まちの政治家は、こんなことしてます


2007年10月25日(木)のフジノ
● 中学3年生のみんなが条例案をつくった!

 今日の午後、フジノ事務所に届いた郵便を見て、びっくり。

 野比中学校から届いたぶ厚い封筒の中身は、
 中学3年生のこどもたちが作った条例案の束でした!

 フジノの中学時代の恩師であるI先生(今も現役バリバリ)に
 かねてから、こんなお願いをされていました。

 「総合的な学習の時間で生徒たちに
  横須賀市に条例案を提案してみようという授業をやったんだ。

  素晴らしい条例案がたくさんできあがったから
  本物の現役政治家の目から見て
  ぜひコメントしてあげてほしいんだ」

 僕は、もちろんです、と答えました。

 それがついに今日、届いたのですね。

 いやあ、すごい!素晴らしい!

 134人の生徒たちの中から
 抜粋して30件ほど条例案をもらったのですが
 みんな、本当によく調べて、良いアイディアを提案してくれています。



 ちょっとタイトルだけ挙げてみましょうね。

 ・こどもたちの公園を守ろう!条例
 ・地球温暖化をとめよう条例
 ・浸食から野比海岸を守ろう条例
 ・HELP障がい者保護条例
 ・お年寄りニューワーク条例
 ・横須賀交通安全CM条例
 ・自殺対策条例
 ・原子力の危険から市民を守る為の条例

 などなど。



 これからフジノは全てに目を通して
 できれば全てについてコメントしたいと考えています。
                        

● 未来をつくるのはこどもたちだ/こどもたちの声をもっと聴くべきだ

 こういう授業って本当に素晴らしいし、
 こどもたちのアイディアもすごくいいものばかりです。

 こどもたちに選挙権は認められていなくても
 このまちの未来をつくっていくのはこどもたちです。

 だからこそ、彼ら/彼女らの生の声に耳を傾けていくべきだと
 フジノは強く信じています。

 それはこどもたちに媚びることとは違います。

 このまちの現実を、問題点を、希望を、しっかりと早くから理解し、
 自分たちがその現実を解決し、問題をのりこえ、
 希望ある未来を生み出せるのだと
 こどもたちに知ってほしいのです。

 かつてこのまちでは、
 『こども議会』というものが行なわれていました。

 フジノはその内容の素晴らしさから
 『こども議会』の復活をくりかえし提案してきました。

 2004年5月26日の議会運営委員会で市議会としての開催を提案、
 2004年5月27日の本会議で市長へも提案しました。

 さらに、市長が行なっているタウンミーティングでも
 小中高校を訪れるべきだという提案を行いました(2006年3月議会)。

 その結果、実際に蒲谷市長は
 2006年10月には市立総合高校を訪れて
 2006年11月には県立保健福祉大学を訪れて
 高校生たち大学生たちの生の声に耳を傾けたのでした。
 (ナイス市長!)

 「未成年は票にならない」

 みたいな最低な理由で
 こどもたちの声を聴かない政治家が多すぎます。

 それはまちがっています。

 票にならないからこそ、声を聴くのです。

 それは、政治家としての責任であると同時に
 大人としてまず成すべき義務だとフジノは信じています。

 さて、野比中学3年生たちの
 ピュアな提案をじっくりと読み込んでみたいと思います。

 実現できそうなものはフジノの政策に取り入れて
 市議会で実際に提案していきたいと考えています。

 みんな、良い提案をありがとう!



2007年10月26日(金)のフジノ
● 県外視察を終えてもまだ終わらない

 10月23日に視察した『北九州エコタウン事業』について
 フジノの中ではどうしても評価が定まらなくて
 この3日間、思い出しては考えています。

 視察を終えて
 すぐに
 インターネットで
 注文してた本も
 届きました。

 当時の
 北九州市長が
 書いた本です。

 本当は批判の側の意見が読みたいのですけれども...。

 北九州市の広大な埋立地は横須賀市の平成町を想起させますし
 北九州市のエコタウン事業は横須賀市のYRPを想起させます。

 政治家として、また33年間このまちに暮らしてきた個人として、
 いずれの立場に立ってもフジノは
 平成町をつくった臨海土地造成事業は誤りだったと考えていますし
 YRPについても非常に低い評価しかできないのです。

 この点において、北九州市のエコタウン事業とは
 どのように評価すべきか、定まらずにいます。

 視察報告書の提出は11月下旬なので
 もう少し勉強をして、しっかりとした自分の結論を出したいと思います。


● 死刑は廃止すべきなのか、あなたはどう考えますか

 昨日の活動日記に書いたように
 日本社会事業大学の通信教育課程4期生の仲間たちと集まった時に
 犯罪の被害に遭ったこどもたちの心身の傷について
 かなり長時間にわたって語り合いました。

