まちの政治家は、こんなことしてます![]() |
2012年1月12日(木)のフジノその2 | |
● それでもフジノがジャーナリストを信じたい理由 けさの神奈川新聞のコラム『記者にっき』を読んで フジノは率直に感動しました。 年末年始も休むことなくオープンしている『横須賀こころの電話』について 横須賀支社の服部記者が記してくれていました。 (2012年1月12日・神奈川新聞より)
コラムでは、 昨日発表された警察庁の自殺統計(速報値)によれば 3万人を超える犠牲者が14年連続となってしまったことを挙げて こんな状況が続いている今だからこそ、 自殺を考えている人の救済にもつながる横須賀こころの電話の 「事業の必要性は変わらない」 と評価してくれました。 全国のいのちの電話も相談員が集まらず苦慮していますが、 スタートから6年間が経つ『横須賀こころの電話』も 今、最大のピンチを迎えています。 このことについても、 「今年はボランティアの応募が増えるよう、 事業への理解がより深まることを願う」 と記して下さいました。 全く同感です。 『横須賀こころの電話』の相談員への応募が 年々減っている状況について 服部記者は2010年にも報じてくれました。 温かい視線でずっとこの問題に関心を持って追い続けて下さる 服部記者に深く感謝しています。ありがとうございます。 -------------------------------------------------- 服部記者に限らず、自分の毎日の仕事の対象とは別に なんらかの問題をライフワークとして ずっと追い続けているジャーナリストの方々を フジノは何人も知っています。 例えば、『HTLV−1』について 書き続けている毎日新聞のA記者。 九州の支局に赴任していた時にHTLV−1と出会い、 全く世間に問題が知られていない頃からずっと記事にしてくれました。 今では東京本社の社会部に異動となってしまい 日常業務の分野とは離れてしまっていますが それでも、ずっと追い続けてくれています。 そんなこころあるジャーナリストは まだまだたくさん存在してくれています。 震災があって、原発事故による深刻な事態が起こって、 マスメディアに対する不信感が広く深く浸透しました。 大手マスメディアは『原子力ムラ』の一員であるのは事実でしょう。 市民のみなさまが信じられなくなるのも当然のことです。 でもフジノは、今まで出会ってきた 1人1人のジャーナリストの方々の活動を見るにつけても ジャーナリズムは終わっていないし、 信じていきたいと感じるのです。 そんなことを改めて感じさせてくれたコラムでした。 Tweet |
2012年1月12日(木)のフジノその1 | ||
● リボンムーブメントが14日に公開シンポジウムを行ないます! 子宮頸がん撲滅の為の活動を続ける 女子大生たちの『リボンムーブメント』が 横浜市大の宮城悦子先生とともに 公開シンポジウムを行ないます! 『横浜・神奈川子宮頸がん予防イベント 〜みんなで守る未来のあなた〜』 1月14日(土)14:00〜16:00@杉田劇場ホール (リボンムーブメントHPより)
リボンムーブメントも宮城先生も 子宮頸がん撲滅に取り組んできたフジノにとって 長年の『戦友』のような存在です。 そして、この公開シンポジウムについて報道してくれた 神奈川新聞の服部記者も『戦友』の1人ですね! 服部記者、ずっと『子宮頸がん撲滅』に向けて メディアの立場から追い続けて下さって本当にありがとうございます。 あらゆる立場を超えて 走り続ける同志が居てくれることに こころから感謝です。 (2012年1月11日・神奈川新聞より)
フジノHPをご覧になっている方々の多くが この日、パシフィコ横浜で開催される『脱原発世界会議』に 参加されるのではないかと思います。 けれども、フジノはこちらに参加します。 こどもを守りたい、新しい命を守りたい。 救うことができる命を救いたい。 その想いにおいて、フジノの中では 『脱原発』も『子宮頸がん撲滅』も同じ重みを持っています。 もしも『脱原発世界会議』に参加しない方は ぜひ『みんなで守る未来のあなた』へいらして下さい。 参加申し込みはこちらです。 女子だけでなく、男子こそ参加して下さいね! Tweet |
2012年1月11日(水)のフジノ | |
