まちの政治家は、こんなことしてます |
2009年3月20日(金)のフジノその1 | |||
● 呉東弁護士、市長選挙へ出馬決意 けさは全ての新聞が、市長選挙への出馬表明をした 『呉東弁護士』一色でしたね。 (2009年3月20日(金)神奈川新聞より) (2009年3月20日(金)毎日新聞より) (2009年3月20日・東京新聞より) 呉東弁護士について、 読者の方はあまりまだ知らないかもしれませんが 原子力空母の母港化反対運動をはじめとして 住民投票条例の実現を求める活動など フジノは長い間にわたって 一緒にいろいろな活動をさせてもらってきました。 昨年暮れの12月28日の夜にも Yデッキの下で一緒に演説を行いましたし、 つい先日12日の『抵抗する勇気』日米交流ツアーでも 会場で言葉を交わしたばかりです。 また、フジノのメインの政策である 自殺予防対策をすすめる上で 不可欠な多重債務問題の解決にも 弁護士の立場でとても熱心に取り組んでいらっしゃいます。 草の根の地道な活動を市民の方々と共に 一生懸命なさってきた方です。 そんな姿勢が多くの方々に評価されていて 4年前の市長選挙の時にも 呉東弁護士の出馬を求める声が強くありました。 今回、呉東弁護士が決意をしたことを フジノは率直にすごいことだと感じます。 市民のみなさまには、 これから3人の立候補予定者が表明するであろう マニフェスト(=政策についての市民のみなさまとの契約)を ぜひともご覧になっていただきたいです。 横須賀がついに変わる瞬間が近づいてきたのを感じます。 ● 市長選挙へのフジノの対応について/4月に決心を表明します 予算議会も残すところ 25日の本会議最終日のみとなりました。 目の前の予算案とただひたすら向き合うのがフジノの仕事です。 そう訴え続けて、6月に行われる市長選挙に対して フジノ自身がどう関わっていくのかを一切コメントせずにきました。 すでに蒲谷市長の続投には全く賛成できないことは 『タウンニュース紙』の記事で表明しました。 ただ、具体的な『決心』は、いまだ何もしていません。 すでに記したとおり、 呉東弁護士とは、原子力空母の問題をはじめとして 様々な機会に活動を共に行なってきましたし、 雄人(吉田議員)とは 美術館・長井海の手公園ソレイユの丘の建設反対の署名活動をはじめ、 4年前の市長選挙において官僚政治打倒をめざして 2人で木村正孝さんを応援しました。 呉東弁護士・雄人の2人共に フジノと近い政策を掲げています。 さらにもしかしたらこれから先、 まだ見ぬ第4の立候補者がいるかもしれません。 フジノの対応は、予算議会が終わったら 可能な限り早い時期に立候補予定者のマニフェストをうかがって あくまでも政策によって判断したいと考えています。 個人的な親しさとか、そういう感情は全て捨てて判断します。 その際、フジノの唯一の判断基準は 『希望』を感じて生きていかれるまちに横須賀を変える その実現性だけ、です。 可能な限り、できれば4月の上旬までには フジノの決心を市民のみなさまにお伝えしたいと思います。 それまでは、もう少しお時間をください。 どうぞよろしくお願いします。 |
2009年3月19日(木)のフジノその1 | |
● セレモニーじゃない市議会をめざす 本日の神奈川新聞のコラム『記者にっき』にて 横須賀支社の岡本記者が、 本会議での市長との質疑に対して 厳しいご意見を書いていらっしゃいました。 (2009年3月18日・神奈川新聞より) このコラムの主旨のほとんど全ての部分に 批判されている側であるフジノ自身も、賛成します。 「セレモニーのようだな...」 「原稿を淡々と読み上げる市側」 「(市議会の側も)問題を追及するという気迫が 正直、あまり伝わってこない」 「「出来レース」を見ているようで歯がゆい」 残念ですが、こうした批判は的を射ています。 今後こうした批判に対してフジノにできる改善の努力は、 ・質疑にもっと市民のみなさまの想いをこめること ・間違ったことに対する厳しい追及の姿勢を強めること などだと考えています。 今後も努力を重ねて 日頃、たくさんの市民の方々の生の声をうかがっているのですから その想いを魂をこめた質疑へと高めていきたいです。 努力します。 ----------------------------------------------- ちなみに、3月3日にフジノが市長へ行なった質疑は こんな感じでした(音声だけ、一部を聴けます)。 1回目の質問(原稿あり)(*9MBあります) 2回目の質問(原稿なしのアドリブ)(*15MBあります) 全てをご覧になりたい方は、こちらからご覧いただけます。 画面右下のスケジュール欄から、 「3月3日」の「藤野英明」をクリックしてください。 |
