まちの政治家は、こんなことしてます


2011年3月14日(月)のフジノ
● 募金活動へのご協力に心から感謝しています

 「今できることをみんなでやろう!」

 という呼びかけを受けて、
 たくさんの方々が朝の横須賀中央駅に集合しました。

 昨日の活動日記に書いたとおりで、

 「動ける人が自分のできる範囲でムリせずにやれることをやろう」

 という水沢さんの強い想いに打たれて
 あらゆる立場を超えて、参加しました。

 フジノは横須賀中央駅のモアーズ側改札方面に居たので
 反対側の正面改札口での募金活動の様子は分かりません。

 でも、水沢さんのブログを観ると
 かなりの方々が募金活動に参加して下さったようです。

 下の画像の3人が、モアーズ側でがんばりました。
        ↓


 けさも、たくさんの学生さんをはじめ、
 ものすごく多くの会社員の方々が募金をしてくれました。

 今日から輪番制の計画停電がはじまるので
 ご自宅のことやいろいろなことに心配を抱えたままで
 仕事に向かわざるをえない

 さらに、自分が乗る交通機関も
 運行がどうなるか分からないままに出社していく

 それにも関わらず、フジノたちの募金活動に対して

 「がんばってね!」
 「ありがとう!」

 と励ましの言葉や感謝の言葉までかけてくださる
 通勤中の会社員の方々に
 フジノはとてもこころを打たれました。

 これまで何度も募金活動を行なってきましたが
 激励されることはあっても
 感謝のお言葉まで頂いたのは初めて!

 胸を打たれました。



 フジノは9時ちょっと前に引き上げて
 次の仕事へと走りまわりました。

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 その後、11時半頃にバイクで米ヶ浜方面を走っていると
 なんと募金箱を持って商店街を歩く3人の姿を見つけました。

 バイクを止めて大声で呼び止めると、
 やはり水沢さんたちでした。
 
 けさの駅での募金活動の最中に

 「うちの会社にも協力させてほしい」

 「店舗に置いてある募金からぜひ募金させてほしい」

 といった声を、何人もの方からいただいて
 1軒ずつその方々のもとを訪れてまわったそうです。

 本当にありがたいことです。

 みんなまだ朝ごはんも食べていなかったので
 募金をしてくださったお店で
 そのままお昼ごはんを食べました。

 フジノはその後すぐに別の仕事に向かってしまったのですが
 3人は自分の仕事をしながらさらに募金を続けるとのことでした。

 本当におつかれさまです!



 これを書いている時点(お昼12時半)では
 京浜急行が11時半すぎから金沢八景より南を運行停止してしまい、

 市外にお勤めに出ておられる方々が
 (まさにけさ募金をしてくれた方々です!)

 どうしたら無事に市内へと戻ってこれるのか、
 フジノなりに必死に考えています。

 バスによる振替輸送が出るのかなどの情報を集めながら、
 1人でも多くの方々が困難な想いをしなくて済むように願っています。




2011年3月13日(日)のフジノ
● 募金活動へのご協力に心から感謝しています

 昨日に続いて、今日も募金活動を行ないました。

 わずか1時間30分の活動でしたが
 なんと昨日の2倍の金額が集まりました。

 1万2562円です!

 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 この硬貨の多さは、
 若い人がたくさん募金してくれたことを示しています。

 1円、10円、50円、と小額の募金を
 本当にたくさんの10代の方々が託してくれたのです!



