まちの政治家は、こんなことしてます |
2007年8月24日(金)のフジノ | |
● 市長へ抗議文を提出しました/横須賀市長は国の下請けか? 今日は、蒲谷市長に対して抗議文を提出しました。 一柳議員・瀧川議員・吉田議員とフジノの計4名の連名です。 市が主催して来週から始める 『原子力空母の安全対策に対する市民説明会』の開催への抗議です。 この説明会は、横須賀市がやるべきではなく、 日本政府/アメリカ政府がやるべきです、絶対に。 抗議文の全文を記します。
日程調整をしたのですが どうしても公務で日程が合わないとのことで 蒲谷市長ではなく、杉本副市長が抗議文提出の場に来ました。 抗議文章を読み上げた後、 一柳議員とフジノが一言ずつ市長に対する抗議を述べました。 「この場では議論をしない」 と、事前に杉本副市長とお互いに約束してたのですが 結局、一柳議員もフジノも副市長も熱くなって 立ったまま、反論の応酬になってしまいました。 でも、そういう杉本副市長の姿勢(本気での反論)は フジノはキライではありません。 フジノたちは本気で抗議している訳です。 だから、杉本副市長が本気で反論してくるのは当然のこと。 仕事に熱心な訳ですから。 でも、もしこの場にいるのが市長だったら、 きっと反論しないですよ。淡々と抗議文を受け取って終わりでしょう。 本気で安全性を説明するつもりなら、 この説明会にだって、市長本人が毎回全て出席すればいい。 けれども、来ない。 部長2人が同席しますが、 説明をするのはあくまでも課長。 こういう『本気度の低さ』で 市民のみなさんの安全を守れるはずがない。情けない。 ● 記者会見、今も当然フジノは原子力空母に反対です その後、吉田議員も交えて3人で記者会見をしました。 (連名されている瀧川議員は都合があわず欠席でした) マスコミ各社から質問を受けましたが、 神奈川新聞社から印象的な質問がありました。 「抗議文を出した4名の市議は今も原子力空母に反対ですか?」 3人の想いをそれぞれ答えましたが フジノから最後に答えさせてもらいました。 「4人とも原子力空母反対の署名活動に参加しています。 現状認識の違いはありますが、 例え実際に配備された後でも こころの底では4人とも母港化には永久に反対です」 政治家はいつも目の前の現実に対応する政策を取ります。 いわゆる、現実主義・短期的な対応です。 フジノたち4人とも来年8月に配備される原子力空母に対して 安全対策を求めています。 けれども政治家は現実主義・短期的な対応策と同時に いつも長期的な目的に向けて 決して変わらない信念を持ち続けています。 だから、どんなことがあっても 原子力空母の横須賀母港化には絶対に反対です。 これが変わることはありえません。 それから、もう1つフジノは言わせてもらいました。 「神奈川新聞さんからのご質問だったのであえて触れたいのですが この数日、神奈川新聞で連載してくれている 原子力空母の記事がありますよね。 (『揺れる思い〜原子力空母横須賀へ』という連載です。 これまでの流れを改めてまとめた連載です) 今日の記事には、(NLP騒音に苦しむ)大和市の方が 横須賀の人が母港化にもっと反対しないことを情けなく思うと インタビューに答えていました。 僕は「横須賀市民はこころの底ではみんな反対だ」と 大和市の方にこの抗議文をメッセージとして送りたいです。 僕たちは今も反対だと他都市の方々にも伝えたいです」 ● ぜひ予習をして、説明会でたくさんの質問をしてください! できれば明日、多くの新聞に報道してほしいとフジノは願います。 何故ならば、説明会が開催されることさえ、 全く市民のみなさんは知らないと思うからです。 スケジュールはこちらです。 日時 場所 8月27日(月)19:00〜20:30 追浜公民館 8月 28日(火)19:00〜20:30 田浦公民館 8月 29日(水)19:00〜20:30 逸見公民館 8月 30日(木)19:00〜20:30 大津公民館 8月 31日(金)19:00〜20:30 衣笠公民館 9月 1日(土)14:00〜15:30 ヴェルクよこすか 9月 3日(月)19:00〜20:30 久里浜公民館 9月 4日(火)19:00〜20:30 北下浦公民館 9月5日(水)19:00〜20:30 浦賀公民館 9月6日(木)19:00〜20:30 西公民館 説明会場に来る人を1人でも増やしたい。 あなたの暮らすまちに来年から 原子力空母が毎日いるようになるのですから。 その危険性を知ってほしい。 市が開催するのはバカげています。 