まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2006年12月25日(月)のフジノ
● クリスマスも『一人自殺予防キャンペーン』

 今日は、夕方18時から19時40分まで
 横須賀中央Yデッキで、
 『一人自殺予防キャンペーン』を行ないました。

 なんか今日はたくさんの人々に
 話しかけられました。

 7年間の闘病の末にうつ病と折り合いをつけながら
 幸せな家庭生活を送っているという女性。

 50代の市役所の職員さん。

 フジノの演説に反応して大声でレスポンスしてくれた
 20代前半の女性2人組。

 その他にも男女を問わず、
 老若男女のたくさんの方々に声をかけられました。

 多謝、多謝、です。ありがとうございました。

 某新聞社の方が

 「1度もフジノ演説を聴いたことが無い」

 というので、今日の演説を隠れて聴いていたそうです。
 (どこに居たのか全く分かりませんでした)

 「まるで政治家の演説らしくなくて
  宗教者みたいだった」

 との感想でした。うーむ。
 フジノ自身も政治家だから演説している訳ではないので、
 宗教家という指摘は当たらずとも遠からずなのかなあ。

 僕は政治・行政の限界をよく知っています。

 遠くに暮らしているおじいちゃんやおばあちゃんに
 電話1本かけて声を聴いてあげるだけで
 人はとても元気が出てくるものです。

 政治・行政はもちろんその代わりはしています。

 例えば、横須賀市にはひとり暮らし高齢の方々が
 6000人もいらっしゃるのですね。

 そこに長寿社会課では非常勤職員さんが
 毎日電話をかけて、

 「こんにちは、お元気ですか?」
 「体調はいかがですか?」

 と、安否確認をしてくれている。素晴らしい施策です。

 けれども、当然ながら役所の仕事なので
 土日はやっていない訳ですね。

 そこにもしもあなたがふと
 おじいちゃんやおばあちゃんのことを思い出して
 電話をかけて話をしてみてくれたなら...。

 それだけで本当に人は生きていかれるものだと思うのです。

 『横須賀こころの相談』でさえも
 万能ではありません。当然ですよね。

 あくまでも代わりの手段でしかありません。

 だから、人と人とがもっとつながってほしいという想いを
 祈るように紡いで言葉に置き換えて
 演説にしてみました。

 1人1人の市民の方々が他人を想う強い気持ちの力は
 カンタンに政治・行政の限界を超えていきます。

 もちろん政治家としてフジノは
 自殺予防対策に全力を尽くし続けていきます。

 けれども、もしもあなたが誰かを受け容れて
 その言葉に耳を傾けてくれるような
 そんな時間を少しだけでも持ってもらえたならば、と願っています。

 そうしたことは政治・行政の限界を
 カンタンに突破していくからです。

 そして、その力は必ず自殺を減らしていきます。
 少なくとも僕はそう信じています。

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 あくまでもこの3日間は、
 『横須賀こころの電話相談(830)5407』を
 徹底的に広報する為だけの演説。

 自殺予防対策の他には
 何にも話していません。

 議員バッジはとりあえず演説の時だけは
 身分証がわりにスーツにつけてはいますが
 名前を書いたのぼりも無いし、あるのはA4用紙2枚に印刷された
 『横須賀こころの電話相談』の告知だけ。

 今日もまた通りがかりの55才の男性に

 「フジノくん、そんな演説で選挙は大丈夫なのか?」

 と心配されてしまいました。

 そんな心配はいらないんですよ。
 どんまいです。

 フジノがやるべきことは
 このまちの自殺を減らすこと。

 その為に今はただひたすら全力を尽くしています。
 応援してくださるのはありがたいのですが、
 選挙ネタは全く興味が無いのです。すみません。ご理解ください。

 いずれにしても、今夜はとても寒かった上に
 途中から小雨まで降ってきてしまったのですが
 人々の温かさがこころにしみたYデッキでした。

 ありがとうございました。


● 本当の横須賀のカレーが消えていく/みんなマサラへGO!

 フジノのまわりにはカレー好きがたくさんいますが
 『海軍カレー』を好きな人は全くいません。

 高速道路のパーキングエリアのお店とかで
 売られている『横須賀海軍カレー』のレトルトを見るたびに
 ネーミングが恥ずかしい、情けなくなる、
 と言う人もいます。

 「海軍カレーが横須賀のカレーの質を落としている」

 とまで言い切る友人もいます。

 味の好みは人それぞれです。

 また、海軍カレーでまちおこしをしようとした前市長たちの想いは
 「まちを活性化したい」という点だけは理解できます。

 飲食店の人々が協力をしてくれたことも
 ありがたいことなのかもしれません。

 でも、上に書いたような言葉が
 フジノたちやその下の若い世代のけっこう本音だと思います。

 では、僕たちはどんなカレーを食べてきたかというと、
 例えば『マサラ』(横須賀中央・大滝町)のカレーがその1つです。

 清水ビル2階、
 『マサラ』。

 このまちに暮らす
 20〜30代ならば
 (特に男性は)
 1度は行ったことが
 きっとあるはず!

