まちの政治家は、こんなことしてます


2009年3月4日(水)のフジノその2
● 定額給付金の問題点、特に「DV被害者の方々へ届かない」

 今日は、予算議会の本会議(5日目)でした。

 昨日の本会議にて
 蒲谷市長から追加で提案された補正予算案

 『定額給付金』『子育て応援特別手当給付』
 合計70億4515万4000円

 を取り扱いました。

 まず朝10時から「総務・民生常任委員会」での審議と採決、
 続いてお昼13時から「本会議」での採決、と
 わずか1日だけの審議で採決されてしまいました。

 昨日も書きましたが、70億5000万円もの税金を
 こんなにもあっけなく決定して良いのか、フジノは強く疑問を感じます。

 国会で定額給付金が話題にあがるようになってから
 フジノは市民の方々の生の声を
 ずっと聞かせていただいてきました。

 そして、定額給付金には『反対』する、と決心していました。

 それでも、きちんと質疑を行なって
 おかしいところは正していくべきなのです。

 フジノは審議を担当する総務常任委員会に所属していなかったのでえ
 そこで、委員会での質疑を傍聴しました。

 傍聴して分かったことは、市町村レベルでは解決できない
 いくつものことが政府レベルで未解決のまま、ということでした。

 つまり、本市にやる気があっても
 実際にはどうにもできないことがたくさんあるが分かりました。

 例えば...

 (1)経済効果は全く分からない

 政府は『地域の経済対策に資すること』を給付金の目的としているが
 本市にとっての効果額や経済効果は
 全くデータが無いので試算をしようにもできない。

 *横須賀市は『プレミアム商品券』を発行する予定ですので
  何とか相乗効果をねらって、経済対策としての効果を目指します。



 (2)悪質滞納者への給付金差し押さえができない

 明らかに支払うことができるにも関わらず、
 市民税や国民健康保険料などを長い間にわたって支払わない、
 悪質な滞納者がいます。

 しかし、個人情報保護の観点から
 税務を担当している部署が持っている悪質滞納者の情報を
 給付金担当の市民部に渡すことは不可能なので
 差し押さえは法的には難しい。

 逆に、給付金担当の情報を
 悪質な滞納者への対策を担当している部署に渡すこともムリなので
 事実上、差し押さえる事は不可能。

 *横須賀市はこの問題について、
  再度、総務省に問い合わせを行なって対応を求めていく。



 (3)DV被害者の方々への支払いは、できない可能性が高い

 今日の委員会質疑において最も関心が高かったのが
 フジノがくりかえし本会議でも質疑しているDV被害者の方々への
 給付金の支払いについてです。

 こうした方々にこそ給付金が届くべきなのに
 多くの場合、届かないことが分かりました。

 例えば、DVの被害者として警察・裁判所に認定されて
 加害者である夫ならど世帯を分離して
 住民票を分けて引っ越ししている被害者の方々には
 定額給付金の支払いは可能です。

 しかし、すでに正式な手続きのもとで
 住民票を分離していても
 それを加害者が知らないケースも多く存在しています。

 (つまり、被害者が家を出て行っているだけなのだと
  加害者が思っているパターンです。加害者は自分が加害者だと
  理解していないようなケースがこれにあたります)

 こうした場合、定額給付金の書類は世帯主に送られますが
 住民票を分離している被害者の方の分の給付金をはずして送ると

 せっかくこれまで加害者に気づかれずに
 住民票を分離していたことが、気づかれてしまいかねません。

 定額給付金を支払うことだけを最優先して
 生命の危機に被害者をさらす訳にはいかないのです。

 こうしたケースでは、定額給付金の支払いは不可能だと思われます。

 これら以外にも様々なケースがありまして、
 DV被害者で加害者から逃げて暮らしている方の場合には
 多くの場合において、定額給付金はお渡しできない可能性が高いです。

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 本来、弱い立場の方々にこそ支払われるべき定額給付金なのに
 皮肉にもそれが届かない方々の多くが弱い立場の方々だと分かりました。

