まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年3月25日(木)のフジノ
● 健康福祉協会の理事会でした

 今日はお昼から、
 財団法人・横須賀市健康福祉協会の理事会でした。

 健康福祉協会の来年度予算が議題でした。

 民生常任委員会に所属する市議会議員は
 くじびきで何らかの役職につきます。

 だから、フジノはくじびきで『理事』に選ばれました。
 けれど、報酬をもらっている以上は
 全力で仕事をするぞと決めてきました。

 そんなフジノにとって
 今回は、任期で最後の理事会でした。

 そこで、1年間、理事として過ごした中で
 市民のみなさんから頂いた声をまとめて
 『健康福祉協会への提言』というペーパーを理事会に出しました。

 結果として、理事会の正式な場では受理されず
 非公式な懇談の場で
 理事全員にペーパーは配られて
 扱いについては『事務局あずかり』となりました。

 いちおう、非公式な扱いということなので
 内容についてはここに記しません。

 けれども、このHPをつうじて
 このまちに暮らしているみなさんからいただいたメールや
 街角やら講演会やらいろいろな場でいただいた意見を
 きちんと提言しました。

 これは、大きな一歩だったと思います。

 たとえ、くじびきで選ばれた理事だとしても
 絶対に『名前だけの理事』には終わらないぞ、
 という意思で、最後まで任期を全うすることができたと思います。


● 地域福祉計画の説明会、最終日でした

 夕方からは『地域福祉計画』説明会。
 今日が最終日でした。

 残念ながら、本日も雨。
 けれども雨の中、20名を超える方が来てくれました。

 この『地域福祉計画』は
 検討部会の方々と
 健康福祉部の方々の努力によって生まれました。

 行政と政治という立場の違いはありましたが
 僕自身もこの計画が生まれるのを見守ってきたという
 強い仲間意識を持っています。

 だから、説明会
 どんな方が参加してくれるのか、
 どんな反応をされるのか、
 どんな質問が出てくるのか、
 すごく気になって
 4回の説明会中、3回行きました。 

 西行政センターでの説明会は
 参加者が女性ばかりだったのに、今日は男性が8割くらい。

 年齢的にも若い方が男女ともに4名くらい、いました。
 これはとても良いことですね。

 何度も何度もくりかえしになりますが
 この『計画』は、ただの行政の計画ではありません。

 僕たちみんなで実行していくものなのです。

 もうすぐ、『福祉の輪』市民会議という
 なんと100名を超える市民会議の募集がおこなわれます。

 みんなで地域福祉をつくっていこう!

 そういう市民会議です。

 僕も『市議会議員』としてではなくて
 『市民』という立場でぜひとも応募したいと思っています。

 どうかみなさんも参加してください。
 こころからお待ちしています。

 詳しく決まり次第、またご連絡いたしますからね。


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 実は、市役所の人事異動の内示が今日出されて、
 この計画づくりの中心にいた方のうちの1人が
 異動してしまうことになりました。

 異動というか『昇進』なので本来は喜ぶべきことなのですが
 仲間を失ってしまったような気がして
 とてもつらく感じました。 

 行政マンに異動はつきものなので、
 メンバーが変わっても
 計画を実行できるような仕組みづくりが大切なんだ、という話を
 市の職員から聞いたことがあります。

 だからもちろん新メンバーになっても
 一緒になって計画実現のために全力を尽くしてくれるはずです。

 けれども、本当に本当に
 今回の異動は残念に感じました。


● 次世代育成支援行動計画、今年はこれに最大注目です!

 かねてから、福祉カンケーで1番注目してほしいのは

 2003年度は『地域福祉計画』づくり、
 2004年度は『次世代育成支援行動計画』づくり
 2005年度は『健康増進計画(健康よこすか21)』改定だ!

 と述べてきました。

 今年は『次世代育成支援行動計画』づくりに
 徹底的に注目してほしいのですね。

 そんなわけで、
 地域福祉計画の説明会が終わってから
 大急ぎで総合福祉会館からヴェルクよこすかへ移動して
 『次世代』策定部会の傍聴に行ってきました!