 うまいインドカレーと
 言えば『マサラ』。 

 タコキーマ、よく食べました。
 チキンの辛さに涙を流しながら何度も食べました。

 そんな思い出を持っている人は
 すごくたくさんいると思います。

 その『マサラ』がなんと12月29日で閉店してしまいます!

 すごく残念!
 本当に残念!

 みんな、『マサラ』でカレーを食べれるのは
 あとわずか3日間しかないのです。ぜひ食べに行ってください!

 フジノも友達からこのバッドニュースを聞いて
 すぐに食べに行ってきました。悲しき食べ納め。

 食べてきたのは
 これまで最も
 たくさん食べてきた
 タコキーマ!

 腹が減ってたら複数のメニューを食べたのになあ。

 しばらく忙しくて
 食べに来てなかったなあ。

 前回『マサラ』に来たのは
 6月8日でした。

 フジノがとてもリスペクトしてる
 2人の若きアーティスト、
 TSUYOSHIくん窪塚くんと3人で
 3日後に迫った『詩孫』について
 語り合った(食いまくった)のです。

 3人とも『マサラ』カレー、
 大好きでした。

 あれからもう3ヶ月も過ぎちゃったのか...。

 このお店の雰囲気が
 大好きだった人も
 多いはず。

 僕は友達の友達が
 バイトしてたし、
 マスターも
 すごくいい人だし、
 ほんとに残念。

 あと3日です。みんな、『マサラ』へGO!ですよ。



2006年12月24日(日)のフジノ
● クリスマスイブにも『一人自殺予防キャンペーン』

 今日は、夕方17時から19時まで
 横須賀中央Yデッキで、
 『一人自殺予防キャンペーン』を行ないました。

 クリスマスイブということで
 自殺という話題に
 世間の人々は「引くかな」と思っていたのですが
 全く違いました。

 演説が終わった後に、拍手が起こりました。

 若い10代くらいの女性4〜5人のグループからと、
 1人で熱心に聴いてくださっていた20代の女性からと、
 男性20代の2人組から。

 なんか、若い世代に強く共感してもらえて
 本当にありがたかったです。



2006年12月23日(土)のフジノ
● クリスマスイブイブに『一人自殺予防キャンペーン』

 世の中はクリスマスシーズンなのですが
 政治家としての仕事は
 ふだん以上に忙しいです。季節感は全く感じません。

 今日は、たくさんのお電話を市民の方々から頂きました。
 特に、昼間は何件も連続だったので
 相談内容ごとにアタマを切り替えるのが大変でした。

 夕方は横須賀中央Yデッキで、
 17時〜19時まで、『一人自殺予防キャンペーン』を行ないました。

 クリスマスシーズン、年末・年始、などの
 世の中が華やかな時期ほど
 人々のこころの中の孤独は深くなっていきます。

 それを思うと、居ても立ってもいられなくて
 Yデッキにて『横須賀こころの電話相談』の存在をアピールしました。

 いのちの電話を除いて
 年末年始であろうと365日年中無休みで相談を受けている
 本当に貴重な存在なのです。

ひとり自殺予防キャンベーン@Yデッキ

 これを1人でも多くの方々に知ってほしくて
 あいかわらずのぼりも何も持たずに
 ただひたすら『横須賀こころの電話相談』の告知を行ないました。



2006年12月21日(木)のフジノ
● 年は取っていくけれど、成長はいくつになっても続くのだ

 数年前にできなかったことが、
 数年間の努力した結果、何とかできるようになった。

 これは本当にうれしい。

 年を取ると、顔の肉はたれさがってくるし
 お腹のまわりやら背中にだらしなく脂肪がついてくるし、
 いろいろなことがダメになってくる。

 若さに甘えて当たり前だったことが
 本当は当たり前じゃなかったことに気がついていく。

 年を取っていくことは止められない。

 それでも、成長したいという意思がある限り、
 そしてその意思を実現する勇気がある限り、
 成長はいくつになっても続くのだ。

 数年前にはつらくてどうしてもできなかったことが
 今日、僕は2つもできるようになった。

 あまりにもささやかなことなので
 書いてしまえば、
 99%以上の人々が「へぇ、だから何?」で終わるようなこと。

 でも、人はみんな違う。

 99%以上の人々にできることでも
 フジノにはできないことはたくさんある。

 それがほんと2年半以上の努力の末に
 できるようになった。苦しかったし、つらかった。

 できたからといって、何も自慢にすらならない。

 だけど、怖いと思う気持ちに負けないで
 あきらめないで挑戦し続けることができて本当に良かった。

 これからも少しずつ成長していこう。

 スピードなんて、ゆっくりでいい。

 これからも自分のペースで
 世間の流れなんてどうでもいいから
 僕のやり方で進んでいこう。



2006年12月20日(水)のフジノ
● 「住民投票を行なうかどうか」を採決する臨時の市議会

 議会事務局から、「あくまでも予定ですが」という前提で

 来月2月5日から臨時の市議会(臨時会)を行なう

 との連絡がありました。

 これは、市民の方々が1ヶ月かけて行なった署名活動の結果、
 12月15日に正式に選挙管理委員会に対して

 『原子力空母の 横須賀配備についての
  横須賀市 住民投票条例制定 請求書』


 が提出されたからです。

 「あくまでも予定」である理由は、
 まだ選挙管理委員会で4万人を超える署名を
 正式に審査しているからです。

 この審査が終わると請求が受理されて
 「臨時会をやるよ!」という正式の招集告示が出されます。

 という訳で、まだ正式な発表では無いのですが


 『住民投票条例に関する臨時議会』の予定(の予定)