● 精神疾患のある方が身体疾患を合併すると診てもらえない現実 夕方から、横浜市の日本大通りにある情報文化センターへ。 神奈川県が開催した 『第1回・神奈川県 精神科救急医療 調整会議 部会』 を傍聴しました。 この部会は、今年12月まで5回開催予定で 『搬送受入基準(案)』を作成します。 消防法の規定に基づいた基準があるのですが 『観察基準』、『選定基準』、『伝達基準』、 『受入医療機関確保基準』などを決めていきます。 (画像:会場入り口にて) ![]() 今年、全国の都道府県が『医療計画』の改訂を行ないますが 精神保健医療福祉の改革を進める為に とても重要な動きです。 課題は山積みですが、特にフジノが重視している課題の1つが 『精神疾患のある方々が身体疾患を合併した時の救急医療』です。 『精神疾患のある方』が ケガや病気をする(=身体合併症を起こす)と 救急患者として病院が受け入れないことが とても多くあります。 もちろん119番をかければ 救急隊は来てくれて搬送できる病院を探します。 でも、照会をかけても、病院側から 受け入れを拒否されてしまうのです。 理由は 「ベットに空きが無い」 「精神科医がいないので精神障がいのある方は診察できない」 といったものです。 これは一般の方々には知られていませんが 実は、精神疾患のある方々にとってはよくある身近な問題です。 しかも、命を落としかねない、深刻で切実な問題です。 例えば、単なる『腸閉そく』が起こっただけなのに 搬送先が見つからない為に亡くなってしまうということも 実際に起こっています。 ガンや生活習慣病は誰にでも当然起こりますし、 精神疾患があろうと無かろうと同じです。 さらに精神疾患のある方は 長い間クスリを服み続けている影響で 身体合併症を併発しやすいです。 それなのに精神疾患があるだけで ケガや病気になった(=身体疾患を合併した)時に 受け入れ病院が無いという現状は、絶対に変えなければいけません。 ------------------------------------------------- 今日の部会では、県の『精神科救急医療情報窓口』において 実際にあった事例の紹介がありました。 (こちらをご覧ください) 救急隊が現場についてからも搬送できる病院が見つからない為に 現場に滞在し続けた時間が30分以上になってしまったケースのうち、 『背景として精神疾患あり』が 第1位(14.96%)となりました。 2位(6.16%)は『飲酒あり』でした。 横浜市の消防局・救急担当の方からは より具体的な話がありました。 『現場滞在時間』が245分間(約4時間)もかかったケースがありました。 『頭部打撲』で119番通報したのですが 受け入れてくれる病院が見つかるまでに4時間もかかったのです。 その方には 統合失調症があったそうです。 フジノはこうした話を 身の回りでよく聴きます。 そこで、現状をデータで確認する為に 横須賀市の消防局・救急に 『搬送困難事案』にはどのような背景があるのかを 洗い出してもらっています。 (画像:会議室から県庁とランドマークタワーが見えました) ![]() こうした状況に対応する為に、県も動きをスタートさせてはいます。 例えば、『地域医療再生計画』です。 おととし12月から1年間かけて作られた 県の『地域医療再生計画』の『追加分』が昨年12月に発表されました。 ここでも救急受け入れ体制の整備が とりあげられています。 (県の地域医療再生計画より抜粋)
この問題に日本で最初に取り組んだのは 1973年、都立松沢病院がスタートです。 それからすでに約40年近くが経ちますが、 いまだ解決には至っていません。 問題の根深さを考えるにつけても すぐに解決するのは難しいのかもしれませんが 精神疾患があろうと無かろうと 救急医療が差別なく誰もが受けられる体制を作りたいです。 フジノは自分のテーマとして、 これからもしっかりと関わり続けていきたいです。 Tweet |
2012年1月10日(火)のフジノその2 | |
● 「医療のグランドデザイン」策定に向けて力を合わせるべき時に 夕方から伊勢佐木長者町にある神奈川県総合医療会館へ。 『医療のグランドデザイン策定プロジェクトチーム(第11回)』 を傍聴する為です。 昨年8月17日にスタートした『プロジェクトチーム』も 12月には『中間とりまとめ』が発表されました。 黒岩知事は、かつてニュースキャスターだった頃から ライフワークとして医療に深く取り組んできて 前職は国際医療福祉大学院の教授として 国の様々な審議会の委員なども勤めていた専門家です。 フジノとしては『中間とりまとめ』を読んでみて 「医療を重視している黒岩県知事の姿勢が伝わってくる 良い『中間とりまとめ』だな」 と感じました。 ![]() 年が明けて、2月末の『最終案』とりまとめに向かって 急ピッチで議論を深めていくことになります。 そして今日のテーマは 1.救急医療の充実 2.医療資源の適正配置・地域偏在の是正 3.医療と介護の連携・在宅医療の推進 4.災害時医療体制の整備 と、どれも重要なものばかりでした。 例えば『救急医療の充実』の1つの課題として 高齢化率が一気にあがっていく中で 救急搬送される高齢の方々が急増しています。 さらに、入院期間が長期化しています。 これによって、一般救急の受入体制にも 影響が出ているのではないか、と言われています。 高齢化率の上昇は防げない以上、 新たな医療の仕組みづくりが必要です。 こうした今すぐ取り組まなければならない問題が 山積みになっているのです。 けれども、冒頭、県の事務局から ネガティブな報告がありました。 このプロジェクトチームの委員メンバーであった神奈川県医師会が 黒岩県知事の発言に抗議して委員を辞任した とのことでした。 会議がスタートしてから30分が経った頃、 黒岩知事も出席して、このような事態に至った経緯を説明しました。 *翌日の神奈川新聞もこの騒動を報じました。 ↓ (2012年1月11日・神奈川新聞より)