 あまりにもいいかげんな政府の制度だと
 委員会での傍聴を通じて、改めてフジノは確信しました。


● 高額な事務費用なのに、雇用は増えない

 さらに、補正予算案の内訳をご紹介します。


 ・定額給付金(対象者合計17万3244人)65億7920万4000円

内訳 金額
0〜18才(1人2万円):7万956人が対象 14億1912万円
19〜64才(1人1万2000円):25万9527人が対象 31億1432万円
65才以上(1人2万円):10万2288人が対象 20億4576万円


 ・事務費用の合計:2億3151万円

事務費用の内訳 金額

・委託費


 申請書の出力・封入・申請書の審査・申請情報の入力など
9254万1000円

・通信運搬費


 申請書の発送・給付の決定通知の発送、返信用封筒の郵送料など
5029万4000円

システム改修委託費

対象者の抽出、消しこみの処理など
2303万7000円

・職員時間外手当


市役所の正規職員の残業代
602万4000円

・臨時職員賃金


市役所の正規職員だけでは対応しきれない事務量なので、臨時職員を採用して、市役所と行政センターで勤務していただきます。
2089万円

・非常勤職員報酬


市役所の正規職員だけでは対応しきれない事務量なので、非常勤職員を採用して、市役所で勤務していただきます。
184万7000円

 これを見ていただいて、すぐに思うことは

 何故66億円の支払いをするのに2億円もかけねばならないのか

 という、当たり前のバカバカしさです。

 さらに、100歩ゆずって

 「臨時職員と非常勤職員を雇わなければいけないから
  少しでも雇用対策になればいいか」

 と考えても、

 現時点での横須賀市の雇用見込みは、約50名だけです。
 しかも、時給800円で短期間の見込みです。

 雇用対策にも全くなっていません...。

 さらに、非正規の職員だけでなく、
 本来の市職員を3名、横須賀市は専従で担当させていますが

 この3名の定額給付金担当の給与2400万円は
 全額、市が負担しなければなりません。

 国が勝手に決めて勝手にやらせる業務なのですから、
 事務費2億円だけでなく、市職員の給与も国が出すべきです。

 っていうか、横須賀市の大切な職員を
 こんな事務にまわすこと自体がもったいないです。

 そもそも、「事務費は国が払え」とフジノは書きましたが
 その国が払う事務費だって、国民の税金から支払われる訳です。

 いや、そもそも定額給付金だって
 国民が納めた税金から支払われるのです。

 なんて壮大な税金のムダ遣いなのだろう。

 政府や国会議員って、なんてバカバカしいのだろう。

 だから、いくら現場の人々が命を削って働いても
 日本の福祉はいつまでも貧しいままなのだ。


● フジノは「反対」、しかし市議会は「可決」しました

 このような問題だらけの定額給付金ですが
 フジノはお会いする人みんなに質問しまくっていましたから
 これを読んでいるあなたもフジノに会った時に

 「すみません、あなたは定額給付金をどう思いますか?
  もし1万2000円が支払われたら、何に使いたいですか?」

 と尋ねられたのではないでしょうか...。

 フジノが決心をしたのはある2人の生の声でした。
 その2人が決定打でした。

 1人は、重い精神障がいのある方の声でした。

 「あなたは定額給付金が欲しいですか?」

 「いや、フジノさん。
  定額給付金をもらうよりも、自分で働きたいです。

  いくつもいくつも面接を受けても落とされてしまう。
  定額給付金をもらっても、生活費ですぐに無くなるだけです。

  それよりも、精神障がいのある私みたいな人が
  みんな働けるようにもっと面接の仕方を教えてくれる人だとか
  就職した後のジョブコーチを増やしてほしいです。

  税金はそっちに使ってほしいです」

 まさにフジノも同感でした。

 もう1人の方は、小学生のおこさん2人を育てる
 20代後半のシングルマザーの方の声でした。

 「あなたは定額給付金をどう思いますか?」

 「絶対に反対!