国が開催すべきです。 けれども、一方で、市民のみなさまに(つまりあなたに) 市が説明するつごうのいい話であろうとも まず原子力空母が来年夏から いつもいるようになるという事実を知ってほしいのです。 それはとても恐ろしいことなのです。 そんな恐ろしい事実を あなたは知らないままに生活を送っていく。 政治家としてフジノは 1人でも多くの人に(たとえ市の主催であれ)説明会に来てほしい。 その為にも、明日の新聞各社が記事として 今日の抗議を報道してくれることを願います。 さらに、あなたが関心を持ってくれて 説明会に参加してくれることを強く願います。 当日は説明の後に質疑応答の時間があります。 当日にいきなり資料を配られても 質疑応答なんてできませんよね? だから、今日市議会議員宛に配られた 当日用の資料をここであなたが読めるようにpdfにしました。 どうかこの週末で読んでください。 予習をしてください! そして、来週から行なわれる説明会で どうか質疑応答で不安に感じることや納得いかないことを どんどん質問してほしいのです。 当日配布される資料はこちらです。 表紙 ページ1 ページ2 ページ3 ページ4 ページ5 ページ6 ページ7 ページ8 たとえどれだけ多くの質問をしても 原子力空母が実際に配備される限り不安は消えません。 それでも多くの情報と知識を持つことは 原子力災害が起こった時に身を守る助けになるはずです。 どうか説明会にたくさんの方が来てくださいますように! |
2007年8月25日(土)のフジノ | ||
● マスコミ各社が記者会見を報道してくれました お伝えしたとおり、 昨日は蒲谷市長へ抗議文を提出し、記者会見を行ないました。 その様子をマスコミ各社が報道してくれました。 (2007年8月25日付け神奈川新聞より) (2007年8月25日付け朝日新聞より) ● 「国の専権事項」ならば、市長は国に説明会をやらせるべきだ 蒲谷市長はくりかえしくりかえし 「外交・国防は国の専権事項だから 原子力空母の配備の賛成・反対について市は何も言えない」 と述べてきました。市議会の議事録を インターネットで検索すればすぐに出てきます。 (06年6月14日全員協議会での市長の見解) 国防は国の専権事項とはいえ、 (07年2月5日市議会での市長の答弁) 外交は国の専権事項であり、 国が責任を持って決める事柄であります。 (07年2月7日総務常任委員会での企画調整部長の答弁) 外交については国の専権事項と申し上げているわけでございます。 こうした市長の「国の専権事項」論に疑問を持つ議員は フジノを含めてたくさんいるのですが 仮に百歩譲って、 市長の「国の専権事項」論を正しいとしましょう。 それならば、外交・国防を専権事項とする国(政府)こそ 原子力空母についての説明会は行なうべきです。 責任者であれば、説明責任があります。 国が責任者ならば、国が説明責任を果たすべきです。 にもかかわらず蒲谷市長は かたや「外交・国防は国の専権事項」であると言いながら、 一方で、市が説明会を行う事はまさに支離滅裂です。 国の専権事項であるならば 市が説明会なんかやったら おかしいじゃないですか。 しっかりと市長は政府に対して 国の責任において安全対策に取組むよう強く求めるべきで 当然、説明会を政府にやらせるのもその1つです。 何故そこまで国に対して へりくだる必要があるのか、全く理解できません。 ● 本当に地方自治がライフワークなのか? かつて蒲谷市長は、総務省(旧・自治省)に勤めていたことから、 「地方自治が私のライフワーク」としばしば述べます。 地方自治が本当にライフワークならば、 今は地方分権(国と地方は対等のカンケー)の時代なのだから 横須賀市(地方)の気概を示すべきです。 しかし、蒲谷市長の行動を見ていると どうしても地方自治がライフワークとは感じられないのです。 むしろ、国に従うのがライフワークではないかとさえ感じられます。 それは2007年の今に始まったことではなく、 すでに2年前にフジノは同じ怒りをぶつけています。 この怒りはかつて蒲谷市長が 原子力空母反対を選挙公約に掲げていたのに 全く熱意が見られないことから発言したものです。 (05年11月29日・本会議・フジノ一般質問) 市長は、御自分の人生を語るときに、 しばしば「地方自治に人生をかけてきた」と述べられます。 外交や安全保障は国の専権事項だとしても、 地元のことを完全に無視するようなことを国がしてはいけない。 そんなとき、しっかりと市民の先頭に立って、 「絶対に反対だ」と闘うのが地方自治だと僕は思います。 