まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年9月12日(金)のフジノその2
● 自殺対策の街頭キャンペーン@追浜駅前でした!

 昨日のYデッキに続いて、
 自殺予防週間の街頭キャンペーンが行なわれました。

 本日は、追浜駅前でした!

追浜駅前に立つ街頭キャンペーンののぼり旗

 京浜急行追浜駅の歩道橋の上、
 歩道橋の下、湘南病院側の道路などに分かれて

 保健所健康づくり課長を筆頭に
 精神保健福祉班の方々や

 精神保健福祉ボランティアの方々、

 さらに、このHPを観て
 来て下さった市民ボランティアの方々に加えて

 横須賀市自殺対策連絡協議会の副会長を引き受けて下さっている
 大滝先生(精神科医・湘南病院副院長)をはじめとする

 湘南病院の精神科スタッフのみなさんも
 お忙しい中、協力して下さいました。

追浜駅前で街頭キャンペーン

 みんなでおそろいのカタガミをあしらった
 真っ白いTシャツを着て、

 晴れた気持ちよい青空の下で
 とても良い街頭キャンペーンになったと思います。

 そういえば、横須賀の自殺対策シンボルマークである
 カタバミをデザインにしたTシャツ、かなり評判がいいのですよ。

 今日は、1度も着替えに戻れないので
 市役所の各部署でヒアリングをしている時も
 フジノはカタバミTシャツを着たままで歩き回っていたのですが
 部長に「おっ!カタバミですね」と言われたり

 市役所を出て追浜駅に向かう途中で
 知りあいの市民の方に
 「それ、いいデザインですよね〜」と話しかけられたりラジバンダリ

 自分がデザインした訳でも無いのに
 とてもうれしく感じました。


● 今日も大成功でした!

 その結果、なんと昨日(500部を40分間で配布終了)に続いて
 今日も400部のリーフレットを同じく40分間で配り終わってしまいました!

 みんなの力が結集されると
 すごく大きな力になるのですね。素晴らしいです。

 昨日の500部、今日の400部、というのは
 保健所が行なった他のキャンペーンでの配布物の実績から

 「これだけ配れたらすごいよね」

 という、部数を用意したのでした。

 その予想をいい方向に大きく裏切られて

 「最終日の久里浜は、リーフレットの部数を大幅に増やそう」

 ということになりました。

 このリーフレットにはチラシと小冊子がはさみ込んでありますので
 けっこう厚みがあるのでかさばって受け取ってもらえないかも
 という不安もあったのですが

 実際に街頭で配ってみると
 自殺予防対策の啓発に協力して下さる市民の方々が
 とても多いことに感激しました。

 受け取ってくださった市民のみなさまに
 こころから感謝を申し上げたいです。ありがとうございました!


● わざわざ来て下さった市民の方々に、ごめんなさい!

 昨日と今日の2日間を終えてみての反省は

 早く終わってしまった為に
 予定よりも1時間も早く撤収してしまったこと

 です。

 市民の方からお叱りのメールをいただきました。

 「16時から18時ということだったので
  17時頃に行ったのですが、もう誰もいませんでした」

 本当にごめんなさい!

 今回、市の主催の街頭キャンペーンということなので
 配布するリーフレットが無くなってしまっても
 例えばフジノがマイクで自殺予防を訴え続ける、なんて感じのことは
 一切行なっていないのです。

 (むしろフジノは端っこで目立たないように一人で配ってます。
  この街頭キャンペーンは、市民のボランティアさんが主役です!)

 そして、昨日も今日もリーフレットが
 予備も含めて完全に無くなってしまったので

 多くのボランティアの方々に
 お願いできることが本当に何も無くなってしまって
 解散することにしたのですね。

 リーフレットを配り終えた後も
 みんなで声を出して自殺予防対策を訴える、といったことを
 行なえば良かったですね...。

 さんざん街頭キャンペーンの告知をしてきたフジノは
 大変、反省しております。

 わざわざ来て下さったみなさま、本当にごめんなさい!

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湘南病院副院長の大滝先生とフジノ

 大滝先生とフジノです。

 自殺予防対策といえば、
 秋田県の本橋豊先生がとても強力な存在ですが

 横須賀市の自殺対策といえば、
 大滝先生です!

 全国の市町村の中には、
 精神科ドクターが1人もいないまちがたくさんあります。

 今のように自殺対策が全国的な話題になるずっと前から
 自殺予防対策の重要性を訴えて続けている
 大滝先生が居てくださって
 本当に横須賀は良かったなぁと、つくづく感じます。

 僕が自殺予防対策の必要性を訴え始めたのは
 わずか6年前のことですが

 6年前の政治家フジノは、
 自殺予防対策を訴えても本当に孤立無援でした。

 けれども大滝先生は、それよりもずうっと以前から
 自殺予防対策の重要性を訴え続けてこられた訳です。
 本当にありがたいことだなあと感じました。

 大滝先生は、今月25日に
 自殺対策の講演も行なって下さいます。

 みなさま、ぜひ講演会にもいらして下さい!
 日時や場所など詳しい内容はこちらをご覧下さい。


● 最終日は16日、京急久里浜駅前です!