  私はなんとかこどもたちを小学生まで育ててこれたけど
  本当にひとりきりで子育てをするのは大変でした。

  フジノさんがやってる『ひとり親家庭への支援』じゃないけど、
  いま離婚したばかりで本当に困っている
  シンママ(シングルマザーのことです)や
  シンパパ(シングルファーザーのことです)を支えてほしいです。

  だって、全然そっちの制度が無いじゃないですか。
  定額給付金の2兆円をもっと子育てに回してあげてほしいです」

 衝撃でした。

 日頃、彼女は割とほんわかとした性格の方なのですが
 しかも、DVが原因で離婚をされて、
 大変苦労してこられた方なのですね。
 今も生活は決してラクどころでは無いのです。

 その彼女がハッキリと「いらない」と言ったのです。

 2兆円の定額給付金を止めて
 自分よりもっと苦しんでいる人々への政策にこそ
 税金を使うべきだ、と彼女は言いました。

 彼女の言葉こそ『日本人の矜持(きょうじ)』じゃないですか、
 さもしいのかさもしくないのかブレまくっている麻生総理?

 このお2人の意見がフジノの決意を固めました。

 ・議案には「反対」する。

 ・もしも市議会で定額給付金が可決された時には
  フジノは定額給付金を申請して受け取って、
  その全額を「ひとり親家庭を支援するNPO」に寄附をする。



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 13時から本会議が始まりました。

 議案の採決は、起立=賛成、座ったまま=反対、です。



 フジノは座りました。
 フジノの他にも8名、合計9名が反対しました。

 42名(議長は採決に加わらず)の横須賀市議会議員のうち、
 賛成33名、反対9名でした。

 こうして、定額給付金が可決されたのでした。



2009年3月4日(水)のフジノその1
● ソレイユの丘、「減額なし」答弁が報道されました

 昨日、フジノが市長へ行なった

 『ファームによるソレイユの丘での野菜類の消費期限ごまかし』

 についての質疑が、神奈川新聞で報道されました。

 (2009年3月4日・神奈川新聞・社会面2面より)

 画像では文章が読みづらい方の為に
 記事を以下に全文引用しますね。

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 横須賀市に委託費見直し考えなし
 ソレイユの丘ラベルはがし問題

 横須賀市の「長井海の手公園(ソレイユの丘)」
 野外バーベキュー施設で、

 指定管理者「横須賀ファーム」の従業員が
 真空パック野菜の製造日ラベルを再三にわたりはがし、

 消費期限切れの食材を提供、
 市が業務改善勧告を出した問題で、

 蒲谷亮一市長は3日、
 委託費減額の対象にはならないペナルティーポイント5を与えた理由として

 「健康被害が出たわけではなく、
  事業の停止を命じる事態ではなかった」

 と主張。

 年間4億円に上る委託費を見直すつもりはないとの見解を示した。

 同日の同市議会本会議で藤野英明氏(無会派)の質問に答えた。

 同社と市は

 「利用者らに対し、著しい危害を及ぼした場合(中略)、
  事業者の業務の一部または全部に対して、
  市は業務の停止を命じることができる」

 という契約条項を交わしており、

 藤野氏はこれを根拠に

 「問題発覚後、即座に事業の停止を命じるべきだったのではないか」

 と主張。

 蒲谷市長は著しく不適切な行為だったことは認めながらも、

 「(最も厳しいレベルである)ペナルティーポイント10を
  出す要件には該当しない」

 との考えを強調した。

 さらに藤野氏は

 「年間4億円の委託費を見直す時期にあるのではないか」

 とただしたが、蒲谷市長は

 「4億円は、ソレイユの丘の事業者決定にあたり、
  提案全体を審査する中で決定した数字。適正な支出と考えている」

 などと述べた。

 (岡本 晶子)
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 引用、終わりです。

 改めて、蒲谷市長の答弁を読んで、

 「市長はこの企業(ファーム)に対して
  必要以上に甘過ぎる」

 と、フジノは感じました。

 あなたはどうお考えになります?


● 4億円は高いと思いませんか!?

