まちの政治家は、こんなことしてます


2012年1月16日(月)のフジノその2
● 脱原発議連の次の講演会は、あの人です!

 今夜は、『脱原発社会を考える議員連盟(脱原発議連)』
 定例ミーティングでした。

 メンバーそれぞれの活動の報告と
 2月の予算議会での脱原発に関する質疑について打ち合わせと

 次回の市民公開研修(=講演会)について
 話しあいました。

 これまで3回とも
 とても好評の市民公開研修(講演会)ですが

   第1回 佐藤栄佐久さん・上杉隆さん

   第2回 保坂展人さん

   第3回 布施哲也さん・松本隆司さん

 次回もみなさまに必ず満足していただける内容になると
 フジノは強く確信しています。

 いつも市民の方々から

 「そんなすごい講師の方を何故呼べるの!?」

 と質問されるのですが、今回も必ずみなさん驚くはず。
 すごい方をフジノはお招きしますからね!

 ヒントは、お名前が漢字4文字の方です。


 フジノの今回の講演会のテーマは、

 「脱原発を目指す市民のみなさまに元気をわけてあげたい!

 です。

 昨年10月に
 『給食一食丸ごとセシウム検査』を全国で最初にスタートして
 せっかく横須賀は良い意味で注目されるようになったのに

 ホッとしたのもつかのまのことで、
 突然12月末に黒岩県知事が汚染がれきの受入を表明して

 あっという間に横須賀は
 全く別の意味で注目されるようになってしまいました。

 こうした県の暴挙に対して
 本当に多くの方々が心労を感じておられるのを
 フジノは見てきました。

 市民のみなさまは、とてもまっとうなことを訴えているのに
 地元で暮らす市民のみなさまが悪いかのような
 黒岩知事の発言に
 多くの方々が心を痛めています。

 フジノは、そんな市民のみなさまに
 「大丈夫ですよ。あなたは正しいですよ」とお伝えしたいです。

 そして、今回講師を引き受けていただく●●●●さんに
 市民のみなさまに元気をわけてもらいたいと願っています。

 ぜひ脱原発議連の講演会に来て下さい。
 元気を分けてもらって下さいね。

 必ず数日中に発表しますので
 もう少しだけ待っていて下さいね!



2012年1月16日(月)のフジノその1
● 芦名での説明会の様子が報じられました

 昨日開かれた県の説明会の様子を
 ほぼ全ての新聞社が報じました。

 (2012年1月12日・神奈川新聞より・その1)


 (2012年1月12日・神奈川新聞より・その2)


 (2012年1月12日・毎日新聞より)

 他にも各社が報じてくれましたが、
 とりいそぎ今手元にあるものだけを掲載しました。



2012年1月15日(日)のフジノその2
● 横須賀・芦名へのがれき受け入れ問題の地元説明会

 今日は夕方から芦名コミュニティセンターでの
 『災害廃棄物の受入に関する地元説明会』に参加しました。

 汚染がれきの受け入れを黒岩県知事が表明した問題について
 最終処分場がある芦名を中心とした周辺地域の
 大楠連合町内会だけを対象にした
 説明会を開いたのでした。

 配られた資料はこちらです。
 ぜひご覧ください。



 県がマスメディアを許可しない
 クローズドな説明会にするという話も事前にあって

 全く納得できなかったフジノも
 マスメディアの方々に

 「県に抗議してほしい。ぜひ取材してほしい」

 とかなり頼んでまわりました。

 その結果、取材陣もたくさん来てくれました。
 テレビもフジノが確認した限り、NHKをはじめ3社以上ありました。



 会場は完全に満員(510名参加)で、立ち見でも入りきれず、
 隣の部屋やロビーにも人があふれました。



 まず、黒岩県知事が受け入れを表明した経緯を説明しました。



 続いて、黒岩知事が視察をした
 東京都の受け入れているがれきの分別などの様子
 ビデオで放送しました。



 最後に、質疑応答でした。
 12名の方々が質問に立ちました。

 発言者はほぼ芦名の方々ばかりでした。
 地元の率直な想いが黒岩知事に伝わることを願っています。

 地元の想いは、みんなが反対です。

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 今夜の様子は、フジノが会場から
 実況ツイートしました。

 フジノのツイートをまとめて下さった方がいます。
 こちらからぜひご覧ください。

 さらに、後日、神奈川県が議事録を出すそうです。

 さて、今日の説明会に参加して
 誰か説得された方なんているのでしょうか?