このゴタゴタで本来のテーマについて議論する時間は 大幅に短くなってしまいました。 フジノは、本当にガッカリしました。 最終とりまとめまで、あと1ヶ月半。 こんなゴタゴタを起こしている場合ではないのに。 医療の改革を目指す上で、 地域の医師会(=開業医のみなさん)の協力は絶対不可欠です。 国レベルでの『医師会』というのは 政治的な存在ですし、圧力団体かもしれません。 でも、県レベル・市レベルでの『医師会』は そういう意味合いは薄くて、 地域での医療政策の実現に向けての 『パートナー』として強い連携を求めるべき相手です。 『グランドデザイン』を医師会抜きで作っても それでは本当に実現できるものにはならないでしょう。 黒岩知事は 「私の真意を聴いてもらえば、理解しあえるはずだ。 必ず委員メンバーに復帰してもらえる」 といった主旨の発言をしていました。 それならば、一刻も早くじかに県医師会に説明をして、 誤解があるならば誤解を解いてほしいです。 次回の会議まで、約2週間しかありません。 とにかく急いで対応してほしいです。 ------------------------------------------------ 黒岩知事は、神奈川を全国一の医療県にするとしていますが フジノは、別に1位なんかじゃなくていいから もっと安心して誰もが医療を受けられる仕組みを早く作りたいです。 できることから、とにかく着実に進める。 地味でいいから、とにかく実現できることを1つでも増やす。 それがフジノの目指している医療改革です。 早くこんな騒動を終わらせて 本当にやるべき仕事に戻るべきです。 今夜は会議からの帰り道が本当に虚しかったです。 Tweet |
2012年1月10日(火)のフジノその1 |
● 社会福祉の先達の叙勲をお祝いしました 今日は『横須賀市社会福祉協議会・新年賀詞交歓会』へ行きました。 政治家として招かれた忘年会・新年会には 一切参加しないと決めているのですが、 『社会福祉協議会』の賀詞交歓会だけは 社会福祉に貢献した方々の叙勲をお祝いすることがメインなので スケジュールが合う限りは 個人として出席しています。 昨年に続いて今年もなんとか無事に 参加することができました。 ![]() 今年は、福祉の為に長年活動して下さった 5名と2団体への表彰が行なわれました。 ・瑞宝双光章 青木恒さん(横須賀ヘーメット施設長) ・藍緩褒章 但馬明さん(前久里浜第二地区民生委員児童委員協議会会長) 栗原良子さん(横須賀保護司会西支部) ・厚生労働大臣表彰 衣笠第一地区民生員児童委員協議会 あじさい指の会 松永玲子さん(衣笠第一地区民生委員児童委員協議会会長) 青木登代乃さん(シャローム副施設長) 叙勲など表彰されたみなさま、おめでとうございます。 本当に今までありがとうございました。 ![]() 社会福祉の世界で数十年間も活動してきて下さった 先達のみなさまに深く感謝しています。 フジノもそんなみなさまに負けないように しっかりとがんばっていきます。 今日は、精神保健福祉、高齢者福祉、こども家庭福祉、 社会的ひきこもりの若者支援、被災地支援ボランティアなど 社会福祉に携わる 多くの方々と再会することができました。 「フジノくん、見学に来るって言ったのに全然来ないね」 「フジノさん、最近は保育にあまり関心が無いのかしら」 「うちはいつでも見学お待ちしてますよ」 などなど、たくさんのお叱りを頂きました。 あらゆる事業所・施設の見学に行きたいのですが なかなか日程調整をできていなくて本当にごめんなさい! また、どの福祉分野にもずっと変わらずに関心はあるのですが 最近はどんどん仕事が増えてしまって お叱りはごもっともなのですが なかなか1つの領域に 深く時間を割くことができなくなっています。 本当にごめんなさい。 でも、お叱りを頂くということは 『福祉のフジノ』への期待なのだということを強く自覚していきます。 (民生委員児童委員協議会会長の鈴木立也さんとフジノ) ![]() また、複雑多様化する困難事例など 新しい宿題もたくさん頂きました。 これからもっと学んで、現場を見て、 しっかりと政策提言をしていきます。 -------------------------------------------------------- ところで、毎年のことなのですが 声をかけていただけるのは本当にありがたいことなのですが 一方で、会費3000円を払っているのですが 出された食事を食べれたことがありません。 今日もオレンジジュース1杯と 煮物を数個、からあげを1個、食べただけでした。 (みなさんと話している以外の時間は ずっと自殺総合対策センターと厚生労働省と連絡を取っていたせいもあって 今年はふだん以上に全く食べれませんでした) せめて会費の半額分くらいは 食べるチャンスをください...。 来年こそは元を取るぞ! Tweet |