 さて、早くも街頭キャンペーンもラスト1日となりました。

 最終日は、16日(火)16:00〜18:00、
 場所は京急久里浜駅前です。

 リーフレットも増刷してくださったみたいですし
 きっと18時までみんなでがんばっていると思います。

 どうかよろしければ、リーフレットを受け取りにいらしてください。

 最終日、どうぞよろしくお願いします。


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 追浜駅前での街頭キャンペーンに参加して下さった
 全てのみなさまに、こころから感謝を申し上げます。

 配って下さったみなさま、受け取って下さったみなさま、
 本当にありがとうございました!



2008年9月12日(金)のフジノ
● 原子力空母、9月25日に横須賀入港と正式発表されました

 すでに、マスコミや関係者の方々にとっては
 原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀に入港するのは
 9月25日だと言われてきました。

 しかし、横須賀市としては

 「政府やアメリカ軍から正式な連絡や発表を受けていない。
  したがって、入港の日程も分からない」

 という立場を取り続けてきました。

 それが今日17時過ぎに、
 市から正式に全議員宛に報告がありました。

 原子力空母ジョージ・ワシントンの
 横須賀入港は9月25日だと外務省から連絡があった

 という内容です。

 ついに、政府も横須賀市も正式に
 日程を発表しました。

 原子力空母が横須賀にやってくることになります。


● やはり起きていた原子力艦船の被曝事故

 本日の神奈川新聞の記事をご覧下さい。

 原子力艦船の機関室内でトラブルが発生し、
 乗組員1人がごく軽度の被曝をした事故が起きていたことが分かった


 とあります。

 (2008年9月12日・神奈川新聞より)
2008年9月12日・神奈川新聞より

 昨日、市議会議員宛に配られたペーパーには
 こういった内容は全く触れられていなかったので

 すぐに担当部署にヒアリングをしました。

 「アメリカ軍は現実的な訓練を行いたいとのことで
  実際に起こった事故を基にした訓練を行います。

  これは、新しい情報では無く、
  昨年の訓練にあたっても全く同じ説明をしておりますが

  今回マスコミが大きく取り上げたのは
  『被曝』という単語の響きが大きかったのではないでしょうか」

 とのことでした。

 うーん、過去に実際に被曝する事故が起こっていたことを
 フジノはこれまで説明を受けた覚えがどうしてもありません。

 思わず、メディア関係の方々にも

 「過去に被曝事故があったという説明を
  市やアメリカ軍から受けたことはありますか?」

 と尋ねてしまいました。

 (2人に尋ねたのですが「いや、記憶に無いです」という返事でした)

 そこで、過去の市議会の議事録も
 改めて読み直してみたのですが

 確かに2007年9月18日の
 本会議での蒲谷市長の答弁でこう述べられています。

 >防災訓練の想定を検討する際に、
 >過去に実際に発生した事例の概要として
 >説明を受けたものでありますが、
 >身体には全く影響がないレベルの被曝であった
 >ということを聞いております。



 しかし一方で、2008年2月29日の本会議では
 蒲谷市長は正反対のことも述べています。


 >従来、米海軍は、
 >原子力軍艦に係る事故はあり得ないということで、
 >一切相談ができませんでした。
 >昨年は微量であるとはいえ、
 >放射能の漏れが起こったという、
 >米海軍にとっては想定のできない事態をとにかく想定して、
 >訓練を実施したわけであります。



 こちらの答弁の方が
 日付は現在に近いのですが、

 実際には被曝事故が起こっているにも関わらず

 「想定のできない事態をとにかく想定して訓練を実施した」

 ということになっています。

 (虚偽の答弁?あるいは、事実の誤認?)