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 策定部会の様子については、
 雄人(吉田議員)のHPに詳しく書かれていますので
 ぜひそちらを参照してください。

 僕が今日最も印象に残ったのは
 ある委員の方の発言でした。

 「いろいろな理由で親と離れている子どもたちのための
  児童養護施設についてもきちんと考えるべきだ」

 まさにそのとおり!

 本当にそのとおりです。

 僕の親しい友達は、昨年まで
 市内の児童養護施設に勤めていました。

 その関係で、僕は大学時代の『社会福祉論』のレポートに
 この児童養護施設のことを書きました。

 そもそもの児童養護施設のスタートは
 戦争によって行き場を失った、たくさんの孤児のためでした。

 現在では、虐待や親御さんが精神的な問題を抱えたりなど
 死別だけでなく本当に複雑な原因で親元から離れて
 施設に入所している子どもたちが増加しているのです。

 福祉を専門とするフジノにとっては、
 絶対に取り組まなければならないことの1つです。

 しかし、驚いたのは
 その直後、別の委員の発言でした。

 「そういう子どものことではなくて、ふつうの家庭の問題を扱わないと」

 4〜5回にわたって
 「ふつうの子ども」「ふつうの家庭」を対象にすべきだと
 その委員は繰り返しました。

 傍聴席にいた僕は、キレました。

 子どもに「ふつう」も「ふつうじゃない」もあるもんか!

 どうして次世代を考える委員会で
 こんな発言が出るのか、信じられない!

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 策定部会が終わった後、
 傍聴していた僕の政策スタッフ2名にたずねてみると
 やっぱり不愉快な気持ちになった、と言っていました。

 児童養護施設のことを
 分かっていない人が多すぎるんじゃないだろうか。

 すごく嫌な気持ちになりました。

 全ての子どもたちのための、
 全ての次世代のための、
 もっと幸せに生きていかれるための計画をつくっているのにね。

 こういう審議会とか委員会に出る人は
 もっともっと真剣に勉強してほしい。


● 領収書をつけるのは、当たり前なのに

 12月議会で、横須賀市議会議員の
 『政務調査費』がアップしました。

 お金のアップに対して
 フジノは反対討論をしています。

 3つの理由から反対したのですが
 特に『領収書を添付しなければならない』については
 ふつうの会社ならば絶対に当たり前のことですよね?

 12月議会から、これら政務調査費の問題について
 議会運営委員会で話し合いが行なわれています。

 しかし、3月になっても結論が出ないまま。

 ついに毎日新聞に「結論を先送りしている」と
 記事を書かれてしまいました。

 悔しいけど、事実です。

 今、横須賀市議会では
 検討委員会(ワーキンググループ)をつくって
 さらに政務調査費について話し合いをしていく予定です。

 この検討委員会には
 無所属は参加できないらしいです。残念。

 いずれにしても
 領収書添付は絶対に必要ですし、
 議会HPでの積極的な公開(長野県議会は素晴らしい)など
 どんどんやっていくべきだと僕は考えています。


● 人事異動...

 市役所の、人事異動内示が出ました。
 ショックがたくさんありました。

 ・1年間、本当にお世話になった方。

 ・つらい時に励ましてくださった方。

 ・不慣れな僕のせいでたくさん迷惑をかけてしまった方。

 ・この人の仕事への想いは熱い!と信頼していた方。

 そんな方々が、他の部署へ移ってしまいました。

 もちろん会社(市役所)を辞める訳じゃないから
 また一緒に仕事をするかもしれないし、
 役所内で顔は合わせられる訳です。

 でも、やっぱり
 正直さみしいです。

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 僕は転職する前は
 会社に5年間在籍していたのですが
 ほぼ毎年異動していました。