 昨日の質疑の中で、
 フジノはこのように述べました。

 <フジノの1問目より>

   毎年4億円もの税金を無条件に支払い続けていることが
   ファームに「甘え」をもたらしたのではないでしょうか。

   市民のみなさまが毎朝早くから満員電車に乗って会社に行き、
   深夜まで残業して、体を壊しながらも「家族の為」だと

   必死になって稼いだ大切なお給料から、
   本市は、税金をお預かりしています。

   1円も絶対に無駄にしてはいけないのです。

   だからこそ本市はVFMの最大化を目指さねばならないのに、
   競争も罰則もなく毎年4億円をもらえる企業が
   必死にサービスを改善するでしょうか。

   また、本市の財政も本当に厳しい中で
   このまま税金を4億円も垂れ流すのは、間違っています。


 昨日もフジノは、仕事を必死に探して活動している方から
 「2つの会社から不採用の連絡を受けた」という相談を聞いたばかりです。

 これだけ厳しい雇用状況の中ですから
 たった1名だけの事務職の採用枠に対して
 何十人もの応募があるのです。

 いくつも資格を持っているような優秀な方でも
 なかなか採用してもらえない。毎日こんなことが起こっています。

 働き続けていくのも本当に厳しい世の中ですが、
 まず仕事に就くこと自体が大変な状況なのです。

 そもそも政治と行政は1円も税金をムダにしてはいけませんが
 現在みたいにあまりにも厳しい経済社会状況では

 よりいっそう税金の使い方は、
 しつこいぐらいにムダを無くさねばなりません。

 1円だってムダにしてはいけないんです。

 そうでなければ、このように仕事を失っても
 働きたくて毎日必死になって就職活動をしている市民の方々に
 政治家としてフジノは合わせる顔がありません。

 市長は、ソレイユの丘の運営を委託している会社へ
 毎年4億円を支払い続けることは「適切だ」と言いました。

 競争も無いまま、
 10年間ずっと4億円を支払い続けていることが
 どうして「適切」なのか理解できません。

 消費期限をごまかした野菜類を
 たくさんのこどもたちにも食べさせていた企業に対して
 罰則も無いままに、
 4億円も税金を垂れ流し続けることが

 どうして「適切」なのか、
 理解なんか絶対にできない!

 あなたはどう思いますか?



2009年3月3日(火)のフジノその2
● 市長へ質疑を行ないました!

 フジノは今日の本会議で、市長へ質問を行ないました。

 質問は、大きく2つのテーマです。

 『ソレイユの丘での諸問題について』と
 『経済危機でも自殺を絶対に増やさない対策の推進について』です。

 質問の全文をこちらに掲載しましたので、ぜひご覧下さい。



 また、この本会議での市長とフジノのやりとりは
 市議会HPのインターネット録画中継にて動画でご覧になれます。

 平成21年3月3日「本会議」の
 スタートから3時間20分が経過した部分から
 4時間13分ぐらいまでがフジノの質疑にあたります。

 ぜひご覧下さいませ。


● 自殺対策は進みそう。しかし、『ソレイユの丘』問題は...

 このすさまじい経済危機の中でも絶対に自殺を増やさない為の
 あらゆる提案をフジノは行ないましたが

 自殺対策についての市長の答弁は
 ほぼフジノの提案を受け入れたものとなりました。

 例えば...

 数ヶ月前、大阪府堺市が始める取り組みが大きく報道されましたが
 府警と堺市が自殺未遂をした方々の情報をもとに
 再発防止と生活再建に取り組みます。

 自殺未遂に追い込まれた方々は
 未遂を繰り返していくうちに
 実際に亡くなってしまうことが多いハイリスクな存在な訳ですが

 自殺未遂へと追い込まれたそもそもの問題などを
 ネットワークによって1つずつ解決していくことで
 再発を防ぐとともに
 生活を建てなおしていくのです。

 フジノは「横須賀でもこれを行なっていくべきだ」と提案したのですが
 市長は「堺市の取り組みを研究して、導入は検討していきたい」との
 答弁をしました。

 その他にも来年度の横須賀市では
 いろいろ自殺対策が推進していきそうです。

 市長は答弁の最初でも

 「自殺対策への想いはフジノ議員と全く同じです」

 みたいなことを言ってましたし、

 自殺対策については
 これからの取り組みを注目していきたいという
 希望を感じさせられました。

 しかし、それに対して、『ソレイユの丘』の問題に対しては
 全くゼロ回答でした。

 「ソレイユの丘への想いはフジノ議員と全く違います」

 って感じなんですよね...。
 (こんな答弁、実際にはしてませんけど)