 これまでアメリカ軍が被曝事故を認めたことは無かった、と
 フジノはずっと受け止めてきました。

 でもそれは、フジノの情報能力の不足(あるいは聞き逃し)でした。

 しかし、いずれにしても、
 やはり原子力艦船は被曝事故を引き起こすことが
 改めて確認することができました。

 そして、今年の暮れまでには行なわれるであろう
 日米合同の原子力防災訓練とは

 実際に起こった事故に基づいた
 原子力艦船の事故に対応する為の『現実的な訓練』である


 という重要性も、改めて確認しました。

 今年は、日米合同での訓練も
 現場で見学させていただくことにしました。

 その様子は、広報よこすかをはじめ、
 マスメディアによっても報じられることになるとは思うのですが

 市民の代表として、
 自分自身の目でしっかりとその訓練を見て、
 見たものを市民のみなさまに全てお伝えしたいと考えています。

 原子力艦船の事故のいざという時に
 どのような体制が取られるのか

 それをペーパーの情報としてだけではなく
 目の前でちゃんと確認して

 市民の1人として感じた疑問や意見を
 しっかりと述べていきたいと思います。



2008年9月11日(木)のフジノその2
● 原子力防災訓練の概要が報告されました

 本日、今年度の日米原子力防災訓練の概要についての
 プレスリリースが流されました。

 市議会議員宛のPDFファイルはこちら

 文章そのものは、以下のとおりです。



  <平成20年度・日米合同原子力防災訓練の概要>


 日米合同原子力防災訓練は、
 平成19年11月8日に、第1回目を実施しました。

 この合同訓練では、
 事象発生直後の時点で米海軍から迅速な情報提供が行われ、

 主に初動対応に重きを置いて
 取り組みました

 第2回目となる今年度の合同訓練の実施に向け、
 米海軍や国と調整を行っているところですが、

 現時点での検討状況は次のとおりです。


 (1)訓練想定・訓練内容

 横須賀港寄港中の原子力空母ジョージ・ワシントンの
 機関室内でトラブルが発生し、
 ごく低レベルの放射能を含んだ高温の水蒸気が室内に噴出し、
 乗組員1名がごく軽度の被ばくを伴うやけどを負ったという想定の下、
 次の訓練を行う方向です。

 1.情報伝達・共有訓練
 2.広報訓練
 3.日本人従業員への連絡・通報訓練
 4.合同モニタリング訓練
 5.負傷者搬送訓練


 (2)参加予定機関

 おおむね昨年の訓練と同様の参加機関を想定しています。

 (参考)昨年の訓練参加機関
 日本側:横須賀市、外務省、内閣府、文部科学省、防衛省、
       海上保安庁、海上自衛隊、神奈川県

 米 側:米海軍、米国大使館


 (3)実施日

 検討中(年内の実施を想定)



 なかなか日付が決まらないですね...。

 昨年度の訓練の様子は
 どうぞこちらをご覧下さい。

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 アメリカ軍の原子力艦船(空母だけではなく全てです)が
 横須賀に入港することそのものをフジノは反対しています。

 けれども、入港そのものに反対していることと
 訓練を行なうことの重要性とは全く矛盾しません。

 すでに原子力潜水艦は横須賀に入港しつづけており
 つい先日は放射能を含んだ冷却水をもらしていたことも分かりました。

 だからこそ、こうした原子力防災訓練は
 いつも危険と背中合わせの東京湾岸地域一帯にとって
 非常に重要です。

 (横須賀だけの問題ではありません)

 ふだんから、徹底して「いざという時」の為の訓練を
 行ない続ける必要があります。

 また日程が決まりしだい、
 市民のみなさまには必ずすぐにお伝えします。



2008年9月11日(木)のフジノその1
● 初の横須賀市による自殺対策街頭キャンペーンでした!

 感動でした!

 いつも僕はYデッキで一人きりで、
 自殺予防対策の必要性を訴えてきました。

 それが今日は、おそろいのTシャツを来た25名もの方々が
 蒲谷市長を筆頭にして
 声をはりあげながら
 自殺予防対策の為のリーフレットを配っているのです。

市長を先頭に、キャンペーンをスタート

 4時のスタートと共に蒲谷市長がマイクを握って
 自殺予防対策の重要性を訴えました。

 何のカンニングペーパーも無く、
 大切なことをしっかりと語り尽くしてくれていました。

 自殺とは個人の身勝手な死ではなく、
 社会的に追い込まれた末の、本当は防ぐことのできる死であること。

 みんなが力を合わせていくことで
 必ずこのまちの自殺を減らせるということ。

 蒲谷市長の演説に
 僕は、誰よりも強く拍手をしました。

あいさつをする蒲谷市長

 そして、市長があいさつのマイクを置いて
 リーフレットを配り始めた途端に
 なんだか僕は思わず涙が出そうになって
 Yデッキの2階部分からエスカレーターの1階部分へ移りました。