市長の地方自治にかけてきた人生が 今問われているのだと思います。 同じように、長年の基地返還への思いを踏みにじられた 相模原市の小川市長はこう述べています。 「たすきや鉢巻きをして、戦車にひかれたって 相模原のために命をかけてやる」 横須賀市の市長の仕事も同じく命がけであるはずです。 もしも原子力空母の配備が強行されてしまった場合、 蒲谷市長は横須賀市長としては終わりだと思います。 政治家とは結果責任がすべてです。 そして、蒲谷市長は市民との連携を求める声も拒否をして、 繰り返し繰り返し、 「市長である私の信念でやらせてほしい」 「市長の責任で行動していく」と述べてきました。 ならばこそ、その信念がかなわなかった場合の 責任のとり方を蒲谷市長は明らかにすべきです。 責任のとり方とは、つまり市長を辞任することだと思います。 時に配備反対への本気度が伝わってこない蒲谷市長の決意ですが、 はっきりと自分は本気なんだと伝わるように、 みずからの進退をかけて 原子力空母の配備は絶対に阻止する という蒲谷市長の決意を改めてお聞かせください。 このフジノの一般質問に対して 蒲谷市長は、答弁を避けました。答えなかったのです。 そして、1年後の6月、選挙公約を破って 原子力空母の受け入れを発表したのです。 地方自治をライフワークにする、というのは 政府に従いつづけることをいうのでしょうか。 それは間違っていると想います。 今回の説明会も、市が主催することは間違っています。 政府がやるべきです。 それこそ、地方自治をライフワークとする 市長が政府に強く訴えるべきことではないのですか。 |
2007年8月26日(日)のフジノ | ||||||
● カフェトークの様子を少しだけ紹介しますね 徹夜まで市民の方から頂いたメールに返事を書いてたら お昼すぎになっても体調がひどくて動けず。 大切な『マリンよこすか』(高次脳機能障がいのある方々の家族会)に 参加させていただく予定をキャンセルして(ごめんなさい!)、 夜まで臥せって、参考文献を読みながら過ごしました。 さて、日頃たくさん頂くメールの中でしばしばあるのが 「カフェトークに行きたいのですが、しきいが高そうで...」 というものです。 いやあ、しきいは低いですよ(笑)。 しきいが高いのが好きな感じの方々 (例えば、政治談議がしたくて来たような方)は 2度と来ないですからね〜。 まあ、こういう人はカフェトークのルールを理解してないんですね。 1度来たことがある方からしたら 「あんなにフジノがリラックスしまくっているのは 主催者としていかがなものか?」 ってなぐあいに、 ほのぼのと参加者の方のお話に耳を傾けています。 宗教がらみとか商売がらみの参加者さえ来なければ ものすごくおだやかな楽しい場所なんです。 ということで、これからは毎回少しだけ 紹介をしてみることにしました。 今日は、第89回の様子をご紹介しますね。 気が向いたら来てくださいね。 次回から場所が変更になりましたから ご注意くださいね。
ここのごはんもとてもおいしいですよ〜。
「町内会なんて参加を求められたこともないし、関わりも無い。 そんな僕たちアンダー40世代にとっては、 カフェこそが僕たちのコミュニティである」 というのが政治家フジノの持論です。 だから、カフェであえて集まりをやっている訳ですね。 そんな想いが理解できる方にこそ ぜひ来てもらえたらいいなあと思っています。 |
2007年8月27日(月)のフジノ | |||
● 9月10日から1週間は『自殺予防週間』です 気がつきましたか? 数日前から、市役所をはじめ このまちの公の施設にはこのチラシ&ポスターが貼りだされています。
チラシには、こう書いてあります。 「〜大切なサイン、気づいていますか?〜 自殺予防には、あなたの周りにいるかもしれない 自殺を考えている人の存在に気づき、 精神科医などの専門家につなぎ、 そしてその指導を受けながら暖かく見守るという みなさん一人一人の取り組みが大切です。 自殺を考えている人は、必ずサインを出しています。 大切な人のサインに気づいたら、一人で悩まず相談してください。 横須賀市では、9月10日に講演会、 11日には自死遺族の方を対象とした相談会を行います。」 自殺対策大綱という政府のルールが決まったものの、 全国の自治体では取り組みに温度差があります。 自殺予防週間の取り組みも全くゼロのまちがたくさんある中で 横須賀市は昨年に続いて今年もきちんと活動します。 