 「バス代だけ残ってればいいよな」

 と言いながら、募金をしてくれた14才の男子2人をはじめ、
 恥ずかしそうに耳まで真っ赤になりながら
 小走りで募金をしてくれた女子4人組などなど、

 本当にたくさんの、たくさんの若い方々からの寄付を
 こうしてお預かりして、改めて『希望』を感じました。



 上の写真は、今まさに大阪へと仕事で向かう方が撮ってくれました。
 大震災の余波は全国にあって、
 仕事は1秒も止まらないのですね。

 それは、民間企業も行政も変わりません。
 どうかみなさま、お体に気をつけて下さいね。

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 こんな時だからこそ、人の親切なこころが身に沁みます。

 FMブルー湘南で、DJの方が
 この募金活動を告知して下さって

 それを聴いて、実際に募金に訪れて下さった方が
 たくさんいらっしゃいました。

 フジノはYデッキの上での募金活動だったのですが
 やがて共産党の方々も募金をスタートしてくれました。

 「僕はそろそろ募金活動やめましょうか?」

 と場所を譲ろうと思って話しかけると

 「せっかくフジノさんがやって下さっているのだから
  私たちはYデッキの下で募金活動を行ないますね」

 と、お互いに譲りあって
 活動を行ないました。

 マイクの音量もお互いにぶつかり合わないように
 Yデッキの上と下とで調整しながら、お互いに小さな音で呼びかけました。

 こういうことは、本当にめったにありえないことですし
 国難にはみんなが一致団結して立ち向かうのだという熱い想いを感じて
 本当にうれしくなりました。

 さらに、市政を目指して活動中の嘉山淳平くん
 政治活動をいったんストップして
 募金活動に乗り出してくれました。

 今日は久里浜駅前で募金活動をしてくれたようです。

 現職と違ってまだまだ知名度をあげたい新人の方々にとって、
 政治活動をストップさせることは本当に勇気がいることだと思います。

 そんな中、彼のように勇気をもって
 もっと大きな困難に立ち向かう姿勢は素晴らしいことで
 本当に心強く感じました。

 夕方には、市内企業の社長である
 フジノがとても信頼している水沢さんから

 「明日朝、みんなで募金活動を行ないます。
  力を貸してください!」

 と連絡をいただきました。

 吉田市長とフジノとの両者にとって水沢さんは
 共通のとても信頼している存在だということもあって

 明日朝は1年半ぶりに吉田市長とフジノが
 一緒に並んで街頭に立つかもしれません。

  (本当に子どもじみた振る舞いなのですが
   政策的に相容れなくなってしまって以来、
   ふだん自殺対策街頭キャンペーンでも毎回顔をあわせているのですが
   フジノはあえて吉田市長の横に立つのを避けています)


 今こそみんなで力をあわせて
 この危機をのりこえていきたいですね!

 募金活動に協力してくださった
 全てのみなさまに、心から感謝しています。

 ありがとうございました!



2011年3月12日(土)のフジノ
● 募金活動へのご協力ありがとうございます

 昨夜は、横須賀市民の多くの方々が
 都内や川崎・横浜から帰宅することができずに

 市内におられた方々も
 深夜2時半すぎまで停電が続いて

 睡眠も取れずに
 大きな不安と疲労の中で夜を明かしたことに
 ご苦労をの中で過ごされたことと思います。

 市議として求められる責任感と冷静さを保つように努めながらも
 テレビからの映像を観るたびに胸がはりさけるような悲しみに
 押しつぶされそうになりました。

 東北地方太平洋沖地震による
 犠牲者の方々に心からお悔やみを申し上げます。

 また、被災された全てのみなさまに
 お見舞い申し上げます。

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 昨日から横須賀市に立ち上げられていた
 『災害対策本部』は、14時30分に解散しました。

 この解散をもって
 市としての公的な動きはひと段落した、とフジノは判断しました。

 ここからはフジノ個人としてやれることを
 やらなければなりません。

 いろいろ悩んだ末に、

 2004年10月の新潟中越地震、
 2007年3月の能登半島地震などに続いて

 『募金活動』を行なうことに決めました。

 そこで、16時にカフェトークを終えて、
 薬をもらいに病院へ行き、急いで横須賀中央に戻ってきました。

 とにかく大急ぎで募金活動の準備をして
 Yデッキに向かいました。

 そして、17時から募金活動をはじめました。

 19時まで行なう予定でしたが
 残り15分のところで家族から急用の電話が入りまして
 終わりました。

 わずか1時間45分の活動でしたが
 本当に多くの方々から温かいお気持ちをいただきました。



 6998円の募金をお預かりしました。


 月曜日、すぐに振り込みをして
 振込証明書をホームページに掲載します。

 ご協力くださった全てのみなさまに
 こころから感謝しています

 いつも募金の時は、10円、100円、と照れながらも
 若い人々が本当にたくさん来て下さいます。

 その姿に接するたびにフジノは
 この国に希望は必ずあるのだと痛感します。

 今日は、8才の女の子が
 1ヶ月のおこづかいが400円だというのに
 40円の募金をしてくれたことがとても強く心に残りました。

 おこづかいの10分の1も募金をしてくれた、
 その想いを絶対にムダにしません。

 本当にありがとうございます!