 いつもフジノがチラシを配ってる場所です。

 もはや自殺予防対策はフジノだけの政策では無くなり、
 完全に横須賀市の進むべき道として定着したことを
 静かにひとりで噛みしめました。

新たに作られた街頭キャンペーンの旗

 5年前はたった1人だったこの声は
 今では市長を先頭に、健康福祉部長、保健所長、
 あらゆる部署の課長の方々が一緒に声をあげてくれるようになりました。

 Yデッキの下のエスカレーター前で
 フジノは大声で自殺予防週間の意義を訴えながら
 こころの中はとても感無量で

 政治家として僕がやるべき1つの仕事を終えたことを感じました。

街頭キャンペーンののぼり旗

 1年3ヶ月の街頭活動のブランクにも関わらず
 いつものようにYデッキを通る市民の方々は温かくて

 久しぶりの僕の姿を見かけて手をふってくれたり
 自殺予防への想いを知ってくれている方もとても多くて
 通りすがりにねぎらいの言葉をかけてくれる方々がいらっしゃいました。

 本当に、感無量です。

 あっという間にリーフレットは無くなり、
 リーフレットを紙袋にパンパンにつめこんでいたのに
 僕は3回も補充しに行きました。

 さらに、今日のYデッキでの街頭キャンペーン全体で
 500部用意していたリーフレットは
 わずか40分で予備も含めて完全に配り終えてしまって、

 市の職員も精神保健ボランティアも
 あらゆる立場を超えて
 みんなでそのがんばりをお互いに喜び合いました。

 天気も小雨まじりで、リーフレットも厚みがありますし、
 なかなか受け取ってもらえないのを覚悟での500部でした。

 それがあっという間に無くなってしまい、
 2度目の感動がわきおこりました。

 啓発活動の第一歩は、大成功だったと思います。

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 自殺ゼロの社会を目指して、
 もうしばらくだけ、政治家としてがんばろうと思います。

 今日は、蒲谷市長、本当にありがとうございました。

 また、健康福祉部長、保健所長、健康づくり課長をはじめ、
 自殺対策連絡協議会のメンバーのみなさま、ありがとうございました。

 精神保健ボランティアの方々のご協力にも
 こころから感謝しています。

 そして、このHPからボランティアに応募して下さった
 市民の方々にも大きな感謝の気持ちを感じています。

 最後に、久々のYデッキであるにも関わらず
 いつも温かく迎えてくださる市民のみなさまにも
 お礼を申し上げたいです。

街頭キャンペーンに立つフジノと市民ボランティアの方

 本当にみなさま、ありがとうございました。

 明日は追浜での街頭キャンペーンですが
 どうか明日もよろしくお願いします。



2008年9月10日(水)世界自殺予防デーのフジノ
● 今日9月10日は『世界自殺予防デー』です

 政治家になるまでは、あまりにもたくさん存在する『〜の日』を
 バカバカしく感じたりもしていました。

 昨日9月9日は『救急の日』ですし
 今日9月10日は『下水道の日』です。

 こうした言葉の語呂合わせの日に
 何の意味があるのだろうと感じたりもしました。

 でも、政治家になってからは、『〜の日』のことを
 とても大切に感じるようになりました。

 1年に1日、恋人の誕生日を大切に祝うように
 あるテーマについて改めて大切に考えてみることは

 時間が矢のように過ぎていく現代社会では
 不可欠な作業だとフジノは考えています。

 そして今日は、WHOの『世界自殺予防デー』です。

 追い込まれた末に自ら命を絶たざるをえなかった人々のことを悼み、
 同じ苦しみや悲しみを感じる人を増やさない為に
 世界各国で様々なイベントが
 今日行なわれています。

 僕は今日、世界中に存在する自死遺族の方々と
 同じ想いでつながっていることを実感します。

 何故、亡くならねばならなかったのか。

 決して埋まることの無いパズルのように
 失われたピースを探し続けて生きていく日々が何年も続いて

 たくさんの人々の優しさや励ましのおかげで
 笑顔を取り戻すことがあっても

 決して取り戻すことができない存在があることをいつも感じながら、
 それでも一歩ずつ前に歩みを進めていくのです。


● 3万人を超えたから闘っているのではありません

 自殺に追い込まれた方々が
 10年連続で3万人を超えてしまった、というニュースは、

 僕のモチベーションとは
 全くカンケーありません。

 政治家として自殺予防対策をすすめたいのは
 3万人だからとか
 2万人だからとか
 そういうレベルの話では無いのです。
 それが例えば全国で1000人まで減ったとしても同じです。

 最後の1人が存在しなくなるまで、
 僕たちの活動は続いていくのです。

 何故なら、人の存在というのは
 数で表せるものではないからです。

 大切な1人の存在は、
 決して数値やデータでは表せません。

 政治やマスコミという分かりやすさが求められる世界で闘う為には
 データという分かりやすい手段を使うことが効果的だから
 10年連続で3万人を超えたという言説を
 時には使わざるをえません。