 1.映画興行部 丸の内ブロック
 2.映画興行部 シャンテブロック
 3.財務部 資金課
 4.財務部 財務課

 だから、自分が新しいところへと
 どんどん移っていくことには
 抵抗感は無いんです。

 やり残した仕事の悔しさはあっても
 また新しいところでガンガン働きたいタイプなのですね。

 だけど、他人が異動してしまうことには
 正直、慣れられないのです。

 さみしいなあ。

 1年間お世話になったみなさん、
 本当にありがとうございました。

 どうか、新しい部署での
 ご活躍をお祈りしています。


● どうか体調に気をつけて

 雨が続いています。

 それでなくても、3月末から4月にかけては
 人事異動や卒業や入学・入社など
 大きなライフイベントがあります。

 どうか、みなさん、体を壊さないで下さいね。

 この雨が過ぎると
 いっせいに美しい桜が咲くはずです。

 どうかお体に気をつけて
 美しい桜をめでにいきましょう。

 予算議会が終わったらひと段落できるかと思ってたのですが
 明日からまた新しい闘いが始まります。

 またみなさんにご協力をお願いすることになります。
 どうかよろしくお願いします。

 今日も1日おつかれさまでした。

 それでは失礼します!



2004年3月24日(水)のフジノ
● 提案する政治家になる

 今回、僕たちは
 想いを同じくする議員有志で2つの議案をつくりました。

 『容器包装リサイクル法の改正を求める意見書の採択について』
 『来年度予算の組み替え動議』

 それぞれについて、
 提案理由を載せましたので、読んでみて下さいね。

 (結果は、残念ながらどちらも否決されてしまいました)


 政治家の仕事とは、提案することです。

 提案をする政治家とは何か。

 物事をイメージ化したがる人は
 フジノのことを
 「批判ばかりしている」「批判は何も生まない」と決めつけますが
 それはウソです。

 これまでの僕の質問を読んでもらえば分かるように
 いくつものいくつものいくつもの提案をしてきました。

 しかし、ただ一般質問や委員会質疑の中で
 提案をするだけでは、まだ足りません。

 それは、議案として提案をするということです。

 今回、僕は予算案に反対しました。

 しかし、議員の有志とともに
 最初に書いたように
 2つの提案を議案として提案したのです。

 こういう作業をおこなってこそ
 本当の提案する政治家だと僕は思います。

 僕は、本当の意味で『提案する政治家』になります。


● 働く大人の哀しいさだめ

 今回の予算議会は、本当に精神的に厳しく
 僕にとっては大きな試練でした。

 この予算議会の期間中に
 3人もの大切な方を失ってしまいました。

 自死によって2人の方を亡くしてしまいました。

 自殺予防を最大の公約としているのに
 救うことができなかった親しい方のことを
 本当に申し訳なく、切なく想います。

 また、昨日の夜中に
 大学時代にお世話になった先生が亡くなったことを知りました。

 ジェンダー(性差)についての心理学の世界的権威であった
 先生の研究を、僕は今でも本当によく思い出すのです。
 卒業してから7〜8年たっても
 ふとした瞬間に研究を思い出させられるような
 そんなすごい方でした。

 政治家としての仕事を優先したために
 どなたのお通夜にも告別式にも出られませんでした。

 今日ついに議会が終わったので
 お線香をあげに行くことができれば、と願っています。

 30才にもなれば、両親がじょじょに体調を崩したり
 お世話になった方々が亡くなってしまったり
 あるいは僕自身の体にも
 ガタが少しずつ来るのは仕方がありません。