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 Yデッキを通りかかった市民の方が 
 撮った写真を送ってくれました。



 通りがかる多くの方々が
 東北にいらっしゃる親戚・家族・友人の安否がわからずに
 苦しい想いを抱えておられました。

 どうか1日も早く無事が確認できることを
 心から祈っています。

 そして、横須賀からも消防隊が緊急消防援助隊として派遣されました
 消防隊をはじめ、自衛隊のみなさまの無事も強く願っています。



2011年3月11日(金)のフジノその1
● フジノの質疑をタウンニュース紙が1面で報じてくれました!

 3月3日の本会議でフジノが
 市長に対して行なった質疑のうち、

 14億5087万5498円もの税金を使って
 新たにサッカー場を建設しようとしている問題を厳しく追及したことを

 けさ発行の『タウンニュース紙』が1面トップで報じてくれました。


 (2011年3月11日付・タウンニュース紙より)

 佐原にサッカー場整備/市民待望か、ハコモノか
 市議会で論戦、市長「財源は国庫補助」



 横須賀市が佐原2丁目に
 サッカーグラウンドをメインとする公園の整備を進めていることについて

 吉田雄人市長は今月3日、

 「サッカーだけではなく各種イベントを開催できる場であり、
  災害時には人命救助や災害復旧活動の拠点として複合的な役割を担う」

 などと述べ、積極的に進めていく考えを示した。

 同日開かれた市議会第1回定例会で
 藤野英明議員(無会派)の質問に答えたもの。

 市は23・24年度の継続事業として、
 同公園整備に約8億8900万円の予算を計上している。

 市が日産自動車佐原工場跡地に
 平成24年度末のオープンを目指している「(仮称)佐原2丁目公園」は

 サッカーを主体としたスポーツができる人工芝のグラウンド。

 これに加えて、地域住民の憩いの広場や防災拠点としての機能ももたせる。
 面積は約2・9ヘクタール。
 このうち約2ヘクタールは日産が市に寄付。
 残りを市が買い取る形だ。

 愛好家などからはこれまで、

 「市内にサッカー場が無いために、
  (選手・チームは)十分な実力がありながら上のリーグに昇格できず、
  地元で試合ができない」

 などと、新たなサッカー場建設を求める声があがっていた。

 集まった署名は平成15年度から1万1000人を超えるという。

 21年度には、市民参加のワークショップが開かれ、
 夜間照明、放送などの設備や
 約300人を収容できるスタンドを設置する案があがっていた。


 管理運営費、市は試算せず

 一方で、市の施設では現在、
 はまゆう公園内(不入斗町)にサッカー専用のコートがある。

 同2丁目公園を「新たなハコモノ」との認識を示す藤野氏は
 この日の市議会個人質問で、

 「十分な設備が整ったサッカー場がすでに存在しているにもかかわらず、
  財政危機の中で今、新たにつくることは優先順位が間違っている」

 と述べた。

 その上で、土地の購入、建設、毎年の管理運営にかかる費用や、
 サッカー場建設による効果を吉田市長に質問した。

 これに対し市長は、
 はまゆう公園内のコートを含め、市内にあるサッカー場の多くは
 土のグラウンドで

 「雨天の時など数日間大会が開催できず、大会運営に苦慮している」

 と現在の問題点を指摘。

 人工芝やナイター設備を完備することにより
 こうした問題を解消できると建設の効果を述べた。

 また答弁によると、土地購入費は約4億6300万円
 建設費は21年度に基本設計、22年度に実施設計を行い、
 23・24年度の2ヵ年継続工事で総額約9億6300万円