このまちは自殺予防対策に本気で取組んでいます。 あなたも、このチラシ&ポスター、 見てくださいましたか? ● 横須賀市の本気度を示す、2日連続の動き すでにみなさまには9月10日に講演会を行なうことを 7月31日付のこのHPでお知らせしました。 しかし、それだけでは終わりません。 さらに翌日には、自死遺族の方を対象にした 『自死遺族こころの相談』を行なうのです。 (広報よこすか・おしらせ版8月25日号より) 講演会を行なう、とか、新聞記事でとりあげる、というのは どこでもよくやっていると思うのです。 けれども、アフターケアをしているところなんて 全くといって良いほどありません。 新聞記事なら、いのちの電話の電話番号が書いてあるくらいです。 講演会に勇気を出して実際に来てくださった自死遺族の方々が 改めて他人の体験談をうかがって 悲しみの気持ちがあふれそうになった時、 実際には何にもサポートが無いことばかりなのですね。 けれども、横須賀は違います。 翌日、しっかりとサポートします。 もちろん翌日の『相談会』だけでなく、継続的にサポートしつづけます。 なかなか誰にもお話できなかった 亡くなった方のお話をぜひ語ってほしいのです。 どうか、思いのたけをを語って下さいね。 大切な方が突然に亡くなったことで 苦しい想いをたくさんしたことでしょう。 そんな苦しさも、どうか吐き出してください。 このまちでも毎年100人もの方が 追い込まれた末に自殺によって亡くなっています。 亡くなった方お1人に対して 少なくとも5名はご遺族(血縁はカンケーありません。 心の結びつきが強かった方のことです)がいらっしゃると推計されています。 ですから、この数年間だけでも 数千人以上もの方々が このまちで自殺に関わる悲しみを体験しているはずなのです。 どうか、9月10日の講演会、いらしてください。 どうか、9月11日の相談会、いらしてください。 僕たちは、無理にお話を聞きだそうなんてことは絶対にしません。 どうか、あなたと同じ悲しみを持つ方のお話を聞きにいらしてください。 どうか、あなたの想いを少しだけでもお話にいらしてください。 このまちは、自殺予防対策に本気です。 どうか、あなた1人きりで苦しまないで下さいね。 僕たちは、あなたの力になりたくて、こうして活動をしています。 |
2007年8月28日(火)のフジノ | ||||||||
● あまりにも女性が足りない! 追浜行政センターをスタートに 市内9ヶ所で行なう 『原子力空母の安全対策に対する市民説明会』が ついに昨日から始まりました。 説明会のプログラムは毎回この通りです。 19:00〜19:30 担当者による説明 19:30〜20:00 休憩時間/質問票に記入する時間 20:00〜20:30 質問票をもとに担当者が回答する 20:30〜 会場の参加者から2人程度、意見を述べてもらう 説明の様子はというと、特にパワーポイントを使うわけでもなく、 配った資料をもとに淡々と担当者による説明が続きます。
肝心の説明内容ですが 会場で配るパンフレットをこのHPに載せましたが、 特にそれ以上の目新しい情報はありません。 市議会議員としてもはや知っていることばかりですから 説明会ではすでに書いてきたとおり、 政治家フジノの最大の関心ごとは 『参加して下さる方々の数』です。 初日、追浜行政センターに集まった市民の方々は 神奈川新聞によると約70人、朝日新聞によると約50人、でした。 何故に20人も発表数字に開きが出るんだ(笑)。
追浜行政センター管内には 1万2593世帯、合計3万118人が暮らしています(8月1日現在)。 3万人のうち、わずか50人しか来れない。 0.1%ですよ。こんなので安全対策の説明会と言えるのですか。 あなた自身の命がかかっている原子力空母の問題で 説明会でこんなにも参加者が少ないことを あなたはどう受け止めますか? 某新聞がこういうタイトルをつけていましたが 『横須賀市民』=『消極的賛成論の市民』だから 参加しないのでしょうか? はっきり言って、違います。 参加者の少なさの原因は、 (1)広報の不足 (2)広報の不足 (3)広報の不足 です! 徹底的に広報が足りないんです。 だから、参加者が少ないんです。 安全対策の説明会ならば、 原子力空母の母港化に反対だろうが賛成だろうが 誰もが聞きたいテーマな訳です。 けれども、フジノのまわりの方々にお話をうかがってみると 説明会があることなんて誰も知りません。 そこで、担当部署に 「説明会を告知する内容の回覧板は 町内会にまわっているのですか?」 