 続いて今夜は、マスコミで働いている友人と会って
 犯罪と刑罰について意見を交わしました。

 報道カンケーで働いている友人は
 殺人の現場にも行きますし、被害にあった方のご遺族にも会います。
 さらには裁判も取材しますし、裁判が終わった後も
 加害者・被害者のどちらにも取材を重ねます。

 だから、彼はフジノなんかよりもとても深く
 犯罪とそれに対する刑罰について考えてきたのですね。

 その彼が話してくれた1つの悲しい事件は
 特にフジノのこころに衝撃を与えました。

  女性を殺した後に強姦をしたという殺人事件の犯人は、
  警察に自首をしておきながら、裁判になったら無罪を主張した。

  さらに、裁判中に傍聴席にいた被害者のご遺族に対して
  あまりにも残酷な被害者の女性を貶める暴言を吐いた。

  犯人は無期懲役の判決が出たけれども
  被害者の女性のお母さんは、それから1ヵ月後に自殺をしてしまった。

 「それでも死刑は意味が無いと僕は考えているんだ」

 彼は、言ったのでした。

 僕はどうしても納得することができませんでした。
 政治家とマスコミと立場は違えども
 同じように残酷な事件を見てきて
 被害者の方々の苦しみだって見てきているのです。
 それなのに何故、死刑は廃止した方が良いと彼が考えるのか、
 感情的にも合理的にも理解できませんでした。

 確かに死刑があっても、犯罪を防ぐことにはつながらないと思います。
 確かに死刑があっても、遺族の悲しみを癒すことはできないと思います。

 けれども何の罪も無い人を殺した者が
 刑務所の中で仮に悔い改めたとして
 それで何かが良い方向に変わることがあるのだろうか。

 特に凶悪な形で人を殺した者が
 更正することが懲役で可能だろうか。

 いや、そもそも更正する必要があるのだろうか。
 死をもって償う以外に無いのではないか。

 ずいぶん長い時間にわたって
 そんな反論をしました。

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 あなたはまだ知らないかもしれませんが
 もうすぐ『裁判員制度』というのが始まります。

 あなたも裁判に参加させられるようになります。

 殺人のような重大な犯罪の場合、
 プロの裁判官だけではなくて
 抽選で選ばれたふつうの市民のみなさんが判断をくだすのです。

 死刑にするのかどうかも
 あなたが決めることになります。

 その時、あなたは僕たちが議論していることの重みや意味を
 共感して理解してくれることと信じています。



2007年10月27日(土)のフジノ
● 野比中学校3年生の活躍が報道されました!

 野比中学校の生徒のみなさん、教職員の方々、
 OB・OGの方々、PTAのみなさん、地域に暮らすみなさん、
 本日は、創立30周年記念式典おめでとうございます。

 さてさて、おとといのこの活動日記で書いた
 野比中学校の3年生たちの条例案を作ろうという取り組み
 けさの新聞で報道されました。

 これはすごいことですからね。

 だって、実際の横須賀市議会では
 現在に至るまでの長い歴史の中で
 (純粋なイミで政策的に)市議会議員が提案した条例案は
 たった1つしか無いのですから。

 吉田雄人議員を筆頭に
 一柳洋議員、岩崎絵美議員、そしてフジノの4人で提案した

 『横須賀市における(仮称)横須賀市美術館計画に基づく
  美術館建設についての住民投票に関する条例』

 だけですからね...。

 (そして、圧倒的多数の美術館建設賛成派によって
  この初の議員提案条例案は否決されました)

 政治家の仕事は法律をつくることなのに...。

 そんな情けない現実を打ち砕く為にも
 次世代のこどもたちには、
 地方自治の持つ本当の意味を知ってほしいし、
 暮らしを変えていくことのできる条例の持つ大きな力を
 ぜひ深く理解してほしいです。それがこの現実を変えていくはずです。