 そのうち土地購入費の2分の1と、
 建設費の3分の2は防衛省の国庫補助を受けることを「財源」とした。

 毎年の管理運営費については

 「(公園の)運用形態が未確定であるため
  (管理運営費の)試算はしていない」

 と答えた。

 既存施設(はまゆう公園内コート)を人工芝にした場合の費用や、
 公園の総工費のデータはこの日、用意していなかった。

 これらの答弁に対し藤野氏は

 「なぜ管理運営コストを計算しないで新しいことに乗り出すのか」
 「あらゆる形態を考えて試算していないのか」

 などと声を荒げると、市長から

 「運営形態はおそらく指定管理者制度の導入を
  検討しなければばらない」

 とした上で、

 「近隣の類似公園の管理運営費は、おおむね2500万円」

 との答えを引き出した。

 整備事業として予算化され、具体性を増した同公園。
 今後、ますます議論を呼びそうだ。

 (引用終わり)
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 予算議会での市長へのフジノの質疑は
 大きく4つの質問を行ないました。

 そのうち、ハコモノ問題については
 『ハコモノ3兄弟』についてと
 『サッカー場建設』について質しました。

 神奈川新聞が『ハコモノ3兄弟』について報じてくれたことに続き、
 今回のタウンニュースの記事のおかげで

 4代にわたって続くハコモノ市長の姿が
 市民のみなさまにようやく報じられました。

 特に、この新サッカー場建設は
 吉田市長が新たにつくる『ハコモノ』です。

 ハコモノ行政からのチェンジを訴えて市長に当選した
 吉田市長によるこのハコモノ建設は
 『防災』の名を借りたムダそのものです。

 すでに何度もこの活動日記でも記して
 市長への質疑の中でもとりあげましたが

 災害の時には『防災』の拠点となる『公園』ですが
 横須賀市は年々、公園面積を増加させていて
 すでに神奈川県内の他市を大きく上回るトップの面積を確保しています。

 もう十二分に確保できています!

 防災の為に必要なのは、
 単に「人々が避難できる場所の面積を広げること」では
 ありません。

 本当に防災の為ならば、
 限られた財源を使ってもっと有効な方法があるはずです。

 何よりも、市民のみなさまが期待していたのは
 本物の改革派だったのに

 『改革派の仮面』をかぶって
 ハコモノをつくるのでは最悪です。

 はまゆう公園にあるサッカー場はクレーコートだから
 雨天中止になってしまう、
 だから新しく人工芝のサッカー場を作る。

 こんな理屈は、通りません。

 かつて、大津の市営テニス場はクレーコートで
 雨が降ると中止にせざるをえないから、という理由で
 人工芝に貼り替える
 リフォームが行われました。

 リフォームの結果、もともと利用者の多かった
 大津のテニス場は今も好評です。

 (これは前市長時代の取り組みです)

 それなのに、何故サッカー場は
 人工芝に貼り替えるだけではダメなのでしょうか。

 何故、吉田市長はあえてサッカー場をつくるのでしょうか。

 どうして前市長がスタートさせた約15億円ものハコモノ計画を
 吉田市長が受け継いで進めていくのでしょうか。

 質疑では、市民のみなさまが納得できるような答えはありませんでした。
 こんなハコモノは絶対に止めなければいけません。




2011年3月10日(木)のフジノ
● ひきこもりに苦しむこども・若者たちへの支援をより強める為に

 おととい8日の予算委員会で、フジノは
 『こども・若者育成支援推進協議会』の設置を提案しました。

 横須賀は、こどもたちにとって
 本当に生きづらいまちです。

 小中学校の不登校数は、619人で
 全国ワースト1の出現率
です(昨年度)。

 さらに、小中学校だけでなく、
 高校・専門学校・大学などを中退した若者や
 就職をしたけれども退職した若者も社会的ひきこもりとなっています。

 その数は、約5000〜6000人にものぼります。
 (横須賀市こども育成部報告より)

 こどもと若者が追い込まれている現在の状況は
 もはや『危機的』だとフジノは断言します。

 そして、大人たちがこの厳しい現実を直視しなければ
 こどもたちは絶望と不安を抜け出すことができません。

 不登校・社会的ひきこもり支援に長年とりくみ、
 横須賀から全国に発信を続けてきた
 『NPOアンガージュマンよこすか』という団体があります。

 このNPOが今、こんな現状を少しでも打ち破る為に
 『子ども・若者支援地域協議会』の設置を
 横須賀市に求めています。そして、2月から活動をスタートしました。

 フジノはこの提案に全面的に賛同しています。

 では、この『協議会』とはどんなものかというと
 下のイメージ図をご覧下さい。

 (内閣府の資料より抜粋しました)