 『ソレイユの丘』の運営管理を市が委託している(株)横須賀ファームを
 どうしてそこまで市長がかばおうとするのか、
 全く理解ができません。

 2年間にもわたって消費期限切れの野菜類を
 野外バーベキュー場でお客さまに出していたのですから

 食中毒などが起こっていたとしても
 全くおかしくない危険な状況だったのです。

 それなのに、委託料4億円の減額もなし、罰則もなし、なんて
 あまりにも甘すぎる対応です。

 この問題は今後もしつこく追及していきます。

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 今日ついに、国民の7割が反対している『定額給付金』について
 横須賀市議会にも議案が出されました。

 追加議案として、70億4515万4000円の予算案が出されました。

 けれども、いまだ国会で関連法案が成立もしていないのに
 このタイミングで議案が出されるのは
 おかしいです。

 しかも明日の午前中に委員会での審議を終えて
 午後1時からすぐに本会議を開いて、そのまま採決をしてしまいます。

 こんなにあっけない審議で良いのか、強く疑問を感じます。

 フジノは定額給付金には『反対』します。



2009年3月3日(火)のフジノその1
● 予算議会の前半戦終了/議案の採決が行なわれました

 今日の本会議で、予算議会の前半戦が終わりました。

 市長から提案された19本の議案(第2号〜第20号)に対して
 『採決(賛成か反対か多数決で決めます)』が行なわれました。

 フジノは反対した議案のうち
 4つの議案(5・6・7・18号)に対して、『反対討論』を行いました。

 討論とは、何故その議案に賛成/反対なのかを述べて
 自分とは別の意見の議員を説得する為に行なう演説のことです。

 あまりにも忙しすぎてフジノの討論原稿が完成したのは
 今日のお昼休みでした。無事に完成させることができてホッとしました。

 討論の全文はこちらをご覧下さい。



 下に、フジノが議案に賛成したか反対したかについてと、
 最終的に市議会全体の結論はどうだったのかを載せました。


番号 議案の内容 フジノの判断 議会としての判断

病院事業会計の補正予算(第4号)の専決処分の承認
賛成 可決

市民病院の損害賠償の専決処分の承認
賛成 可決

臨海土地造成事業の会計

反対
可決

(反対はフジノのみ)

一般会計の補正予算(第5号)民生常任委員会分
賛成 可決

一般会計の補正予算(第5号)総務常任委員会分
反対
可決(反対はフジノのみ)

一般会計の補正予算(第5号)教育経済常任委員会分
賛成 可決

一般会計の補正予算(第5号)建設常任委員会分

反対
可決
(反対はフジノのみ)

国民健康保険の補正予算(第2号)

反対
可決
(反対はフジノのみ)

公園墓地事業の補正予算(第2号)

反対
可決
(反対はフジノのみ)

老人保健医療の補正予算(第3号)
賛成 可決

介護保険費補正予算(第3号)
賛成 可決
10
母子寡婦福祉資金貸付事業費補正予算(第1号)
賛成 可決
11
公債管理費補正予算(第1号)
賛成 可決
12
後期高齢者医療費補正予算(第2号)
賛成 可決
13
水道事業の補正予算(第2号)
賛成 可決
14
下水道事業の補正予算(第2号)
賛成 可決
15
病院事業の補正予算(第5号)
賛成 可決
16
設備投資支援条例の制定
(緊急経済対策)
賛成 可決
17
基金条例の改正
賛成 可決
18
病院事業条例の改正

市民病院に指定管理者制度を導入して、『公設公営』から『公設民営』とする

反対
可決(反対はフジノ、瀧川・井坂・大村・根岸議員)
19
町の区域の変更
賛成 可決
20
市道路線の認定と廃止

反対
可決
(反対はフジノ、瀧川議員)


 しかし、委員会での審議で、市長が提出した議案に対して
 どれだけ厳しい意見や反論が出ても

 結局のところ、本会議ではみんな、
 最後に『可決』してしまいます。

 全ての市長の提案が
 パーフェクトだということはありえないのですから、

 横須賀市議会の本来在るべき姿として、
 問題のある議案には『否決』をしたり、
 対案としての『修正案』を提出できるようになってほしいです。

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 さあ、平成20年度補正予算の採決が終わったので
 これで前半戦はひとまず終了です。

 ついに5日から、
 平成21年度予算(来年度予算)の審議が始まります!