 この点において、今回の野比中学3年生が挑戦した
 条例案づくりは本当に素晴らしいと思います。

 (2007年10月27日・毎日新聞・朝刊より)
横須賀市立野比中学(岩勢孝子校長)3年の生徒が、秋休みの社会科の課題として、同市の条例案づくりに挑戦した。全体の8割が海洋環境保護や温暖化防止といった環境問題をテーマとしたもので、中には「ボランティア活動条例」や「高校義務教育化」といったユニークなものもあった。担当の石渡昭教諭(59)はかつての教え子だった無所属の市議会議員(33)を31日に授業に招いて意見を聞く予定で「条例化は無理でも、市政のヒントになれば」と話している。公民の授業を担当した石渡教諭が、有権者による条例案の直接請求を定めた地方自治法の発展学習として企画。計134人の生徒らが日々の暮らしから感じた問題点を調べ、改善するよう考え、重複を除くと約90本の条例案ができた。海に面した土地柄らしく、海の環境を守ろうとする条例案が目立った。同校近くの野比海岸は浸食で砂浜が小さくなっており、海底に人工リーフを設置する対策や、海岸線の清掃や水質浄化に参加した市民には、商品券を贈呈して商店街の活性化につなげるというアイデアもあった。ボランティア条例案は、同校で取り組むペットボトルやアルミ缶のリサイクル活動を広めようとするもの。再生品の収益で発展途上国の支援を義務づけており、「条例にすることで、世界が抱える問題や環境問題への考えが深まる」と趣旨をうたっている。他に、米海軍横須賀基地に来夏の配備が計画されている原子力空母の危険性から市民を守る条例案もあった。石渡教諭は「身近な政治問題を考えるきっかけになったのでは」と効果を指摘している。【内橋寿明】

 記事のとおりですが、フジノは31日に
 野比中学校の総合的な学習の時間に招いていただきました。

 すでにおとといの活動日記に書いたとおりで
 どの条例案も素晴らしいと思います。

 現役の市議会議員として
 実現したいものは政策に取り入れて
 市議会で提案させてもらいたいと考えています。

 また、実現が難しいものがあるとしても
 何故それが難しいのか、ということを説明したいと思います。

 それでは野比中3年生のみなさん、
 水曜日にお会いしましょう!



2007年10月28日(日)のフジノ
● 『点字図書館フェスティバル』へ行ってきました

 つい先日、市民の方とお話していて
 『点字図書館』の話題になりました。

 市の在り方にとても関心のある方だったのですが
 点字図書館については、存在そのものを知らなかったそうです。

 平坂上にある『横須賀市障害者福祉センター』の2階にあるのですが
 この『障害者福祉センター』の存在も知らなかったそうです。

 うーむ、残念。
 詳しい方でも知らなかったか...。

 でも、市民の方々が「知らない」と言っても
 政治家として落ち込んだりしているヒマは一瞬もありません。

 毎日の暮らしで精一杯なのが
 ふつうの市民の方々の暮らしです。

 知らないことの方が多いのが
 ふつうの暮らしなのです。

 世の中の全てを知ることは
 誰にもできません。

 そんな中で、自分の暮らしの中での関心ごとを超えて
 市民の方に新たに何かを知ってもらうには
 政治と行政は
 かなりの工夫と努力が必要です。

 (だからこそ、市の広報活動の強化
  政治家フジノは訴えているわけですね)

 フジノにとって点字図書館は、
 訪れるたびに何故かとてもわくわくする場所です。

 点字図書館フェスティバルの他にも
 年に数回は訪れるのですが
 毎回とても新しい発見や喜びがあるのですね。

 2004年の点字図書館フェスティバルに訪れた時から
 どうやってこの気持ちを文章として書けば良いのか分からなくて
 感想を書けずにきてしまいました。

 何度も書き直してみたのですが
 そのわくわくする気持ちをうまく表現できません。

 だから、ぜひあなたも訪れてみてください。
 とても楽しい場所なんですよ。



 と言いつつも、フジノは
 今日の『点字図書館フェスティバル』に完全遅刻でした...。

 午前中でフェスティバルは終わりだったのですが
 1日中やっているとカン違いしていて
 フジノが到着した時には
 すでに終了後1時間以上が過ぎていました。

 笑顔で堂々と「今年も来ましたよ〜」って感じで登場したフジノは
 「何でこんな大事な予定を忘れるのですか!?」と
 関係者の方に怒られてしまったのですが
 それもまたフシギなことに、うれしかったです...。

 何故そんなに点字図書館に来るのがわくわくするのか、
 ぜひ市民のみなさまも体験しに訪れてほしいです。

 『(仮称)こどもセンター』が完成したら
 この障害者福祉センターの機能がほとんど移転しますから

 点字図書館もたぶん場所を変えることになると思います。

 場所が変わっても点字図書館としての機能や魅力が
 決して減ることが無いようにフジノも努力します。

 何といってもフジノ自身が点字図書館が好きなので
 これからも年に何回も訪れたくなるような場所であり続けるように
 大切な政治課題として必ず努力していきます。
                  

● 『ウェルシティまつり』へ行ってきました

 毎年おこなわれている『ウェルシティまつり』
 今年もお邪魔してきました。

 2003年2004年2005年、2006年に続いて
 今年で5回目の参加になります。人に歴史あり、という感じですね。

 でも、さっきの『点字図書館まつり』もそうですが、
 やっている内容はとてもすごく良いイベントなのですけれども
 どちらのイベントも政治家になるまで 
 やっていることそのものを全く知りませんでした。