 でも、たった1人の命でも失われてはいけないのです。

 特に『防ぐことができる命』である自殺は
 市民のみなさまと政治と行政が徹底的に力を合わせて
 ゼロにしていかなければならないのです。

 だから、ゼロになるその日が来るまで
 僕たちはただ前に向かって歩いていくのです。

 その決意を毎日僕は胸に誓っていますが
 世界自殺予防デーの今日、改めて想いを深くしました。


● 神奈川新聞が社説で『世界自殺予防デー』をとりあげてくれました

 マスコミ各社の中では、かねてから自殺予防を
 熱心に取りあげてくれている神奈川新聞が

 他の新聞社が総裁選やら汚染米のことを取りあげる中、
 あえて『世界自殺予防デー』について記してくれました。

 (2008年9月10日・神奈川新聞より)
2008年9月10日の神奈川新聞の社説

 さらに、平塚市の図書館の取り組み
 わが横須賀市の自殺予防のシンボルマークについて
 とりあげてくれました。

 日頃、自殺予防対策というのは
 本当に地味で地道な活動ばかりなのですが

 全く知らないところで新聞社の
 論説委員の方がこうした活動を見て下さっていることを知って、
 本当にありがたいと思いました。

 地味で地道な活動に陽の目をあてて下さって
 こころから感謝しています。ありがとうございます。


● 明日から、初の街頭キャンペーンが始まります

 横須賀市では明日から3日間、
 初の自殺予防街頭キャンペーンが行なわれます。

 特に、明日の横須賀中央Yデッキでのキャンペーンでは
 蒲谷市長みずから先頭に立ってマイクを握り
 リーフレットの配布も行います。

 それはまさに市民のみなさまに対する

 横須賀市は全市をあげて
 自殺を無くす為に戦っています!

 というメッセージを体現しています。

 配布するリーフレットはちょっと大きめなので
 受け取っても持ちづらいかもしれませんが

 いざという時に使える
 社会資源が一覧になった自慢のリーフレットですので

 どうか自宅まで持ち帰って
 いつでも見られるようにぜひ保管していて下さいね。

 神奈川新聞が社説でとりあげてくれた
 カタバミのシンボルマークが印刷された
 おそろいのTシャツを着て

 明日は市長をはじめ、
 横須賀市自殺対策連絡協議会のメンバーの方々や
 ボランティアのみなさまと一緒に
 街頭キャンペーンに立ちたいと思います。

 (Tシャツ、これですね↓)
カタバミがプリントされたTシャツ

 体調不良やらいろいろな事情から
 フジノは一切の街頭演説をやめてから1年3ヶ月が経ちました。

 だから、2時間も街頭に立つのは
 あまりに久しぶりのことなので
 かなり不安も残るのですが、
 リーフレットの配布、一生懸命がんばります。

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 どうか世界中から自殺が無くなりますように。

 世界自殺予防デーの今日、
 世界のみなさまに
 こころの底から連帯のメッセージを送ります。



2008年9月9日(火)のフジノ
● KBS京都ラジオに生出演しました!

 先週に続いて2回目のラジオ番組に生出演しました!

  KBS京都ラジオ
  『里見まさとのSCAN KYOTO』(14:00〜16:45)

里見まさとのSCAN KYOTO

 パーソナリティーの里見まさとさんをはじめ、
 ジャーナリストの矢野さん、
 アシスタントの岩見さん、
 そして、スタッフのみなさんが本当にとても優しくて
 フジノがリラックスして話せるようにとすごく気を遣ってくださいました。

 でも、前回よりも実は今回の方が
 とっても緊張してしまいました。

 何故ならば、里見まさとさんって、
 あの里見まさとさんだったのです!

 先週の収録が終わった後、
 関西赴任の経験のある会社時代の先輩から

 「おまえ、フジノいいなあ!
  里見さんと話せるなんて、すごいうらやましいぞ!」

 とメールをいただきました。

 先週の時点では、
 
 ・『初めてのラジオ生出演』ということで
  緊張しやすいフジノは失敗しないかがとても心配...

 ・政治家とカネというテーマはすごく重要なので
  少しでも実情を市民のみなさまに正確にお伝えしたいと考えて
  ますます緊張...。

 ということでアタマがいっぱいになっていて
 パーソナリティーの方やアシスタントの方の存在にまで
 全く関心がいかなかったのです。

 とにかく、質問にきちんと受け答えしよう、と
 ただそれだけでいっぱいいっぱいでした。

 でも、その先輩の言葉で「うわっ!」と気がつきました。

 『ザ・ぼんち』のつっこみの、まさとさんじゃないですか!?

 フジノ世代には『ザ・ぼんち』ってお笑いでありながら
 レコードも出して武道館を満杯にしたすごいコンビです。

 そのことに気づいてしまってからは
 緊張の嵐でした...。


● 政治家とカネの問題は徹底的にオープンにすることが重要!