 すでに横須賀市でも
 こども・若者をサポートする為のネットワーク組織を
 いくつも立ち上げています。

 それらの既存のネットワーク組織との違いは何かと言えば
 もっと大きな枠組であるということだとフジノは考えています。

 それは、自殺対策にとても似ています。

 かつて、自殺対策は精神医療だけの問題だと受け止められていました。
 けれども今では、社会全体の問題だという認識へと
 完全に変わりました。

 自殺を無くすには、もはや精神医療だけではなく、
 保健・医療・福祉・教育・雇用・労働・警察・救急・NPOなどをはじめ
 社会のあらゆる関係機関がつながって
 取り組みを進めなければいけない、という
 総合対策へと変わったのです。

 こどもと若者をとりまく現状への対策も
 もはや学校と家庭だけに押し付けても何も変わりません。

 社会の全ての分野に関係する機関が
 全力で連携して取り組まなければならないのです。

 その為の組織が今回の提案である
 『子ども・若者地域支援協議会』なのです。

 すでに横浜市では昨年7月に協議会をたちあげています。
 (これまでの活動はこちらの記事などをご覧下さい)

 そこで、健康福祉部とこども育成部に対して
 次のような質疑を行なって
 『子ども・若者地域支援協議会』の設置を提案しました。


 (2011年3月8日・健康福祉部への質疑より)



 保健所健康づくり課の『ひきこもり支援』事業について伺います。

 ひきこもり支援については教育委員会とも協力して
 保健所健康づくり課には

 当事者会・家族会のサポートというのを
 行なっていただいています。

 今回、先ほど名前の出たNPO(アンガージュマンよこすか)から
 『支援協議会』を設置してほしいという声があがっています。

 すでに横浜市にはあるけれど
 横須賀市には無い、ということについて

 保健所健康づくり課は、教育委員会と共に
 この立ち上げについてはどのようにお考えでしょうか。












 NPOアンガージュマンよこすかのご要望が
 子どもを主体としたご要望でございます。

 それで、保健所健康づくり課で行なっている
 ひきこもり支援というのは成人の方が対象でございますので

 こちらへも呼びかけ等があれば
 いろいろとお手伝いはしたいと思っているのですが

 今の時点では
 こども育成部の方が中心になって考えていらっしゃる
 と聞いています。




 今までも保健所健康づくり課では

 難病の方や障がいのある方々の家族会や当事者会の立ち上げ、
 自死遺族のわかちあいの会の立ち上げなど

 当事者に寄り添う団体の立ち上げから
 いろいろやってきていただいたと思うのです。

 教育委員会やこども育成部に
 要望先として行っていると思うのですけれども

 ぜひ保健所健康づくり課も
 サポートしてあげていただきたいのです。

 成人という今までの対象とは違うとは思うのですが

 団体の育成支援というノウハウがあると思いますので
 ぜひ助言などもしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。












 今までうちの方で培ったノウハウがありますので
 教育委員会、あるいはこども育成部などからご相談があれば
 支援してまいりたいと思います。


 今回の『協議会』は、こども・若者が対象ですから
 成人している若者たちもサポートの対象そのものです。

 これまで健康福祉部が対象としてきた『成人』というくくりとは
 そのイメージ自体が大きく異なります。

 だからこそ、こども育成部が主管課だからなどと言わずに
 健康福祉部も自分の問題として
 意識を共有しなければならないとフジノは考えています。

 続いて、この協議会をたちあがることになれば
 事務局の役割を担うことになる、こども育成部に質しました。


 (2011年3月8日・こども育成部への質疑より)