と質問すると、 「全ての町内会に通知は出しました。 回覧板で回すかどうかは町内会長の判断しだいです」 との回答でした。 確かに、町内会は市役所の下請け機関ではありませんから 市役所が「これをまわせ」と言った書類を全て回覧板で回してたら それは町内会の自主性という点で問題ではあります。 でも、今回の説明会は、 市民のみなさんの命に関わる原子力空母の問題についてです。 せめて回覧板で必ず告知を回してもらうようにすべきだったはずです。 そして、特に追浜会場でひどかったのは、 女性の参加者がわずか6名だったことです。 このうち2名は、瀧川議員と矢島議員なので、 市民の参加者で女性の方はわずか4名です。 広報が不足していることも大きな大きな問題ですが 同時に、4名しか女性が来れない時間帯に開催したのも問題です。 全く女性が足りない! こどもの命に関わる問題に対して母親はいつだって必死です。 ジェンダー論的差別ではなく、人間の本能の観点からの話です。 個人的にお話をすれば関心を持っている女性はものすごく多いです。 特に、母親の立場にある女性で関心の無い人はゼロに近いです。 それなのに女性が参加しない(できない)安全対策説明会って 一体、何なのでしょうか? ------------------------------------------------ そして、今夜は田浦行政センターで説明会が行なわれました。
唯一、昨日より良かったのは 女性の数が10人に増えたことです。 4人→10人へ増えたことは ささやかながらマシなことでした。 それにしても、42万人の横須賀市民どころか 原子力空母による災害が起これば アメリカ海軍横須賀基地から 半径165km以内で約100万人の死者が出ると 推計されているのです(原子力資料情報室より)。 それがこのままの説明会参加人数で行くと 50人×9ヶ所=450人で終わりそうです。 100万人に関わりのあることが たった450人への説明で終わるなんて...。 フジノは繰り返し訴えたいと思います。 賛成でも反対でもカンケーない。 説明会に来て下さい。 そして、あなた自身の耳で直接に説明を聞いて あなた自身の頭で考えて判断してほしいのです。 おかしいと思ったら質問してください。 不安を放置しないで下さい。安心できない暮らしはつらいですから。 これで対策は万全だと感じたら、どうぞ安心してください。 安心できない暮らしはつらいですから。 説明をどうか聞きに来て下さい。 時に参加者の方々から 市側の説明に対して失笑が起こるような説明会ですが それでも何も知らないままに暮らすことよりも大きな意味があります。 ---------------------------------------------- 田浦行政センターの帰り道、 『串一』(おいしい焼き鳥屋さんです)でハツと皮を買って 食べながら京急田浦に向かって歩いていたら 市の掲示板がありました。
あなたは、上の写真に出ているイベントたちと (例えば、下水道の日・救急の日・市議会・青少年創意くふう展と) 原子力空母の安全対策説明会と どちらが市民であるあなたにとって必要な情報ですか? マジで教えてください。 広告物はルールを守って出しましょう っていうポスターを見て 悪質業者はルールを守ろうなんて更正しないですよ。 それと原子力空母の安全対策の説明会の告知をするのと どちらがあなたにとって大切ですか?教えてください。 蒲谷市長が選挙公約を破ってまで受け容れた原子力空母、 政治生命をかけて安全対策に取組んでいるはずなのに。 やれやれだ。 |
2007年8月29日(水)のフジノ |
● 性的マイノリティの方を求めています このまちでは『人権擁護施策推進指針』策定に向けて 現在、『人権懇話会』というのを行なっています。 人として当たり前の権利。 しかし、それが守られていない現実。 そんな現実を変えていく為に、 市が行なう全ての取り組みに『人権擁護』の視点を これまで以上に強く入れていく。 では、その視点とはどんなものであるべきなのか。 また、具体的にどんな取り組みが必要なのか。 これが『人権擁護施策推進指針』策定の中身です。 ↑ 漢字だらけで、長くて、ガチガチなタイトルですけれども 話しあっていることはふだんの暮らしの中で すごく大切な当たり前のことなのです。 そこでひとつあなたにお願いがあります。 性的マイノリティの方、どうかご意見をください! そもそも『性的マイノリティ』という単語そのものに 問題があることを理解しつつも、 不勉強なフジノには 現時点で他にベターな言葉が分かりません。 