 ポイントは、それを日常の暮らしの中で
 どうやって折り合いをつけて生きていくか、ということですね。

 人生の先輩がたならば誰もが体験していることを、
 今、僕も体験しつつあります。


● 予算議会が終わっても、終わらない予算

 今日で横須賀市の来年度予算についての審議は終わりましたが
 明日は横須賀市健康福祉協会の来年度予算について
 理事会がおこなわれます。

 僕は健康福祉協会の理事なので(くじ引きで選ばれた理事ですが)
 明日の理事会にそなえて、
 過去数年分の決算書類と
 来年度予算の書類を読み込んでいます。

 終わらない予算との闘いですね。


● 最悪の汚点として、背負っていきます

 政治家になる前の、
 有楽町の映画会社に勤めていた
 フツーの個人だった頃の想いを書いてみたいと思います。

 このまちに30年間近く暮らしてきましたけれど
 小学校、中学校、と大きくなるにつれて
 このまちのことを
 不愉快に感じることが
 だんだん増えてきていました。

 大好きな山は切り崩されていき、美しい海は埋め立てられていき、
 欲しくない道路がつくられ、建物がどんどん増えていく。

 三浦海岸の沖に空港をつくろうとしてたらしいし、
 千葉県まで橋をつくろうという計画もあるらしい。

 芦名には最悪な巨大ゴミ処理場がつくられたとか、
 長井の米軍住宅跡地にテーマパークじみた公園をつくるとか、
 横横道路を馬掘まで延ばすらしいだとか、
 全然車が走っていないのに三浦縦貫道路をつくるだとか、
 児童図書館をぶっ壊して高層ビルをつくるだとか、
 そんなウワサ話も聞きました。

 このまちを愛する人間として
 「そんなものはイヤだ!」と強く感じていました。

 ふざけんな、そんなことしたら
 横須賀は失われてしまう。
 このまちがぶっ壊されちまう!

 そんなふうに不愉快に感じていた事の1つとして
 すさまじい借金があるのに美術館をつくろうとしている、
 というウワサ話がありました。

 やがて僕は紆余曲折があって、
 精神保健福祉を変えたくて映画会社を辞めて
 政治家という手段を選ばざるをえない状況に追い込まれました。

 政策をつくり、公約として市民のみなさんに
 伝えなければならない。

 福祉政策の他に
 僕のこころにすぐ浮かんだことは

 「このまちを守らなくてはいけない。
  これ以上、横須賀らしさを失わせてはいけない!」

 という、率直な想いでした。

 そして僕は、選挙公報をはじめ
 駅前での演説などで
 「美術館はいらない」「長井海の手公園もいらない」
 「これ以上ハコモノはいらない」「横須賀らしさを取り戻したい」
 こう訴えてきました。

 美術館建設みなおし、
 これは29年間にわたって横須賀に暮らしてきた僕にとって
 ごくごく自然な気持ちから生まれた切実な公約でした。

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 政治という業界に転職をして
 何もかもが分からないままに走ってきました。

 何もかもが分からない、
 それは政治という業界の習慣だとか風習が分からなかった、
 という意味です。

 僕はこのまちに生まれ育った人間として
 「何が横須賀らしいのか」については
 信念としていつも僕のこころの中に揺るがずに持っていました。

 だから、訳知り顔のヤツらにいろいろ言われても
 業界のしきたりだとか何も分からないままに走りながらも
 見失うことの無い想いが
 ハッキリと僕の中にはいつもありました。

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 僕の想い=僕の公約、です。

 選挙にうかるためのものなんかではなく、
 1人の個人として生きてきた僕の想いの集約が公約なのです。

 それが今日、1つ、ハッキリと破れました。

 横須賀に暮らしてきた
 素朴な毎日の中で抱いてきた想いが1つ破れたのです。

 ふつうの政治家ならば
 ある公約がダメになってしまったとしても
 ただ次の課題にむかって進んでいけば良いのかも知れません。

 けれども、僕にとって今回の美術館みなおしの公約は
 本当に切実な暮らしの中から出てきた想いでした。

 したがって、それが市長と議会によって
 否定されたということは、
 横須賀に暮らしてきた1人の個人としての僕を
 否定されたのと同じように僕は感じました。

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 今日、3月24日に可決された
 美術館建設事業費についての来年度予算。

 これは、政治家としてのフジノの
 人生の最大の汚点として
 絶対に忘れない。

 絶対に忘れない。忘れるはずがない。

 今後どんな人生を送るとしても
 今日のこの最悪な気持ちは
 絶対に忘れるはずが無い。

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 また明日からも
 政治家としての仕事が始まる。

 けれども僕の政治家としての仕事は
 ただの『食うための仕事』ではなく
 同時に「このまちに暮らしてきた1人の個人」としての
 『想いを見失わずに生きていくということ』とイコールなのだ。