 『こども家庭総合相談』事業に関連して伺います。

 青少年・教育相談事業ということで
 こども育成部では
 不登校・ひきこもりの子を持つ保護者会を開催して頂いています。

 先ほどは、健康福祉部にも質疑を行なったのですが

 ただいま地域のNPO(=アンガージュマンよこすか)が
 『子ども・若者育成支援推進法』に基づく

 『子ども・若者支援地域協議会』をぜひ立ち上げてほしい
 ということで活動を行なっているのですが

 こども育成部としては
 どのようにお考えでしょうか。









 今、委員がおっしゃったように
 市内のNPO法人が法律に基づいた協議会の設立を
 ということでお話を頂いております。

 こども育成部としましても
 今現在、要保護児童の協議会と青少年問題協議会、

 それと法律に基づかないものなのですが
 青少年支援関係機関連携会議というものを年1回開催して
 当該のNPO法人にも来ていただいて

 いろいろなこどもたちの問題について
 話し合う機会を持っています。

 そういった既にある資源も含めて総合的に
 協議会の設置について研究していきたい、


 それから関係者の意見等も聞いていきたい、と考えております。

 


 フジノは今回、こども育成部には
 現在の立場を答弁してもらうことに留めました。

 「研究したい」「関係者の意見を聞きたい」というのが
 こども育成部の現在の姿勢です。

 この答弁を
 どうかみなさまは覚えていて下さいね。

 今の横須賀のこどもたちを守る立場として
 本当にふさわしい答弁かどうか。

 学校を中退したり卒業してからも
 家から出られずに苦しんでいる若者たちを支援する立場として

 「研究する」「意見を聞く」だけで
 問題を少しでも解決できるのか。

 横須賀は今、こどもたちにとって
 あまりにも生きづらいまちなのです。

 この現実を変える為に、
 大人としてやるべきことは全てやらねばならないのです。

 このまま、手をこまねいていれば
 現実は悪くなるだけです。

 だから、市民のみなさまも力を貸して下さい。

 NPOにしてもフジノにしても
 この協議会を立ち上げればそれで全てが解決するなんて
 考えていません。

 これは単なる第一歩です。

 自殺対策と同じく、全力を尽くして毎日取り組んでも
 10年単位で無ければ結果が現れない問題なのです。

 だからどうかあなたも力を貸して下さい。

 まずは、こんな危機的な状況にあるということを知っていて下さい。
 そして、このような協議会の設置を求めているということを
 どうか知っていて下さいね。

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 フジノが質疑を行なった8日、まさにその朝に
 神奈川新聞がこの問題を取り上げてくれました。

 自殺対策についても熱心に神奈川新聞は掘り下げてくれていて、
 こども・若者の問題についてもこうして報道してくれる。

 マスメディアも問題意識を共有してくれていることは
 本当にありがたいです。

 (2011年3月8日・神奈川新聞より)





2011年3月9日(水)のフジノその2
● 自殺対策街頭キャンペーン@JR衣笠駅へ

 来年度予算案への質疑が連日活発なので、
 『予備日』の日程を使って、今日は消防局への質疑がなされました。

 それが終わると、大急ぎで衣笠へ向かって
 夕方から、JR衣笠駅前での『自殺対策街頭キャンペーン』でした。

 天気はポカポカと小春日和な感じなのに
 冷たい風がすごくて、本当に全身が冷え切ってしまう寒さ!

 けれども今年度の街頭キャンペーンもラスト2回、
 あとは来週18日を残すのみとなりました。

 1年間をかけて全ての駅で、早朝と夕方、
 こうして取り組みが成されてきたことにフジノは感謝でいっぱいです。

 そう思うと、気合いが入ります。



 先日の汐入駅でのキャンペーンも
 今まさに「死にたい」と考えているという方から話しかけられましたが
 今日の衣笠駅でも複数の方のお話をうかがいました。

 フジノとまさに同世代の女性。
 ひとり親として一生懸命がんばって働いているけれど
 もう、心身ともに疲れきってしまった、という方。

 別の中高年の女性は、

 「あなたのがんばっている活動は良いけれど
  今の世の中じゃあ、焼け石に水でしかないよ。

  私のまわりには死にたい人ばかりで
  もうどうにもできない」

 とフジノに語りました。

 僕は

 「それでも1つずつお困りごとや悩み事を
  横須賀市と一緒に考えさせていただけませんか」

 と、お願いをしました。

 また、

 「絶対に『焼け石に水』ではなくて
  横須賀市では自殺対策の成果もあらわれているのですよ」

 というお話をしました。



 「ずっとおれは無職だ」と怒鳴りつけるように声をかけてきた男性は
 ヘッドフォンを付けたまま、下を向いたまま、
 話しかけてきました。

 「人は何故、死ぬんだ。
  自殺する人は、何が原因なんだ」

 と尋ねるので、今までの研究から言われている
 追い込まれた末の死であるということをお伝えしました。

 (自殺実態白書より引用)