 これから約3週間に渡って
 予算委員会が行なわれます。



2009年3月2日(月)のフジノ
● 逗子のすごいブログで紹介されました

 毎日読んでいるブログに
 突然、自分の名前が出てきたら驚きますよね〜!

 逗子・葉山・社会情勢全般について、
 丁寧な取材に基づいて
 コンスタントに良質な情報を提供しているサイトがあります。

 『おだにあきらのMy Media』です。

 なんと今日、サイト内のブログにて
 フジノHPが紹介されていました。

 小谷さん、ありがとうございます。

 (2009年3月2日(月)・小谷さんのブログより)

 1日3本の記事をブログに書いておられる
 小谷さんはTBS勤務の後、環境庁長官の秘書官に転じて、
 さらには逗子市の市議会議員を勤めたという
 すごいキャリアの方です。

 現在では『ソトコト』の編集委員をしていらっしゃるようです。

 直接にお会いしたことや
 メールのやりとりをしたことは全く無いのですが

 いつかきっと小谷さんとフジノを
 偶然が引き合わせてくれるのではないかと感じています。



2009年3月1日(日)のフジノその1
● ついに陳情と署名が出されました/諏訪小校舎の建て替え問題

 諏訪小学校の校舎建てかえ問題について
 これまでこの活動日記でも何度か触れてきましたが
 (1月7日1月20日など)

 ついに、市議会に対して
 PTAのみなさまから『陳情』が出されました。

 1万2716名もの署名も付されていて
 その重みを改めて感じました。

 下の画像は、陳情を市議会へ提出した時の様子を
 神奈川新聞が報じてくれたものです。

 (2009年2月24日(火)・神奈川新聞より)


● 陳情の全文です

 陳情の文章を読むと、その内容はとても穏やかでした。

 決してPTAのエゴみたいなものは
 全く感じられない、誠実な陳情の文章でした。

 これまでフジノは、諏訪小・田戸小・常葉中それぞれの
 たくさんのPTAの方々にお会いして
 お話をうかがってきました。

 そのたびに、みなさまに繰り返しお伝えしたことは、

 「どうか、3つの学校がこの運動によって
  バラバラに分断させられないように気をつけて下さい。

  横須賀に限らず行政はいつも
  市民運動を弱体化させる為に分断させます。

  最後までどうか一丸となって
  みなさんでゴールまで進んで下さい」

 ということでした。

 市議会の中に誤解があるようですが
 フジノはこの署名活動には一切タッチしていません。

 また、署名活動を行うべきだとの提案も行っていません。

 そんな訳で、金曜日に初めて議会事務局から
 この陳情の文章を受け取って、
 成熟した市民活動を見た想いがしました。

 この陳情はきっと、全ての会派が理解して
 趣旨了承(つまり賛成です)してくれるはず。

 下に全文を引用します。
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 常葉中学校グラウンド内への諏訪小学校建設検討についての陳情