 パフォーマンスだとか
 いろいろ言いたいヤツらは一生言ってろ。

 おれは自分の生まれ育ったまちを
 友達や恋人とのたくさんの思い出があるこのまちを
 守っていくのだ。

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 傍聴に来てくださった『願う会』の方のところに
 本会議の後にお詫びを伝えに言ったら

 「フジノくん、ここからだよ。
  民間企業ならここで諦めずに他のやり方を探すんだよ。
  ここからじゃないか!」

 と言われました。

 今の僕には、正直なところ手段が分からない。

 だけど、諦めていない人たちがいる。
 だから、僕だって諦めない。

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 どうか市民のみなさん、
 政治や行政に失望を感じたとしても
 このふるさと横須賀にだけは失望を感じないで下さい。

 横須賀を、このまちを、
 これからも一緒に守って下さい。

 どうか、お願いします。



2004年3月23(火)のフジノ
● ついに明日、決着がつきます

 明日の本会議(14時スタート)で
 美術館問題にもついに決着がつくことになります。

 僕たちは、予算に対して
 修正動議を提出することにしました。

 美術館問題について
 本会議場でのフジノ自身の出番は無いのですが
 想いは原島議員に託してあります。

 当日は、原島さんが提案者として
 僕たちの想いを代表して
 提案理由を述べてくださいます。

 修正動議は、次の4名で提出します。

 提出者:原島浩子
 賛成者:一柳洋、藤野英明、吉田雄人

 去年の6月15日にスタートした署名活動から
 9ヶ月が経ちました。

 6万6000人の署名をうけて
 このまちに暮らしている人々の想いを背負って
 最後まで逃げなかった1人であることに僕は誇りに思っています。


● 反対討論をします

 明日の本会議では
 フジノの出番はゼロというわけではなくて、
 『討論』をします。

 ・議案第15号 来年度予算案について
 ・議案第34号 文化会館の駐車場有料化について
 ・議案第36号 ヴェルクよこすかの駐車場有料化について

 この3つについて、反対の立場から意見を述べます。

 ちなみに、明日討論をする議員は
 上地さん井坂さん雄人の3名です。


● 大熊一夫さん講演会のお知らせ

 『大熊一夫さん講演会』

 4月20日(火) 開場13:30
           開演14:00

 入場料は無料です。

 場所は、ベイサイドポケット(芸術劇場の建物)


 1人でも多くの方の
 参加を熱望しています!どうか来て下さいね!



2004年3月21(日)のフジノ
● 毎日新聞にインタビューが載りました

 伝えたいことはたくさんあるのですが
 とりあえず、1つだけ。


 先週、毎日新聞のインタビューを受けていたのですが
 それが記事になりましたので報告します。

 3月19日付の毎日新聞

 『追跡・神奈川』という連載の中で
 川崎市市民ミュージアムについての回でした。

 載っているのは2〜3行なのですが
 僕の最も伝えたい想いを
 書いてもらえたので、とてもうれしかったです。

 改めて、文化行政についてのフジノの意見は

 (1)財政状況の厳しい現在を考えれば、
   政策に優先順位をつけて、
   本当に切実な問題から取り組むべきである

 (2)文化は、人々の毎日の暮らしの中から培われるもので
   行政や政治の力で創り出せるものではありえない。
   文化行政の本来在るべき姿とは、
   『芸術への規制をしない』
   『表現の自由を守る』など
   可能な限り、関与を最低限にすることにこそある

 以上の2点です。

 行政や政治が文化を創りだせるというのは、
 権力の過信であり、おごりでしかありません。

 そういう力から離れたところにこそ
 本当の文化が生まれるはずです。

 少なくとも、僕はそう信じています。

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 したがって、今回の予算議会に
 提出されている来年度予算案には『反対』します。


● 重大なお知らせ

 そうだ、もう1つだけ。

 大熊一夫さん、横須賀に
 講演に来てくれます!
 しかも、来月です!