 今日のテーマは『国会議員の給与は妥当か!?』でした。

 フジノは地方議員の立場から、
 いくつかの質問を受けて、率直に全てをお答えしました。

 そもそもフジノにとって、
 選挙に出ることを決心した時から

 「政治家とカネは重要なテーマだから
  徹底的にオープンにしよう!」

 と考えてきました。

 だから、あらゆる『かかったおカネ』や『もらったおカネ』を
 このHP上で可能な限りオープンにしてきました。

 (こちらをご覧下さい)

 例えば、選挙にはどれくらいおカネがかかるのか、って
 市民のみなさまは全く知らないと思うんです。

 僕も知りませんでした。

 だから、選挙が終わった後には全てオープンにしました。

 11万円とか15万円とか
 それくらいで選挙はやれるのですね。

 こうしたことをオープンにしたおかげで
 全国の「これから選挙に出ようと考えているんです」という方々から
 相談のメールを頂いたりしました。

 「おカネがかかるから立候補はムリか」

 と考えている、本当に志のある人々に

 「そんなことない!おカネをかけない選挙をやればいいんです」

 とフジノはお伝えしてきました。

 政治家は、どういう選挙を戦うかで
 その後の政治家としての在り方が決まります。

 徹底的にボランティアのみんながポスターを貼ってくれて
 徹底的にひとりきりで選挙カーも使わずに市内を歩いて演説しまわって

 そして、フジノは選挙で市民の方々に選んでもらったのだから
 当選した後だって、そのスタンスでやり続けられるのです。

 もしもこれが逆に、おカネをかけまくったり、
 町内会の人だとか有力者とか言われる人たちに媚びた選挙をすれば
 永遠にそうした組織の人々に
 アタマがあがらない政治家になるでしょう。

 それくらいに選挙の戦い方で
 政治家のその後の在り方は決まってくるんですね。

 (これはフジノのこころの師匠であるアサノ知事の受け売りです...)


● やっぱり『相対的』に政治家の給料は高い

 それから、フジノは2003年の選挙の時に
 選挙公報に下の画像のように記しました。

 (2003年選挙公報より)
2003年の選挙公報

 特に左上をご覧下さい。

2003年の選挙公約のアップ画像

 ・市議の年収1295万円は高すぎます
  60%以上カット→福祉にまわします

 と公約しました。

 何故ならば、ある資料によれば
 横須賀市民1人あたりの所得金額(年収)は

 平成16年度 342万1000円
 平成17年度 341万5000円
 平成18年度 334万0000円

 なのですね。

 現在、横須賀市議会議員の年収は
 1139万9646円(税引き前)にもなります。

 これに、政治家としての経費として認められている
 政務調査費166万8000円を加えると

 合計して1306万7646円にものぼります。

 だから、市民の方々の平均所得の4倍も
 政治家はお給料をもらっている訳です。

 したがって、2003年の選挙に立候補した時のフジノは
 公約として福祉財源確保の為に、政治家の給与カットを訴えました。

 市民のみなさまには大変申し訳ございませんが
 残念ながらフジノはこの公約をまだ実現できていません。

 けれども決してあきらめた訳ではありません。

 例えば、今年6月議会の本会議では
 このようにフジノは述べました。

 (2008年6月18日・本会議・市職員の給与カットへのフジノの反対討論より)









 (前半は省略)

 最後になりますが、本来ならば、
 市長が市職員の給与カットを提案する前に
 市議会側が自ら市議会議員の給与カットを提案すべきでした。

 財政難で低成長時代の給与の在り方については、
 市長、市議会議員、市職員と、
 三位一体で改革すべきだと僕は考えます。

 市長をはじめとする特別職は、
 今年4月から来年6月まで10%カットをすでに実行しています。

 行政と議会という二元代表制の、
 行政側のトップが給与カットをしている以上
 この時点で議会側もこれに応じて痛みをわかちあうべきでした。

 市長と市職員が給与カットされる中、
 僕たち市議会議員だけが
 痛みを感じずに現状維持のままで本当に良いのか

 それこそが本当の問題なのではないでしょうか。

 3日前の6月15日、自由民主党の伊吹幹事長が
 NHKの討論番組でこのように述べたそうです。

 「行政のムダを無くす取り組みの一環として
  まず政治家が身を正し、各党の協議で定数を削減したらいい。
  地方議員も削減したらいい」

 つまり、地方議会も含めた議員定数の削減を提案したのです。
 日頃、自民党とは意見を異にすることが多いのですが
 この提案には賛成です。

 議員定数をさらに減らすことで、
 支出をカットするのも良いでしょう。

 いずれにしても、
 美術館の3年間の運営赤字を穴埋めするだけで終わるような

 そんな給与カットでは
 本質的な財政健全化には結びつきません。

 一時的な対応ではなく、

 「財政難で低成長の時代の
  政治・行政の給与の在り方はいかにあるべきか」

 を改めて議論すべきだと僕は考えます。 

 (以下、略)



 このように、市民の方々との比べると
 市議会議員はかなり高いお給料をいただいています。

 つまり、『相対的』には高すぎると思います。


● 個人として『絶対的』にみると、現在のお給料は厳しいです...