 <陳情趣旨>

 横須賀市内で唯一、
 耐震対策がとられていない諏訪小学校では

 現存校舎の構造上、耐震工事が難しい為
 新築校舎の建設が予定されています。

 これは生徒・児童の安全確保の為に
 喫緊の課題であり、私達保護者の希望でもあります。

 横須賀市は2008年5月に
 「横須賀市立諏訪小学校検討プロジェクト会議」を立ち上げ、
 建設計画を審議してきました。

 そして、市はその間の経緯を
 私達保護者に全く説明しないまま、

 建設場所を同年12月17日に
 常葉中学校のグラウンド内に決定いたしました。

 同年12月25日に
 諏訪小学校、田戸小学校と常葉中学校の
 3校のPTA運営委員と諏訪小学校の評議委員に対して
 説明会が開かれましたが、

 その説明は保護者の意見集約に欠けた説明でありました。

 その為、多くの保護者が不安を感じ、
 現在では「常葉中学校グラウンド内への諏訪小学校建設」案について
 再考を望む声も多くあがっております。

 今回の諏訪小学校の建替えにより、
 本来受けなくてもよい
 不利益を受ける中学生がいることも考慮して頂き

 「常葉中学校グラウンド内への諏訪小学校建設」案について、
 下記の項目について
 検討していただけますよう陳情いたします。


 <陳情事項>

 (1)「常葉中学校グラウンド内への諏訪小学校建設」案については、
  どのような経緯で本案に至ったのか、
  具体的に説明をしていただきたい。

 (2)「常葉中学校グラウンド内への諏訪小学校建設」案には、
  耐震対策がとられていない諏訪小学校の
  現存校舎で過ごす生徒・児童への
  安全面の配慮がされていないと考えますが、
  これに対する具体的な対策を提示していただきたい。

 (3)「常葉中学校グラウンド内への諏訪小学校建設」案は、
  常葉中学校の体育の授業、クラブ活動と体育祭行事等に
  大きな課題を与える為、
  建設期間中の生徒達への心身のストレス、
  教育の機会の保障に多大な負担を及ぽすと考えます。

  これに対して充分考慮して頂いた上で、
  具体的な対策を提示していただきたい。

 2009年2月23日
 横須賀市議会議長 山口 道夫様
 陳情者 常葉中学校の教育環境を守る会
 代表者 (フジノが消しました) 他1万2716名署名


 (引用、終わり)
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 署名活動の際の、資料はこちらです。

 3月17日(火)の教育経済常任委員会で
 この陳情は審議されることになりますが
 委員会メンバーであるフジノは、もちろん賛成します。

 3つの項目が全て極めて当然のことで
 教育委員会がもっと事前に配慮すべき事柄だったと感じます。



2009年2月28日(土)のフジノその2
● ひとり親家庭交流会に参加しました(その2)

 (その1から続きます)

 今日の『ひとり親家庭交流会』は、2部に分かれていて
 まず第1部は、講師によるお話でした。

 講師は、尾中孝子さん
 (社団法人家庭問題情報センター主任研究員)でした。

 配られた資料はこちらです。

 調査データに基づいて、
 『離婚の前後の過程がこどもに与える影響』について
 お話がありました。

 しかし、このテーマ、適切だったのかなあ...。

 講師の方は淡々とお話しされていましたけれども、
 参加者の多くの方々が涙を流していらっしゃいました。

 その涙の理由は、ご自分の離婚がこどもたちに与えた影響について
 『自責の念』を感じてしまったからではないでしょうか。

 でも、離婚をなさった方々が
 自らを責める必要は、本当はありません。

 離婚の原因は、本当に人の数だけ様々です。

 DVの方もいらしゃれば、死による離別もありますし、
 性格の不一致もあれば、金銭感覚の問題などもあります。

 離婚を避けようとして避けられるものならば
 誰も最初から離婚はしません。

 また、離婚がこどもに与えるネガティブな影響を
 あらかじめ考えない親は絶対にいません。

 それでもどうにもならないから『離婚』したのです。

 ですから、参加者のみなさまに自責感を抱かせてしまった
 今日の講演テーマを選んだことに、フジノはやや疑問を感じました。

 だからこそ、もっと希望に満ちた未来につながるテーマを
 選んでいただきたかったとフジノは感じました。

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 現代社会では、家族の在り方も本当に様々なのです。

 理想像をかざして、「これが家族の在るべき姿だ」なんて
 そんなものは空想の世界にしか存在しないのです。

 僕たちはみんな不完全な世界に生きている
 不完全な生き物なのです。

 その不完全な生き物という前提を受け入れて
 そこからもっと良い状態になれるように
 政治・行政や、人と人との支えあいが存在するのです。

 少なくともフジノはそんな風に
 世界や社会と向き合っています。

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 講師の方のお話の後、参加者のみなさんが
 一言ずつお話をして下さいました。