 詳しくは、またご連絡します!

 時間が無いので
 今日はここまで。

 ではでは。



2004年3月17日(水)のフジノ
● 地域福祉計画の説明会スタートしました!

 あの『地域福祉計画』の説明会がスタートしました。

 このHPでも繰り返し書いてきましたが
 ものすごく大切な計画なんですね。

 (6月16日11月7日11月26日1月22日

 さて、説明会は今日から4回にわたって
 久里浜・西・追浜・総合福祉会館で
 おこなわれます。

 今日は久里浜公民館だったのですが
 参加者は約20名でした。

 これを「少ない」と見るか、それとも「出だし上々!」と見るか。

 僕は「出だし上々!」と考えています。

 明日は、西行政センターです。
 時間のある方、ぜひどんどん来てくださいね!

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 この計画を担当している市職員さんたちは
 とても気合が入っているので、僕は信頼しています。

 例えば、4回の説明会の他にも
 町内会やあらゆる関係者のところをまわって
 徹底して広報をしています。

 今週だけで、合計3000名の人々を相手に
 説明をしてまわるのですね。

 けれども『計画』はあくまでも
 『実現』してこそ意味があるわけですね。

 だから、どうかこれを読んでいるあなたも
 この計画を実現していくために
 力を貸してください。

 一緒に地域福祉の芽を育てて下さい!


● 想いが実現に近づきました!

 今日の予算委員会(総務常任委員会)で
 次のような報告がありました。


 『行政活動のコスト表示の実施について』


 情報公開の第2ステップとして
 市がおこなう行政活動におけるコストを表示し、
 市政のより一層の透明性の
 向上を図ります。


 具体的には、工事などにおけるコストを
 市民にわかりやすい形で表示し、
 市民に向けて積極的な情報提供を行なうことによって、
 市民の行政への理解を深め、
 市民協働によるまちづくりの推進を図っていきます。

 (対象)
 工事、イベント・シンポジウム、印刷物の3分野について

 (実施時期)
 平成16年4月1日から、順次実施する


 こちらがその報告書の実物です(1ページ2ページ)。
 特に2ページはぜひ見てください。

 この報告書を読んだ瞬間、
 うれしくて、「やった!」と思いました。

 何故なら、フジノがめざしている方向と
 全く同じだったからです。

 今回の本会議(3月3日)でフジノは
 市長に対して、次のように発言をしました。


 (事業別コスト計算書の作成についての、2問目)

 コストを理解するというのは
 非常にこれから求められてくることです。

 例えば、あのアサノ知事がいる宮城県では
 看板1枚、市が作るのにも
 「この看板を作るのに1枚いくら」とかですね
 体育館の脇の壁に住民1人あたりの負担はいくら、
 ということが
 書いてあったりするんです。


 
これは事業別コスト計算書とは違うのですが
 こういうふうに書くことで
 
情報公開をして
 市民のみなさんにコスト意識を持ってもらう。


 そうすれば
 税金を納める、サービスを受ける、という
 負担と受益の関係がより理解しやすくなると思います。

 ぜひ事業別コスト計算書について
 検討していただけたらと思います。
 

 今回の報告書は、
 まさに本会議でフジノが述べた想いと同じです。

 行政コストに対する最終的な目標は
 このまちに暮らしているみんなに
 税金のつかいみちについての正確な情報を持ってもらって
 判断してもらえるようになってもらうことです。

 その手段の1つとして、
 事業別コスト計算書の導入が有効だと僕は考えています。

 けれども、その前の段階として
 宮城県と同じように
 工事やイベントや印刷物に「コストがいくらかかっているのか」を
 表示していくということは、大きな前進だと思います。