 ただ、一方、個人としての僕が、
 現在のお給料を高いと感じているかというと
 それは全く逆です...。

 所得が高いせいで、その分だけ税金も社会保険料も高く、
 加えて、あらゆる負担軽減を受けることができません。

 だから、僕は数ヶ月前、ついに家族と世帯分離をして
 僕だけ世帯から切り離さざるをえませんでした。

 そして、父の医療費を支払うのが本当に苦しいです。

 また、市民のみなさんも
 実家に仕送りしていると思うのですが

 僕も『仕送り』プラス『実家の家族の税金&社会保険料』などを
 全て支払っているのですが、これも本当に苦しい。

 僕は今、借金はあっても、自分の為の貯金というのは
 1円もできないのが現実です。

 本音では、父の医療費の為に
 もっと1円でもいいから多くのお給料が欲しい、という想いです。

 また、政治家は能力給や成果給ではないので
 市議会でどれだけ発言しても、政策をいくら実現したとしても、
 何もお給料に変化はありません。

 当選以来ずっと5年間連続して本会議で市長に質問をしている
 横須賀市議会でたった1人の存在がフジノなのですが

 (だから『横須賀市議会の質問王』です)

 質問をしていてもしていなくても
 市議会議員のお給料に変わりはありません。

 (2007年3月27日・毎日新聞・朝刊より)
2007年3月27日・毎日新聞・朝刊

 だからといって
 フジノのモチベーションが下がることは無いのですが

 成果主義の時代に会社員になったフジノとしては
 何年経ってもどんな仕事ぶりでも
 お給料が全く変わらない
 政治家という仕事はあまり納得ができません...。

 全力で毎日働き続けて、借金だけが増えていって
 父親の医療費も払い続けられないようなお給料って一体なんだろう

 ふと、心身の限界を感じた時に
 お給料のことが理由で
 この仕事を辞めたくなるのもまたウソ偽りのない僕の本音です。


● 決めるのは、このまちのトップである市民のみなさまです

 いずれにしても、政治家のお給料を決めるのは
 政治家よりも市長よりもエライ、唯一の存在である市民のみなさまです。

 この国は主権在民です。

 政治家よりも官僚よりも
 市民のみなさまが最も大きな存在です。

 政治家のお給料を「高い!」と判断するのも
 政治家の数を「多すぎる!」とカットするのも

 市民のみなさまの判断にかかっています。

 僕たち政治家の働きぶりを
 どうか市民のみなさまに厳しく判断していただきたいと思います。

 僕はその判断ができるように
 徹底して情報を出し続けたいと考えています。

 どうか、厳しく政治家をチェックして下さい。
 よろしくお願いします。



2008年9月8日(月)のフジノ
● 社会教育委員会会議を傍聴してきました

 フジノが2003年の初当選以来、
 いつも気になっているのが『社会教育委員会会議』です。

 その会議を初めて2003年に傍聴した時の
 フジノのショックや怒りをそのまま素直にHPに書きました。

 そうしたら、会議の参加者や担当者の方々から
 山のように反論をいただきました。

 でも、そうした方々のお気持ちは分かるのですが
 フジノにとって「ダメなものはダメ」で変わることはありませんでした。

 特に政治家になってすぐの時期ですから
 市民としての気持ちがハッキリと残っているわけですから

 こんな低調な審議会ならば廃止すべきだと
 5年前、ハッキリと感じたのでした。

 そんなスタートだったとはいえ、
 社会教育委員とは断絶してしまった訳ではなくて
 フジノは機会が合えば、必ず傍聴に行くようにしてきました。

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 今日も会議のテーマがとても魅力的だったので
 ぜひ傍聴しようと決めていきました。