 自殺によって亡くなった1000人の方々の
 ご遺族に心理学的剖検という手法をもちいて調査をおこなった
 『自殺実態白書』によれば

 4つ以上の要因が重なっていくと
 人はうつ病に罹患して、さらには自殺へと追い込まれるとされています。

 だからこそ、フジノたちはそこへ追い込まれる前に
 1つでも要因を減らすことを目指して活動を続けています。




 このキャンペーンを続けて数年間が経ちますが
 寒い中も暑い中も一緒にがんばってきたみなさんに対して
 とても深い信頼を感じます。

 こうしていろいろな市民の方々から話しかけられますが
 そのほとんどが切実な声ばかりです。

 現在のキャンペーンでは
 一緒に活動していただくボランティアの方々を
 『公募』はしていないのですが

 (活動したいと声をかけてくださった方に
  個別にお願いをしております)

 みなさまへの公募も
 これから横須賀市では検討しています。

 いつかの日かこのホームページを今読んでくれているあなたとも
 こうして一緒に活動できるようになるといいな、と願っています。



2011年3月9日(水)のフジノ
● 消防局の応援体制が充実して、出場時間が短縮されます!

 横須賀市と三浦市の2つのまちの消防局が
 新しく『指令業務の共同化』を行ないます。

 下のイメージ図をご覧下さい。


 横須賀市内からであっても
 三浦市内からであっても

 119番をかけると、『共同指令センター』につながります。

 そして、2つのまちの災害状況を一元管理して
 2つのまちの消防隊がシームレスに応援出場をします。

 行政区分で2つのまちに分かれているからといって
 三浦半島は1つの地域ですから
 一体的に対応することで
 大きなメリットが生まれるのです。

 例えば、メリットの1つには次のようなものがあります。

 下の図のように、応援出場のてまがかなり減ることによって
 災害現場への到着時間が短縮できるようになるのですね。



 フジノは、消防救急の重要性を考えるにつけても
 1つのまちだけで取り組むよりも
 より広い地域で
 一体的に対応していくべきだと考えてきました。

 そこで、この『指令業務の共同化』も
 推進している立場なのですが

 市民のみなさまにとって大きなメリットがあるのに
 かなり専門的で分かりづらいのですね。

 そこで、いかにして市民のみなさまに
 このメリットを説明できるかを考えてきて

 昨年12月議会の委員会質疑でも
 このことをとりあげました。


 (2010年12月7日・民生常任委員会での質疑より)



 まずは、消防局に
 2市での消防司令業務の共同化によるメリットについて伺います。

 3つのメリットが期待できるということですが、

 メリットの2点目にある『費用の低減化』と
 メリットの3点目にある『人員の効率化』については、
 具体的な金額、数値で
 メリットがわかりやすく示されていると思うのですが、

 市民の皆様の関心が一番高いと思われる
 『到着時間の短縮』については、
 具体的な数値というものが出ていない
ので、
 イメージがしづらいのです。

 この点については
 現時点である程度の推測はできるのでしょうか。

 




 メリット1でございますが、これはどちらかというと
 三浦市が大きなメリットを受けるという形で考えております。

 現在の横須賀市の消防指令台につきましては、
 今のもGPS機能がついて、消防車、救急車の位置が特定した中で、
 最短の時間で現場に着ける消防車、救急車を選別しております。

 ですので、横須賀市としては大きなメリット1というのは
 ないかと思います。

 三浦市につきましては、現在の指令台につきましては
 GPS等を搭載しておりませんので、
 三浦市としては大きなメリットであろう
 という形で考えております。

 