 少なくともフジノは、全く納得はできないし、
 とても情けない気持ちになりました。

 どうかみなさまのご感想もぜひお聞かせください。

 そして、20日の説明会にもフジノは必ず行きます。

 20日の様子を神奈川県は
 インターネット生中継をしないそうです。

 それならば、フジノが勝手にUSTREAMで生中継します。

 どうか1人でも多くのみなさまに
 一緒に考えていただきたいです。

 こどもたち、孫たち、未来へとずっと続く問題なのですから。



2012年1月13日(金)のフジノその1
● 何人であろうと犠牲者がいる限り自殺を減らす努力を続ける

 昨年1年間の自殺へと追い込まれた犠牲者の方々の数を
 警察庁が速報値(暫定値)として発表しました。

 マスメディアの切り口は
 「3万人を超える犠牲者が14年間連続」というものでした。


 (2012年1月11日・朝日新聞より)


 この発表について
 複数の新聞社からコメントを求められたのですが
 フジノは次のようにお答えしました。

 「そもそも自殺による犠牲は『1人』でも存在すれば、
  政治・行政にとっては大きな問題なのです。

  3万人を下回れば良いというものでも全くありません。

  2万人を超えるという切り口にすれば
  なんと21年連続という信じられないほど長期間にわたって
  異常事態が続いているのがこの国の現実です。

  もともと公衆衛生の観点では、交通事故の犠牲者数と比較して
  それを超えると大きな社会問題として受け止めるという視点がありますが

  交通事故の犠牲者数は、2011年は4611名でしたので
  その7倍もの犠牲が出ており、とても深刻な事態です。

  ただ、震災が起こった2011年であっても
  自殺対策に熱心に取り組んできたまちでは
  犠牲者が減っています。

  横須賀では10月までのデータですが、昨年を下回っています。
  秋田県では、この10年間で過去最少になっています。


 (2012年1月13日・読売新聞より)


  こうした取り組みが成果を挙げていることを受け止めて
  しっかりと対策を取り続けていきたいです。

  また、自殺対策そのものだけではない
  社会を変える取り組みにもっと力を入れなければなりません。

  自殺は経済・社会的な要因で引き起こされるので
  何よりも不安定な社会保障制度や経済状況を変えていくことによって
  追い込まれてしまう要因そのものを取り除きたいです」


 これがフジノのコメントです。

 とにかく今できることを実践して
 成果が出ている取り組みは
 全国の自殺対策の仲間と共有していきたいです。

 さらには、政治家にしかできない取り組みに
 しっかりと取り組んでいきます。

 自殺の犠牲は、1人であっても多いのだと考えています。
 その想いはかたときも変わったことはありません。



2012年1月12日(木)のフジノその3
● HTLV−1対策推進協議会(第2回)へ/都道府県の取り組み状況

 今日は夕方から東京・霞が関の厚生労働省へ。
 第2回目の『HTLV−1対策推進協議会』を傍聴しました。

 本来であれば昨年のうちに開催されるはずだったのが
 2012年にズレこんでしまいました。

 東日本大震災の影響で
 第1回の開催は
 3ヶ月も延期されてしまいました。

 けれども震災が起こっても延期せずに
 開催している審議会もたくさんある中で延期されると

 まるで『HTLV−1対策推進協議会』が
 後回しや軽く扱われているような気持ちになってしまいます。

 この『対策推進協議会』は、
 『総合対策』を全国で確実に進めていく為の重要な場ですので

 どうか毎回スケジュール通りに
 必ず定期的に開催してほしいです。


 (画像:厚生労働省17階・第18〜20会議室前にて)


 総合対策のスタートから、1年間が経ちました。
 少しずつですが取り組みは動き出しています。

 例えば、母子手帳の中に新しく『HTLV−1』の項目が加わりました。

 妊婦検診で行なわれる検査に加わったことで
 以前よりも『HTLV−1』の発見ができるようになりつつあります。


 そんな中、今日は、47都道府県それぞれの
 『取り組み状況』について発表されました。

 現時点では『HTLV−1』への特効薬が無いので
 まずは母子感染を防ぐことが有効です。

 そこで、母子感染を防ぐ為に
 都道府県は3つの取り組みをしなければなりません。
                ↓

 この3つの対策を各都道府県がちゃんと実行しているのか、
 ひとめで分かるようにフジノが表を作成してみました。

 『実施済み』は赤い文字にしました。

 赤い太字で記されている都道府県名は
 3つ全てに取り組んでいるところです。

 あなたが暮らしている都道府県はいかがでしょうか?