 これからも、どんどんこの方向に
 横須賀を進めていきたい。

 「公共サービスに税金がどれくらいつかわれているのか?」
 「それは市民にとって正しいつかい道だといえるか?」

 税金をおさめているみなさんにとって
 情報公開をどんどん進めて
 判断材料を持ってもらえるようにしていきたいです。


● 体が2つ欲しい

 明日は、大切な集まりが2つ
 同じ時間に開かれます。

 1つ目は、地域福祉計画の説明会(西行政センター)。
 2つ目は、保健医療対策協議会(ウェルシティ)。

 どちらも、14〜16時でおこなわれます。

 保健医療対策協議会では、
 『健康増進計画の改定』についてが議題になります。

 この『健康増進計画の改定』は
 フジノにとって、ものすごく注目していることなのです!

 今回の本会議で
 『うつ対策推進』について質問したのですが
 市長は「健康増進計画の改定の中で検討していきたい」と答えました。

 そうなんです。

 『自殺予防』と『うつ対策』をすすめていきたいフジノにとって
 この『健康増進計画』の改定は
 すごおく大きな意味があるんです!

 精神保健福祉をすすめていくためにも
 絶対に注目していかなくちゃいけないんです。

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 明日は、たぶん『地域福祉計画の説明会』に行きます。

 体が2つあればいいのになあ...。

 そうしたら両方に行かれるのに。

 明日、誰か行かれる人がいたら、
 ぜひウェルシティに傍聴に出かけてください。

 <第1回保健医療対策協議会>

 場所:保健所・第1研修室(ウェルシティ市民プラザ3階)

 時間:3月18日(木)14〜16時

 備考:希望者は15分前までに会議開催場所に来て下さい。

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 行けた方がいたら、
 ぜひとも情報くださいね。よろしくお願いします!



● 悲しいこと

 今日、他の県に住んでいる友達から
 メールをもらいました。

 ご両親が亡くなった、ということ。
 お葬式をおととい終えた、ということ。

 さらに悲しいことに、こう書いてありました。

 「フジノは予算議会だったから、
  委員会が終わるまでは連絡しなかったんだ」


 僕の民生常任委員会は
 昨日、終わりました。

 確かに、もし亡くなった日に連絡を受けていたら
 新幹線にとびのって、お通夜も告別式も手伝いたかった...。

 けれども、予算委員会が終わるまでは
 絶対に、このまちを離れることはできなかった...。

 連絡を受けていたら僕は
 引き裂かれるような葛藤に苦しめられていたはず。

 苦しいのは友達本人のはずなのに
 こんな状況でもなお僕に気を遣ってくれたことに
 ガーンと脳みそがぶっ叩かれたような気持ちになりました。

 でも...。

 でも、何よりも友達が困難の中にいる時に
 少しでもそばにいてあげることができたら、と苦しくも感じました。

 今日も1日、僕は議会を傍聴したり
 いろいろな話し合いをしたり
 忙しくてあっという間に時間は過ぎていきました。

 忙しい間は苦しみも感じないものです。

 けれども、仕事と仕事の間の時間、
 例えば、電車で横須賀中央から久里浜に向かう20分くらいは
 悲しくてそのことがこころから離れませんでした。

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 友達のみんなに改めてお願いしたいことは
 たとえ予算議会のまっただなかであっても
 やっぱり知らせてほしい、ということなのです。

 僕はプロだから、プライベートの感情を捨てて
 仕事中はひたすら働けるから。

 だけど、悲しい出来事が起こったのを
 インターネットのニュースコーナーで後から確認することになったり
 お葬式があったことさえ知らないでその日を過ごしていただなんて
 その方が苦しくて耐えられないよ。

 頼む、それは政治家だからって
 気を遣わないでくれ。

 本当に、お願いです。


● 24日の予算議会ラストデーに向けて 

 予算委員会がひと段落したので
 最終日の本会議に向けて
 全力で準備していきたいと思っています。

 このまちの来年度の方向を決める、
 そんな大切なことを24日に採決します。

 美術館問題とも
 ついに決着がつく日です。

 どうか、見ていてくださいね。

 全力でがんばりますから。


 今日も1日、おつかれさまでした。
 それでは。


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