どうかお許しください。 毎日の暮らしの中で、これまであなたが感じてきた 理不尽な想いをフジノに教えてください。 変えていくべき現実について、フジノに教えてください。 次回おこなわれる第12回の人権懇話会では これまで話しあってきたいろいろな課題のラストとして 『その他の課題』というタイトルで話しあわれます。 それは何についてもOKなのです。 だから、政治家フジノはどうしても 性的マイノリティの方々の人権擁護について 指針に盛り込みたい のです。絶対に。 事務局である市は、次回の懇話会の参考として 他のまちの人権指針のプリントを配りましたが その中に『性的マイノリティ』についても 載ってはいました。 すでに事務局(=市の人権・男女共同参画課)に対しては この件についてお話しました。ぜひ盛り込んでほしいと伝えました。 けれども懇話会メンバーが話題としてとりあげなければ 指針に盛り込まれる可能性は低くなります。 だから、ぜひ性的マイノリティの当事者の方々から 生の声をいただいて、懇話会メンバーに届けたいのです。 ------------------------------------------------ 性的マイノリティの方々の人権擁護にこだわりたいのは、 政治家フジノは自殺予防対策を政策のメインだからです。 性的マイノリティの方々が自殺に追い込まれている状況を 尾辻かなこさん(元大阪府議会議員)にうかがいました。 自殺予防対策を積極的にすすめる地方議員の集まりである 『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』(代表フジノ)の 立ちあげメンバーの1人である尾辻さんは 世間に対してレズビアンであることをカミングアウトしました。 どれだけ多くの性的マイノリティの方々が 現実の中で悩み苦しみ、やがて自殺へ追い込まれる方々が多いかを かつて尾辻さんから、うかがいました。 LGBT、という言葉があります。 L=レズビアン、 G=ゲイ、 B=バイセクシャル、 T=トランスジェンダー、のことです。 この言葉も尾辻さんとの出会いがきっかけで知りました。 まだまだ不勉強なフジノは、 性同一性障害とLGBTとのカンケーなど詳しいことを理解していません。 けれども、にわか勉強ではありますが 情報と知識をとにかく自分の中に多く取り込む努力をしています。 そして先日、当事者である横須賀市民の方から 1通のメールをいただきました。 やはり生の痛みの声にまさるものはありません。 改めてこの課題に取組むべき必然性を感じたメールでした。 そこで今回、HP・ブログで多くの方に呼びかけることを決めました。 どうか、生の声をフジノに届けてください。 もちろん横須賀市民である必要はありません。 何故ならば、このことは普遍的な課題ですから。 どのまちであろうとも、配慮されるべき当たり前の課題ですから。 だから、あなたがどんな想いをされているか、 ぜひフジノに届けてほしいのです。 どうかよろしくお願いします。 フジノメールアドレスはこちら (1)PC宛: fujinohideaki@yahoo.co.jp (2)ケータイ宛: hide-fujino@dj.pdx.ne.jp ● 安全対策説明会@逸見に行った方、様子を教えてください! なんか今日は体調が悪くて血尿が出たりどうしようもなくて 毎日出席すると決めていた 原子力空母の安全対策説明会(今日は逸見でした)に 行かれませんでした...(涙) どなたか出席された方、様子を教えてくださいませ。 よろしくお願いします! 7月に入ってあんまりいっぺんに病気になって しかたないから仕事を休んで長期療養したのに。 結局、多忙でどうしようもないから 不完全な療養なままで仕事に復帰して 少しだけペースを戻してみたら また体調が悪くなってきてしまった...。 政治家は基本がひとり仕事だから 体調崩すと、どうにもならないなぁ。 ああ、早く仕事を全力でやりたい。 |
2007年8月30日(木)のフジノ |
● これからの横須賀の道路建設はこうなります パワーポイントというソフトをお持ちで無い方は 今日は本当にごめんなさい。 ぜひあなたに見ていただきたいものがあります。 これからの横須賀の道路建設を 分かりやすく説明したスライドがあります。 土木みどり部が市議会議員への説明用に作ったものですが できばえがとても良いので 「市議会議員だけがこれを見るのはもったいない。 市民のみなさまに知っていただきたい情報がたくさんあるので ぜひHPで公開させてほしい」 と依頼したところ、快諾してもらえました。 このスライドショーをご覧下さい。 フジノは土木みどり部の担当者の方から 言葉での説明を受けながら聞いたのですごく良く分かったのですが スライドショーには残念ながら言葉は入っていません。 後日また説明を入れたいと思いますので とりあえず今日は一刻も早くみなさまに見ていただきたくて 掲載をしました。 どうぞご覧下さい。 |