都道府県 母子感染対策
協議会の設置
母子感染対策
関係者研修事業
母子感染
普及啓発事業
北海道 設置済 実施予定 実施予定
青森県 今年度中の
設置を検討
実施予定 実施予定
岩手県 設置予定 来年度以降
実施検討
来年度以降
実施検討
宮城県 来年度以降
設置検討
実施を検討中 実施済
秋田県 既存事業で
対応
実施予定 来年度以降
実施検討
山形県 設置予定 実施済 実施済
福島県 来年度以降
設置検討
既存事業で
対応
来年度以降
実施検討
茨城県 設置済 実施済 実施予定
栃木県 既存事業で
対応
実施済 実施済
群馬県 来年度以降
設置検討
実施予定 実施済
埼玉県 設置済 実施済 実施済
千葉県 来年度以降
設置検討
実施予定 実施済
東京都 必要に応じて
設置できる体制
実施予定 実施済
神奈川県 既存事業で
対応
実施予定 実施済
新潟県 来年度
設置予定
実施済 実施済
富山県 設置済 実施予定 実施予定
石川県 既存事業で対応 実施済 来年度以降
実施検討
福井県 来年度以降
設置検討
来年度以降
実施検討
来年度以降
実施検討
山梨県 設置予定 実施済 実施済
長野県 来年度以降
設置検討
来年度以降
実施検討
実施済
岐阜県 既存事業で
対応
既存事業で
対応
実施済
静岡県 来年度以降
設置検討
実施予定 実施済
愛知県 設置済 実施済 実施済
三重県 設置済 実施予定 実施済
滋賀県 設置済 実施予定 実施済
京都府 来年度以降
設置検討
実施予定 実施済
大阪府 既存事業で
対応
来年度以降
実施検討
来年度以降
実施検討
兵庫県 来年度以降
設置検討
既存事業で
対応
来年度以降
実施検討
奈良県 設置予定 実施予定 来年度以降
実施検討
和歌山県 来年度以降
設置検討
実施済 実施済
鳥取県 既存事業で
対応
実施予定 実施済
島根県 設置予定 実施済 実施済
岡山県 設置済 実施済 実施済
広島県 来年度設置予定
(準備会開催済)
既存事業で
対応
実施済
山口県 設置済 実施予定 実施済
徳島県 既存事業で
対応
実施済 実施済
香川県 設置予定 実施済 実施済
愛媛県 既存事業で
対応
実施済 実施済
高知県 設置済 既存事業で
対応
実施済
福岡県 設置済 実施済 実施済
佐賀県 既存事業で
対応
実施予定 実施済
長崎県 設置済 実施予定 実施済
熊本県 来年度
設置予定
実施済 実施済
大分県 設置済 実施済 実施済
宮崎県 設置済 実施済 実施済
鹿児島県 設置済 実施予定 実施済
沖縄県 設置済 実施済 実施済

 こうして一覧できるリストになると
 どの県がちゃんと取り組んでいるのかが一目で分かります。

 実施していない県はすぐに取り組むように
 厚生労働省からもしっかり働きかけてほしいです。

 あなたの暮らしている都道府県は実施していましたか?

 もしも「実施していない」だった場合は
 政治・行政に対して「実施すべき!」と厳しく注文してくださいね。

 (画像:協議会の様子)


 ただ、このリストにも
 問題があります。

 「実施済み」になっている都道府県であっても
 「どんな内容」を「誰を対象」にして「何回」行なったのか
 
という情報が全くありません。

 ほんの1回60分の研修を行なっただけで
 「実施済み」としている県もあります。

 例えば、フジノが暮らしている『神奈川県』は
 『母子感染対策協議会』を実施したことになっています。

 でも、その内容がどのようなものだったか
 資料を取り寄せてみたのですが、不十分な内容でした。

 また、『母子感染普及啓発事業』も「実施済み」となっていますが
 実際には研修1回を行なっただけです。

 これで総合対策が十分かと言えば
 そんなことは全くありませんよね。

 今日の『HTLV−1対策推進協議会』でも委員の方から

 「繰り返し研修は行なっていかなければダメだ。
  年1回やっただけでは、いざという時に忘れてしまっている」

 という意見が出ました。この意見にフジノは全く同感です。

 いざという時に本当に生きた知識にならなければ
 それでは研修とは言えません。

 そこで、6月議会でのフジノの提案を受けて
 横須賀市では県の動きとは別に独自に研修を開催しました。

 それでもフジノとしては「足りない」という想いから

 「さらに継続して、対象を広げて、研修を開催してほしい」

 と12月議会の教育福祉常任委員会で提案しました。
 市の答弁も、継続して行なうというものでした。

 100万人を超えるキャリアが全国にいるのです。

 HTLV−1を撲滅する為には
 まず母子感染対策を全てのまちで確実に行なう必要があります。

 ぜひあなたのまちでもこうした取り組みを行なうように
 あなたも声をあげてみてくださいませんか。

 どうかお願いします!

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 『HTLV−1』を撲滅する為にやるべきことは山積みです。
 それでも少しずつ前に進みつつあります。

 全国でこの問題に取り組んでいるみなさま、
 一緒にがんばっていきましょうね!


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