2009年3月18日(水)のフジノその2 |
● 雄人がカフェトークに来てくれました 今夜は、雄人(吉田雄人議員)がカフェトークに来てくれました。 もちろん、『個人』としての立場での参加です。 政治の話は全く無し。 本来ならば、政治家(公人)であっても 個人として来てくれた雄人について ここにあえて書く必要は無いのですが この時期に「くだらないウワサ」が立つのもイヤなので 「来た」という事実をあえてフジノの側から記すことにしました。 そもそも雄人が 「フジノさん、カフェトークに行ってみたいんですよ」 と初めて口にしたのは、もう何年も前の話です。 それから、お互いに政治家としてあまりにも忙しくて どうしても実現できなかったのが、 たまたまこの夜、時間が空いた雄人から 「行ってもご迷惑にならないでしょうか?」 と、電話をもらいました。 雄人は、周囲からカフェトークの場を政治的に利用したと 見られるのを心配してわざわざ事前に電話をくれた訳です。 カフェトークの『場』としての存在意義を 雄人はとても深く理解してくれているのですね。 だから、今夜、雄人がカフェトークに参加することで 政治的なカラーが付いてしまうなら参加しませんとさえ、 あらかじめ心配をして言ってくれたのです。 でも、カフェトークは、いつだって来る者は拒まずです。 断る理由は何もありません。 たぶん、横須賀市民のほとんどの方々が 誤解していると思うのですが 『仕事』カンケーで2人が一緒に過ごす時間は、まずありません。 美術館建設反対の署名活動、長井海手公園ソレイユの丘問題、 住民投票条例の制定を求める直接請求の運動など いくつかの仕事で一緒になった時の印象が強烈すぎて 2人のふだんの仕事でのカンケーというのが たぶん、誤解されているのだと思います。 フジノと雄人は、市議会の開会中であっても 会話をする機会というのは、まず無いんですよ...。 本会議場へ行く廊下ですれ違う時とか、 トイレで一緒になるくらい。 2人が会話をする時間は、ほとんどありません。 だから、雄人が会派に入った時も、 会派を辞めた時も、後日、知りました。 雄人が政治家としてどう歩んでいくのかは、 いつだって彼自身が決心している訳です。 そこにフジノがアドバイスをしたりするということは、ありません。 だから、2人が若手ということで 一緒にくくられて見られることが多いのは 僕としては雄人に対して申し訳なく感じることが多いです。 雄人はこのまちの将来を担うべき政治家のホープです。 かたやフジノは 全くそういう存在ではありません。 ------------------------------------------ ただ、僕と雄人は、そもそも政治家である前に 高校も大学も同じ、先輩・後輩のカンケーなのです。 同じ時代の空気を吸い、同じ時代の文化を体験して、 わずか1才違うだけの『僕たちの世代』を生きてきた訳です。 その1点において、2人は 同じ『世界観』を持っているのだと思います。 僕たちは、バブルの絶頂期なんか体験していないし、 すさまじい受験戦争や就職氷河期のまっただなかを生きてきました。 いつだって努力していなければ前に進んでいかれない という社会状況の中に生きてきました。 ただ、どんな状況に追い込まれたとしても 自分たちの努力で未来はもっと希望に満ちたものに変えられる という想いを持ち続けてきたのが 『僕たちの世代』の特徴だと思います。 あきらめない。挑戦しつづける。 必ず未来は変えられる。 今の社会がつまらないなら、自分がおもしろくすればいい。 今の政治がダメなら、自分が良くすればいい。 そんな『僕たちの世代』としての 共通の価値観を僕たちは持っていると思います。 とは言うものの、たまたま2人で話すチャンスができた時には お互いに観た映画の話や読んだ本の話ばかりしています。 (2人とも本質的なところでは政治家というよりも 文学的な性格で、映画・読書が大好きです) それでもマンツーマンで話せるのも 年1〜2回くらいが可能かどうかという感じで、 彼と最後にゆっくりプライベートで話したのは 去年の2月15日(@おにぎりカフェゆんるり)が最後です。 そっか、あれからもう1年も過ぎたんだなあ...。 そんな訳で今夜のカフェトークでは、 丸1年ぶりに雄人と一緒にくつろぎながら語りあいました。 僕もとても楽しく過ごすことができました。 