっともっと全力で問題を追及していく決意を固めました。


 (2009年2月4日(水)・神奈川新聞より)

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 指定管理者に初の勧告
 ソレイユの丘ラベルはがしで横須賀市が最終報告


 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」
 野外バーベキュー施設で、

 市が指定管理者に選定している「横須賀ファーム」の従業員が
 真空パック野菜の製造日ラベルをはがしたり、
 消費期限切れの野菜を提供したりしていた問題で、

 市は3日、同社に業務改善勧告を行うなどの
 最終報告を発表した。

 市が指定管理者に勧告を行うのは初めてという。

 報告書によると、市は、2007年5月から08年7月の間、
 ラベルはがしが繰り返し行われていた事実を確認。

 会社が指示したという確証は得られなかったが、
 複数の従業員が同社に対する不満を述べており、

 「今回の問題発生の遠因と思われる」

 と分析している。

 同社は当初、

 「ラベルはがしは1回限り」

 などと市に報告していたが、結果的に異なる事実が判明した。

 報告書では

 「市民や利用者らに対する説明責任を怠るなどの姿勢は問題」

 と指摘。

 総合的に判断し勧告を行うことを決めたとしている。

 同社の笹本猛専務は

 「今後このような事態が発生しないよう
  管理体制の強化に努めたい」

 とコメントしている。

 (引用、終わり)

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 本当の記事は、社会面いっぱいの大きなものなので
 2つに分割して、次回のこの活動日記に続きを掲載しますね。


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