  平成19年1月29日(月)

     ・臨時会 招集告示

     ・議会運営委員会 午前10時スタート


  平成19年2月5日(月)

     ・議会運営委員会 午前10時スタート

     ・本会議 午後2時スタート(会期は3〜4日間の予定)




● 報告:フジノは署名を集めていません

 すでにフジノスタッフは最初からみんな知っていますし
 市民の会の方々には
 先日お伝えしたことですが
 今回、フジノは署名を1名分も集めていません。

 そのことをウワサとかで聞いた人々に
 テキトーなウソの理由で誹謗中傷されるのは嫌なので
 フジノ自身が説明します。

 確かにフジノは今回の住民投票条例を求める署名活動の
 受任者(署名を正式に集めることができる人)として
 リストに登録されていました。

 しかし、そもそもはじめから
 1名の署名も集める
 精神的な力も体力も時間もありませんでした。

 数ヶ月前に「受任者になってください」という依頼を受けた時に
 その時点でちゃんと理由を伝えて
 何度もお断りしました。

 「今回はフジノは受任者にはなれません。
  なっても署名は集められません」

 「受任者になっても、ぎっくり腰もひどいし、
  街頭演説も一切やれません」

 「あと残り数ヶ月の政治家の任期を
  自殺予防の為の活動だけに全力を尽くしたいのです」

 それでも複数の市民の方々や市議会議員の方々から
 「受任者になってほしい」と頼まれて
 『リストに名前を入れること』には同意しました。

 だから、受任者として名前は載せましたが
 署名はスタート時点から集めることは
 そもそもできる状況ではありませんでした。

 こういった状況については
 この1ヶ月半くらいのフジノの活動日記を読んでもらえたら
 十分に理解していただけると思います。

 生まれて初めてのぎっくり腰になり、
 私人としての家庭面もあまりにもいろいろなことが重なり、
 公人としては残りわずかの任期を残して最優先すべき事項があった。
 それ以外のことをこなす精神的・肉体的な余裕は全く無かった。

 他に理由はありません。

 このまちの政治家として誰よりもフジノは
 この2ヶ月間を通じて
 自殺予防対策といじめ自殺について
 心身ともに酷使しながら全身全霊をかけて働いてきました。

 そんな仕事ぶりに対してもしも

 「そんなことより原子力空母の署名の方が大切だろ!」

 とか言うヤツがいたら、
 もう2度とこの原子力空母問題には関わりません。

 これまでに原子力空母の母港化問題についても
 しっかりと市議会の中でも外でも活動をしてきました。

 フジノは目的を持って政治家になったのであり
 政治活動家になるのが目的ではありません。

 それを署名活動への不参加をもってだけで
 誹謗中傷されるようなことがあれば、不快の極みです。

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 当然ながら、2月の臨時会では
 住民投票条例案に賛成をします。

 そもそも住民投票を提案してきたフジノですし、
 市長のリコール自体を訴えてきたのです。
 この姿勢は変わりません。想いも全く変わりません。

 けれども、とにかく口すがない人々に
 「署名を集めもしなかった」とか
 誹謗中傷を受けるいわれはありません。

 ともかく、フジノは逃げも隠れもしません。

 署名ゼロについての報告は、
 これ以上これ以下でもありません。


● 横須賀を離れています

 このまま大学院(福祉政策)に進学するにしても、
 仮に再び立候補することになってしまうとしても、
 この先の数ヶ月間はもう忙しくて何もできなくなってしまうと思うので
 家族と2泊3日の予定で
 横須賀を離れることにしました。

 この日程をやりくりする為に忙しく
 かえって体調をフジノ自身が崩してしまって
 旅先に来たものの、ぐったりと寝込んでいます(涙)。

 そんな訳で、地元紙のニュース記事を
 インターネットで読んでいたのですが
 素晴らしい記事を見つけました。

 フジノもこの裁判には傍聴に行きました。
 ご遺族の方・記者の方の想いと同じ想いです。

 昨日も書きましたが、
 べた記事(その日にあったことをただ書く)じゃなくて
 「世間が忘れようともペンの力で風化させない!」というルポ記事は
 とても素晴らしいと思います。

 速報性や時事性も、もちろん大切な記事です。

 でも、こういう「追い続ける記事」に
 もっともっと光が当てられるといいなあと強く思います。


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