きっと雄人はこれから先の人生は すさまじく忙しい日々を送ることになるのでしょうけれども またいつかカフェトークに遊びに来て下さいませ。 僕はいつでもウェルカムですよ〜! ● カフェトークに長野県からお客さま 今夜のカフェトークは、10名の参加でした。 みんなで穏やかに和やかな夜を過ごしました。 しばしばカフェトークには 遠方からのお客さまがいらっしゃいますが 今夜はなんと長野県松本市から わざわざこの為に横須賀へ2名の方が来てくださいました。 つい先日(3月6日の活動日記です)、 フジノがこう記したのを憶えていらっしゃいますか? > 図書館は貸本屋なんかじゃない。 > > 僕の親しい女性は > 長野県で自ら図書館をたちあげた。 > > 医療従事者だった彼女は、 > 闘病記を集めた図書館を作ったのだ。 > > 図書館は人々に知識を伝えるだけじゃない。 > 希望を与えてくれる場所だ。 > > 人々は情報を与えられなければ、何も知らないままだ。 > 何も知らないままの人々はとても弱い立場だ。 > > だからこそ、図書館の存在によって > 人々は啓蒙されていく。民主主義にとって図書館は拠点だ。 この文章中の、 「僕の親しい女性は長野県で自ら図書館をたちあげた」 の、まさにその方Aさんが わざわざカフェトークの為に横須賀に来てくれたんですね。 すごいな〜。 もともとは横須賀市民だったAさんは、 だんなさまの仕事のつごうで横須賀を離れてしまったのですが 引っ越した先でも 本当に素晴らしい活動をしている訳ですね。 はからずも、今夜のカフェトークの参加者のみなさまに フジノHPに書かれていた登場人物の リアルな姿をお見せすることができました。 でも、良い意味で、Aさんはふつうの人だったでしょう? 別に彼女が、特別にエネルギッシュでアクティブだから 闘病記を集めた図書館を作ることができた、 という感じはしなかったでしょう? むしろ、Aさんは『攻撃性』とか『活発さ』みたいな おしつけがましい形容詞とは無縁なタイプでしたよね? 他人の痛みや悲しみに深く共感するタイプで、 同時に、自らの痛みや苦しみは 他人もまた同じように体験しているものだということを こころの深い部分で理解しているのだと思います。 そうした想いがAさんを、 そうした活動へと突き動かしたのだと思います。 そんなふつうの穏やかな人が行なう、 自分なりの活動こそが、本当の市民活動なのだろうなあと フジノは感じています。 本来の市民活動というものは、 特殊な人種が行なう特殊な活動ではありません。 でも、中にはそういう特殊な市民活動家みたいなタイプの人々がいて、 ふつうの人が参加しづらいのもまた事実です。 そんな活動家とは正反対の、等身大の市民活動の姿を 今夜のカフェトーク参加者のみなさまに見ていただくことができて フジノはとてもうれしかったです。 Aさん、長野から本当にありがとうございました! |
2009年3月18日(水)のフジノその1 | |
● 諏訪小学校建てかえ問題の陳情は「審査終了」 3月1日の活動日記に記したとおり 諏訪小学校の校舎建てかえ問題について 市議会に『陳情』が出されていました。 フジノの所属する教育経済常任委員会で 昨日、陳情について話し合いました。 主旨了承(=賛成)とするか、 主旨不了承(=反対)とするか、 委員メンバーの意見が一致することができず、 最終的には『審査終了』(=賛成でも反対でも無い)となりました。 ただし、問題意識は全メンバーが共有していましたので 委員長である伊関議員(研政連)の調整によって 「今後、建て替えを進める上で 地域の意見を尊重するよう要望する」 との意見を付して、行政側に配慮を求めました。 この件について、神奈川新聞が報道してくれました。 (2009年3月18日・神奈川新聞より) 画像では読みづらい方の為に 全文を以下に引用します。 ------------------------------------------------ 「市の対応不十分」諏訪小建て替え問題の陳情に教育長 横須賀市立諏訪小学校(同市小川町)の新校舎建設で、 同市教育委員会が隣接の常葉中学校(同)敷地内に 建設する方針を示したことをめぐり、 永妻和子教育長は17日の教育経済常任委員会で、 「(保護者への説明に関し)市の対応が 十分でなかったと反省している」 と述べた。 また、工事に伴い子どもたちの 心身への影響を心配する保護者が多い中、 「最大限の配慮をしたい」 との見解を示した。 同中PTA役員らが方針決定までの詳しい経緯を説明するよう 約1万2000人の署名を添えて陳情を提出していた。 