2007年8月31日(金)のフジノその1 | ||
● 今年も『HOBO』へGO! 昨日、親しい人から 「今日の毎日新聞、見ました?」 と聞かれて、 「(もう夕方だったのですが)まだ見てません。 なんか出てたんですか?」 と聞き返すと... なんとも素敵な記事が出てました。 フジノが横須賀で最もリスペクトする ギタリストで友達のSoichiくんの写真がどでかく写った 『HOBO』の記事です。 (2007年8月30日・毎日新聞・朝刊より) 今年で11回にもなるこのイベントは 完全に手弁当で行なわれています。 大きな資本とか一切入っていないのです。 だけど、とても楽しい! 去年の10周年『HOBOフェスティバル』も楽しかったですね〜。 今年もたくさんの人にぜひ来てほしいなあと しみじみと思います。 (続報) さらに、けさになって 『タウンニュース』でも『HOBO』を取り上げてくれていました。 フジノが愛する理由は、 安易に『市の100周年行事』なんかにのっからないところ。 まあ、のっかっているイベントもおもしろいのあるのでしょうけれども 本当の文化とか芸術はストリートから生まれてくるし 政治や行政とは相容れないものだと信じている。 行政が文化振興条例とか作ってても それはお高くとまった『文化』でしかない。 それは僕たちの世代のものではない。 僕たちの世代が愛するものではない。 僕が愛するのは、街角から生まれたものだ。 このまちで暮らす音楽を本当に愛してやまない人々によって (毎日の暮らしと音楽が一体化している人々です) ゼロからつくりあげた本物のイベントです。 ぜひ『HOBO』に足を運んで見てくださいね。 |
2007年8月31日(金)のフジノその2 | ||
● 精神障がいのある方の地域作業所を見学しました 今日は、長年の約束をやっと果たせました。 小規模授産通所授産施設『仕事探しクラブ』と 地域作業所『il Gruppo パレッタ』の見学に行ってきたのです。 (この2つは同じ社会福祉法人に運営されていて 建物も隣同士なので、このHPでは略して『パレッタ』と呼びますね) 「見学に行きます」と約束をしてから、 早くも3年4ヶ月が過ぎてしまいました。 (2004年4月20日の活動日記に 「見学に行きます」とハッキリ書いてありますね) しかし、フジノ事務所からバイクで10分もかからない距離なのに 「近いからいつでも行かれる」という慢心になってました。 約束したことは絶対に忘れないし実行するのですが フジノはひとつひとつの行動が遅くて、本当にごめんなさいね。 -------------------------------------------------- 『パレッタ』との最初の出会いは、 僕がまだ高校生の頃です。 ドブ板バザール(フリーマーケット)に出店していた『パレッタ』のブースで、 白いフェンダーのエレキギター(ストラトです)を 1万円で買ったのが出会いです。 ギターを買ったのはドブ板バザールなのですが 「ハードケースがあるから、それごと取りに来て」と言われて 当時のボロボロだったアパートへ行きました。 当時のフジノは、フェンダーのストラトを たった1万円(と言っても僕にはめちゃくちゃ高かった)で買えたことに 狂喜するただの高校生でした。 パレッタの方々だってそんなただの高校生が 将来このまちの政治家になるなんて思うわけないですよね。 パレッタは今年20周年を迎える訳ですから そんな出会いもたくさんあったことと思います。 -------------------------------------------------- 実際の見学内容は、 よこすか障害者地域活動センターアメグストによる 紹介のコーナーがとても素晴らしいのでご覧下さい。 (アメグストさん、すみません。ありがとうございます) ● プレイバックシアターを見学しました ...さて、アメグストさんが書いていない部分を書きますね(汗)。 見学の中で最も印象に残ったのは なんと言っても『プレイバックシアター』を一緒に体験させてもらったこと。 すごく大きな体験でした!