 やはり市民の方々にあえて共同化による体制に移行する
 というのを御説明するときには、

 『到着時間の短縮』というのが
 一番実感を持って体験していただけることかと思うのです。

 そのときに、三浦市だけが
 決して大きなメリットがあるわけではないと思うのですね。

 当たり前ですが市境は
 三浦市にも横須賀市にも両方あるわけですから、

 その市境の地域の人たちへの
 横須賀市としてのメリットは見込めないのでしょうか。






 今少し言葉足らずでございました。

 ただ、指令業務というのは、
 消防を1つにするわけではございませんので、

 基本的には横須賀市の消防については
 横須賀市が対応する、

 三浦市の救急については
 三浦市が対応するという形になっておりますが、

 指令の情報というか119番の情報は
 1つの指令台で共有しますので、

 速やかな応援体制がとれるという中では、
 横須賀市、三浦市ともにメリットのあるもの


 という形で考えております。




 消防指令業務の共同化を行う際には、
 『応援要請などの手続の簡略化』もあったと思うのですが、
 こちらはいかがですか。





 ただいま説明もさせていただきましたが、
 119番が共通指令台のほうに入ってまいりますので、

 今までですと、三浦市の災害につきましては、
 横須賀市の指令台では、
 三浦市の指令室のほうから応援要請がないとわからない
 ということでございましたが、これからはわかる。

 逆も同様でございますが、そういうことによって
 速やかな応援態勢がとれるものという形で考えております。




 市民の方々の思いとしては、

 ある程度の財政負担があっても、
 救急、消防については非常に大切なものなので、
 ぜひ維持してほしい

 という思いがあると思うのですね。

 このメリット1については、
 より実感としてわかっていただけるように
 可能であれば数値などもお示ししていただきたいと思います。






 どこまで数値を示せるかわかりませんが、
 これから三浦市と具体的に詰めていく中で、
 その辺は金額とともに精査していきたいと思いますので、
 次の資料(*)にはお出しできると思っております。


 (*)次回ひらかれる2011年3月の議会のこと


 この消防局とフジノの質疑を受けて
 今日の委員会に、消防局から新たな報告資料が提出されました。

 今度はかなり分かりやすくなりましたよ!

 (三浦半島。1と2の地域でシュミレーションをして試算が出されました)


 (想定1)津久井浜駅交差点入口交差点で火災出場した場合


 従来の体制のままだと、
 応援出場をしてもらう『三浦市引橋ポンプ車』は16分1秒でした。

 それがなんと2分の1の到着時間になって
 8分13秒での到着となります!


 (想定2)長井・ソレイユの丘交差点で火災出場した場合


 従来の体制のままだと、
 応援出場をしてもらう『三浦市引橋ポンプ車』は15分29秒でした。

 それがなんと2分の1以下の到着時間になって
 6分40秒での到着となります!

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 この試算を含めた新たな資料の提出を受けて
 フジノは今日の委員会でも再びこの点について
 何点かの質疑をおこないました。

 例えば、消防局がシュミレーションのもとにした
 走行スピードは『時速35km』でした。

 これは、総務省の『消防力の整備指針』にもとづいた設定なのですが
 実際の緊急出場ではもっと早く移動できるのではないか。

 (→市内の交差点の混雑状況を勘案すると
   最終的に平均すると時速35kmになってしまうとの答弁でした)

 また、今回のシュミレーションは2カ所にとどまったけれど
 パターンをもう少し増やすことでより市民理解がすすむのではないか。

 (→これは増やせると思うとの答弁でした)


 その他には、

 吉田市長がすすめる財政再建プログラムである
 『行政改革プラン』によって

 さらに常備消防費も
 非常備消防費もカットされることに対して
 反対する立場から質疑を行ないました。

 必要に応じて時間外におこなってきた訓練を
 人件費カットの為に、とりやめてしまう。

 これは、そうせざるをえないから
 時間外の訓練として行なってきたことであって
 必要な取り組みです。

 ムダではありません。

 しかも、約300万円の時間外手当です。
 もっと大きなムダは別にあります。

 災害対策は重要であるのに
 一律に行政改革の中でカットすることを批判しました。

 これからもフジノとしては
 財政改革をすすめながらも
 メリハリのある対応を提案し続けていきます。

 つまり、優先順位の高いものにはしっかりと予算対応をする。
 優先順位の低い、不要不急のものは厳しくカットしていく。

 がんばります。


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