市教委によると、2008年度、 両校の校長を交えた庁内プロジェクトチームを発足し、 安全面での課題などを検討。 諏訪小の一部施設の共同使用を通じ、 小中連携も期待できるとして 昨年12月17日、最終決定した。 その後、関係者を対象とする説明会を12回開催。 理解を求めたが、保護者らの間には 「常葉中のグランドが全く使用できなくなる」 との誤解や、クラブ活動、体育の授業に支障が出るとの 懸念が広がっていた。 これに対し市教委は 諏訪小の敷地に仮設グランドを整備、 必要に応じ、常葉中生徒に 市教委所管の他施設を優先使用させる方針を明らかにした。 今後は教職員や保護者らも含むワークショップを開催。 市が提示した案の諸課題について検討を進めるという。 この日の同委員会は 「今後、建て替えを進める上で 地域の意見を尊重するよう要望する」 との意見書付きで審査終了とした。 -------------------------------------------------- (引用終わり) これから建て替えが終わるまでの数年間、 諏訪小・常葉中どちらについても こどもたちの学校生活がきちんと保障されるように 政治家としてしっかりと見守っていきます。 この陳情の審議に立ち会った1人として、 また、この問題に昨年暮れから関わってきた政治家として、 その約束は絶対に守ります。 陳情が審査終了になっても、 それはただの市議会での話し合いが終わっただけのことです。 これからのワークショップなどをはじめ、 たくさんの成すべきことが始まっていきます。 諏訪小・常葉中の生徒のみなさん、保護者のみなさん、 地域のみなさん、教職員のみなさん、 今後もぜひご意見をください。 どうぞお願いします。 |
2009年3月17日(火)のフジノその3 | ||||||||
● トウキョウサンショウウオもタヌキも生息した里山への「誇り」を守る為に 予算案と関連議案についての採決が終わると 『所管事項』についての質疑です。 教育委員会・経済部・上下水道局については 何を質問してもOKというガチンコバトルの30分なのです。 そこで、昨日の活動日記で書いた市長の記者会見での発言について どうしてもフジノは質しておきたいと感じました。 現在、YRPを担当している経済部に対して フジノはその想いをぶつけました。 *テープ起こしの為、正確な議事録ではありません (2009年3月17日・教育経済常任委員会でのフジノの質疑)
この質疑のあいだ、他の議員から フジノへの応援なのかヤジなのか 「それは市長に答えさせろ」 「経済部長じゃなくて、市長に聞かなければダメだ」 という言葉が聞こえていました。 ふだん委員会の場に出席しているのは部長までですが、 委員会全体の同意があれば 必要に応じて 市長にも出席を求めることができます。 結局フジノはそこまで要求しなかったのですが 本当は市長に答弁させるべきだったのかもしれません。 いずれにしても、あの長沢の自然は 決して無価値なただの山なんかじゃないということを 改めて確認することができました。 ● 政治家の失言を見逃しては絶対にダメだ 市長の『失言』に対してフジノがその真意を質したのは 今回が初めてではありません。 その時にも周囲から 「フジノは発言に細かすぎる」 「市長に厳しすぎるのではないか」 と批判されたことがあります。 しかし、政治家にとって『言葉』というのは、 とても大切なものです。 ふとした瞬間に漏れるひと言というのは 実は、本音であることが多いのです。 だから、日頃は「横須賀の自然を守る」と語っていても 本音の部分では自然環境を軽視しているのかもしれません。 そうした「ふと漏らしたひと言」を 絶対に聞き流してはいけないのです。 特に、42万人の暮らすまちのリーダーである市長の その言葉が軽いものであっては絶対にいけないのです。 |
2009年3月17日(火)のフジノその1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
● 委員会での予算案審議が終わりました 今日は、教育経済常任委員会の最終日でした。 来年度予算案と関連議案の審議について 最終的に、賛成か反対かを採決しました。 フジノは、1つの議案に反対討論を行ないました。 また、2つの議案に反対しました。 4億円もの赤字を出し続ける美術館の予算が計上されている 一般会計の来年度予算(議案21号)と 反対討論を行なった議案47号です。
最終的に、全ての議案が多数決で 可決されました。 |