 『学社連携・学社融合』について

 です。

 これは、教育を2つに分けて考えると

 (1)こどもたちを対象にした、学校での教育=学校教育

 (2)全ての人々を対象にした、生涯を通じての教育=社会教育

 という分け方ができます。

 例えば、

 フジノが精神障がいへの偏見を無くす為に
 学校の授業で『精神保健福祉の副読本』を使ってこどもたちに
 理解を深めてほしい、

 という場合は『学校教育』ですね。

 また、

 フジノが精神障がいへの偏見を無くす為に
 ウェルシティまつりの時にバーチャルハルシネーション体験を
 市民の方々に体験してほしい、

 という場合は『社会教育』ですね。

 こんなふうに社会教育は、学校教育以外の全てをさせいています。
 とっても大切なことです。

 それが近年、
 学校教育と社会教育を連携・融合させていこう、という
 活動が活発になってきました。

 ちょっとグーグルで検索するだけで
 めちゃくちゃたくさん事例が出てくると思いますが

 すでに横須賀でも(学社連携・融合とは呼んでいないものの)
 あらゆる取り組みが行なわれています。

 社会教育の側にも、学校教育の側にも
 共に大きなメリットがある為、今後も進められていくはずです。

 これが今日の社会教育委員会会議のテーマでした。
 いいテーマですよね?


● コミュニティセンターなんて分かんないのがふつうだ

 さて、今日は、かなり活発な議論がなされて
 意見もメンバーからたくさん出されました。

 まず最初に行なわれた議題は
 報告でした。

 『公民館』と『自治活動センター』がくっついて、
 新しく『コミュニティーセンター』になったことについて
、です。

 あなたはコミュニティセンターって知ってますか?

 たぶん、『公民館』までは誰もが知ってると思うのですが

 「えー?コミュニティセンターって何だ?」

 というのが
 ふつうの反応だと思います。

 実は、合体した2つのものは
 もともとの根拠になる法律が全く別なんですね。

 まず、『公民館』というのは
 『社会教育法』と『公民館条例』によります。
 担当は教育委員会です。

 一方、『地域自治活動センター』というのは
 『地域自治活動センター条例』によるのです。
 担当も、市民部なのです。

 この2つの別々のものを1つにして、

 今後の『コミュニティセンター』は
 『コミュニティセンター条例』によって規定されて

 担当は、市民部と各行政センターが行なうことになりました。

 (これはパブリックコメントの時の資料なのですが
  わかりやすいのでご覧下さい)


● でも公民館は、社会教育の大切な『現場』だった

 今日の委員会では、議論や意見がたくさん出ました。

 特に本題の『学社連携・融合』まで
 議題が進まないくらい、時間をじっくりかけて
 最初の報告(コミュニティセンター)について話し合われました。

 この時、政治家としてフジノは傍聴していて
 ものすごく反省させられました。

 (すでにコミュニティーセンター条例はとっくに議会で成立しています)

 市議会ではかなり前から
 コミュニティセンターへの一元化の議論が始まっていて

 条例の成立をもって
 ほぼこの議論は終わりました。

 現在ではコミュニティセンターは当たり前のものとして
 フジノの中ではすっかり落ち着いてしまいました。

 けれども市民のみなさまにとっては
 全くそうでは無いんですよね。

 広報をどれだけたくさん行なったとしても
 市民のみなさまにご理解していただけなければ、
 広報しなかったのと同じです。

 市議として、かなり反省しました。
 周知徹底が明らかに甘かったことを反省しています。

 また、特に、とても多かったご意見は

 「公民館とは社会教育の大切な現場なのに
  それを教育委員会ではなく市民部がやるようになって
  それで大丈夫なのか?」

 に尽きると思います。

 最近になってようやくフジノは
 わが国で『公民館活動』がこれまでいかになされてきたのかを
 だいぶ学びました。

 そうした時代を経て今に至っていることを思えば
 市民の方々の危惧は決して大げさではありません。

 公民館活動は
 社会教育の実践の上でとても重要です。

 確かに今回の統合は、市の財政的な理由がメインの
 行政改革によって行なわれたものです。

 そうした背景を市民のみなさまも気づいている中で、
 これまで長年つちかってきた、社会教育の経験や大切なノウハウが
 全て失われてしまうのではないかというご心配は
 当然のことと思います。

 確かに名前としての公民館は
 横須賀市からは失われてしまったのですが

 機能としての公民館は
 必ずコミュニティセンターに引き継がれていきます。

 社会教育の重要性はひしひしと感じていますので
 もしもそれが損なわれるようなことがあれば、

 必ず食い止めます。


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 社会教育委員会会議が終わった後、
 親しい市民の方のお宅にお邪魔しました。

 教頭先生までされた方で、
 教育行政について

 フジノはしばしばお話をうかがわせていただきます。

 今日の社会教育委員会会議の様子をお話しすると
 やはりこの元教頭先生も同じようにお感じになっていらっしゃいました。

 社会教育の重要性、その中にしめる公民館活動の重要性。

 フジノは改めてこうした事柄も
 きちんと市民のみなさまにお伝えしていかなければ、と
 反省しました。

 ほんとに、大事ですよね。

 今日はとても勉強になりました。


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