 フジノも、日頃は守秘義務のカンケーで一切HPには書かない、
 ソーシャルワーク的な活動についてをお話ししました。

 幼稚園在籍中にご両親が離婚して以来、
 約20年間にわたって1度も会えていないもう片方の親御さんに

 「どうしても会いたいのです」と
 相談してこられた市民の方とフジノの
 半年間にわたる、壮絶な体験のお話です。

 詳しいことはここには一切書けないのですが、
 親御さんを探し出した末に、
 ついに20年ぶりの親子での再会を果たしたのですが
 フジノも再会の現場に立ち会わせていただきました。

 親の離婚という『法的な別れ』とは全くカンケーの無い、
 親を求めてやまない子の深い想いを目の当たりにして
 激しくこころを動かされました。

 どんな状況でも、そして何年が経とうとも
 親を求めてやまないこどもの想いの深さを改めて学びました。

 参加者の方から

 「政治家は、そこまでしてあげるのですか?」

 と、ご質問いただいたのですが、
 フジノは自分を政治家だとは考えていません。

 フジノは、フリーのソーシャルワーカーなのだと自覚しています。
 だから、フジノが本当にこころを動かされた時には
 できることは全て何だってやってのけます。

 政治家としてフジノは
 『ひとり親家庭』支援を政策としていますが
 その最終的な目的な『こども』たちを守ることです。

 もちろん、離婚をされた後の
 シングルファーザー&シングルマザーの方々のサポートも
 重要な目的ではありますが

 親御さんのサポートというのは、
 実は目的の1つであると同時に

 こどもたちを守るという最大の目的の為の
 大切な手段の1つでもあるのです。

 親御さんが平和に暮らせなければ
 こどもたちの平穏は無いからです。

 こども家庭福祉、という言葉がありますが
 こどもと家庭との安定やハッピーは両立しなければ
 片方だけがOKということはありえないとフジノは考えています。

 その意味において、政治家フジノにとっては、
 こどもたちを守ることこそが優先順位1位なのです。

 こどもたちの暮らしを守る為ならば
 フジノは全身全霊をかけて働きます。

 こどもたちこそ、『希望』です。

 でも、こどもたちは
 生まれてくる親を選ぶことはできません。

 だからこそ、与えられた環境がどんなものであれ、
 それを政治の力で支えるのが義務だとフジノは信じています。


● こどもたちがパンケーキを作ってくれました

 さて、第1部の講師のお話と意見交換が終わった後、
 第2部は、場所を調理室へ移して、こどもたちと合流です。

 『交流会』を親御さんたちが参加している間、
 こどもたちは調理室にて
 横須賀市の栄養士さんたちや
 緑ヶ丘高校のボランティアさんらと一緒に
 料理体験です!

 今年は、パンケーキに挑戦してくれました。

 フジノも子ども青少年支援課長と共に
 テーブルに着かせていただいて

 みなさまのお話をうかがいながら、
 パンケーキをたくさんいただきました。おいしかったです!



 たこ焼きのような形でしあげたもの(上の画像)もあれば、
 オーソドックスなパンケーキ(下の画像)もありました。



 パンケーキには、チョコレートやイチゴチョコレートや
 ピーナッツバターで絵を描いたり、トッピングしてから頂きました。



 上の写真もかわいらしいですよね。



 残ったパンケーキを、たくさん頂いてしまいました。



 一生懸命、フジノにパンケーキをすすめてくれるこどもたちに
 僕はとても感激しながら、

 「とにかくこの子たちを守る為に、
  政治ができることを全てやるのだ」

 と、こころに強く誓いました。

 フジノの周りには、本当にたくさんの
 シングルマザー/ファーザーがいらっしゃいます。

 この現実を前にして、今さら『離婚が善か悪か』なんて
 古い家族観や倫理のお話をしている余裕は無いのです。

 もはや、『離婚』は誰の身に起こっても当たり前の出来事です。
 とにかく、こどもたちを守ることこそが果たすべき大人の義務です。

 まず僕たち大人は、その当たり前の義務を果たしていこう。

 こどもたちに希望ある未来を見せてあげる為に
 どうか一緒に力を貸して下さい。


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