...と書き続けようと思ったら、 すでに他のHPでバッチリ紹介されていました。 うーん、これを読んでもらった方が早いなあ。 まさにフジノの体験と同じことが書かれています。 『パレッタ』の所長Kさんと『SOZO座』の代表のTさんが サイコドラマ(集団での心理療法の1つですね)の研究会で出会って 意気投合したのがきっかけで 10年くらい前からプログラムに取り入れたそうです。 部屋の中を、空間をあけたステージ側と いすを並べた観客側にわけます。 そして、『SOZO座』の方々がステージ側に アクターとして3名が立ち、 コンダクター(進行役・司会みたいな感じ)として1名が座りました。 『パレッタ』の約15名の方々は観客席側に座りました。 オーディエンスという役割は、ただの観客とは違うんですね。 コンダクターの方に促されて オーディエンスの中から 自らの体験や話を語るテラーに立候補します。 このテラーの語りをもとに アクターがその語りを即興で演じるのですね。 テラーは自分のその時の感情が アクターによって演じられるのを見ることで 客観的に自分の気持ちを体験します。 同時にオーディエンスは、テラーの気持ちを即興劇を通じて 分かち合うことになるのですね。 --------------------------------------------------- こう書いても分かりづらいかと思うのですが、 体験してみるとこれは衝撃です。 始まってすぐにコンダクターから 「初参加のフジノさんは今どんな気持ちですか?」 と尋ねられて 「初めての体験なので緊張していますが、わくわくもしています」 と答えました。 「では、フジノさんの気持ちを プレイバックしてみましょう」 ということで、3人のアクターによる即興が始まりました。 3人が別々に演じるのではなくて まるでアシュラマンのように同時に演じられます。 人の感情の持つ複雑な側面が見事に表現されていきます。 僕は、見ていて、率直に気分が悪くなりました。 これは、決して悪い意味ではありません。 むしろ、プレイバックシアターのすごさをあらわしています。 自分の気持ちを客観的に見るというのは 「気持ちの良い」作業ではありません。 むしろ「気持ちが悪くなる」作業です。 僕は、新しい場所や新しい人たちに出会うのが 人見知りなのでいつもイヤでたまりません。 その気持ちを政治家という仕事の仮面で切り替えている訳です。 「イヤでたまらない」を仕事モードで「わくわく」に転化させているのです。 プレイバックシアターでは、これを一発で表現されてしまいました。 だから、見ていて気分が悪くなったのです。 リアルである、ということはそういうことだと思うのです。 だから、観終わった後の感想を尋ねられた時にも 「見ていて自分の内側を見られたみたいで 気分が悪くなりました」 と答えました。 それから1時間半にわたって、プレイバックシアターが続きました。 『パレッタ』のみなさんは、とても慣れている様子で リラックスしながら参加されていました。 例えば、テラーに選ばれて語られた内容は セミをつかまえていとおしく感じたという気持ちであったり、 歌手のコンサートに行ってすごく楽しかったという気持ちであったりしました。 こうした気持ちが即興劇によって演じられて 僕もまたうれしい気持ちやいとおしい気持ちを共有しました。 とてもすごい1時間半でした。 最後にまた 「初めて参加したフジノさんの、 1時間半たった今の気持ちはどうですか?」 と尋ねられました。 僕は、 「本当に何でも演じられるんだ、とすごく驚きました」 と答えました。 そしたら、その気持ちをまた即興で演じてくれました。 ものすごく濃密な1時間半でした。 ● DVやいじめや自殺に対する啓発に応用できるはず 終わった後、代表のTさんと意見交換をさせてもらいました。 「プレイバックシアターは DVやいじめの啓発にもすごく有効だと思うんです。 気持ちを共有するということが大切な課題については 講演会で一方的に話を聞かせることよりも こうして体験を共有することは大きな意味があると思います」 と、フジノが伝えると 「実はすでにそういう取り組みも行なっているんですよ」 とのお答えでした。 うーん、プレイバックシアターは、もっと学んでみたいですね。 フジノが現場で学んだSSTともだいぶ違いますし、 全く異質な感じがします。すごく可能性も感じます。 毎月1回のプレイバックシアターに 来月も参加させてもらいたいと思いました。 プロである『SOZO座』さんが来るのは2ヶ月に1回で、 来月は『パレッタ』のみなさんだけで このプレイバックシアターを行なうそうです。 それもまたすごく興味が沸きます。 -------------------------------------------------- 今日は本当に見学させていただいて 『パレッタ』のみなさん、ありがとうございました。 3年4ヶ月ごしの約束が果たせてホッとしました。 またぜひ見学に行かせて下さいね。 ありがとうございました! |