 知ってもらうことは
 本当に難しい。

 それが
 正しいことでも
 尊いことでも

 どんなことでも
 知られるということは
 本当に難しい。

 いつもそう感じます。
 本当に難しい。

 さて、フジノがこのイベントに毎年行く最大の理由は
 バーチャル=ハルシネーションに対する
 市民のみなさんの参加者数を知る為です。

 参加者数を通して、
 市民のみなさんの精神障がいへの関心を知る為の
 1つのデータにしています。

 今年の参加者数は
 例年なみでした。

 待ち時間には
 『べてるの家』の
 ビデオが
 流れていました。

 こういうことって
 細かいことですが
 すごく良い
 アイディアですね。

 かつては、このバーチャル=ハルシネーションを
 地方自治体で体験できるのは横須賀市しかありませんでした。
 (本当に全国に先がけて導入したわけです)

 それが今では広まっていって
 いろいろな場所で体験できるようになりました。

 また、いろいろな機材が必要だったのも
 簡易版も完成したおかげでさらに広がっていきました。

 さらにさらに今では、『セカンドライフ』の中で
 バーチャル=ハルシネーションが体験できるようになっています。

 (これはかなりリアルなしあがりになっています。
  言語は今のところ英語だけなので、
  英語が苦手な方には幻聴体験ができませんけれども
  どうか体験してみて下さい。オススメです)

 参加者数が横ばいになってきたりすると
 来年か再来年あたりには
 もしかすると『ウェルシティまつり』での
 バーチャル=ハルシネーション体験コーナーが
 無くなってしまうかもしれません。

 でも、今の社会の中にいて
 精神障がいに対する偏見・差別・スティグマが減った感じは
 全く感じることができません。

 だから、たとえ参加者数が横ばいであろうとも
 こうした地道な啓発活動は必要です。

 最初の1〜2年の参加者が多かったのは、
 もともとバーチャル=ハルシネーションの存在を知っていた方が
 これまで身近な場所で体験不可能だったのが
 なんと横須賀でも体験可能になった!ということで
 殺到したということなのだとフジノは分析しています。

 例えば、ご家族や精神保健福祉関係者の方々ですね。

 けれども、偏見・差別・スティグマを無くす為には
 こうした関係者ではない市民の方々にこそ
 体験してもらわないといけません。

 ここで最初に書いたとおり、
 フジノは政治家になる前はこのイベントの存在さえ
 知りませんでした。

 だから、1人でも多くの方々に
 まずはこのバーチャル=ハルシネーション体験をしてもらう為には
 まずこのイベントの存在を知ってもらうことが必要です。

 そして、知ってくれた方々に
 さらにこのイベントに足を運んでもらうことが必要です。

 そうした上で、このイベントの何十もある行事の中から
 バーチャル=ハルシネーション体験のコーナーに来てもらえるように
 魅力や重要性を伝えていくことが必要です。

 気の遠くなるような作業ですけれども
 とっても大切な作業です。

 何故なら、僕たちの目的はさらに遠く向こうにあって
 『精神障がいへの偏見・差別・スティグマを無くすこと』なのですから。

 それを実現するまでは、あきらめてなんかいられない。


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 恒例の、作業所の商品販売では
 今年もかわいいグッズがたくさんありましたので
 買いまくってしまいました。

 クリスマスリースがとても素敵なので
 毎年買っているのですが、
 早くも買ったリースを事務所のドアに付けました。
 (クリスマスは2ヶ月も先なのに)

 写真の革製品もとてもかわいくて
 レッサーパンダを今年は買いました。

 あなたも来年は遊びに来て下さいね!



2007年10月30日(火)のフジノ
● 『障がい』という言葉について市民の方からメールをいただきました

 市民の方から、うれしいメールが届きましたので
 ご本人の許可を頂きましたのでご紹介します。

 ●

 藤野 様

 ご無沙汰しています。
 Aでございます。

 特段、用という訳では無いのですが、
 昨日あった衝撃の言葉のお話をひとつ

 いつも朝楽しみにHPを見させていただいていますが、
 その中で、藤野君がいつも訴えている
 「障害」では無く「障がい」と言う事

 頭の中では何となく解ったつもりでいたのですが、
 どこかで「字なんかどうでも・・・」という気持ちが
 少しあったのかも知れません。

 10月24日の佐賀市役所は進んでいるとの日記
 「そうだな」という気持ちでは見ていましたが・・・・

 しかぁし 昨日家族で小田原城に行ったのです。

 そして入場券の案内を娘(中1)と見ていると
 割引の説明の中に「障害者手帳を・・・・」の文字が、

 僕はまったく普通に読んでいたのに
 突如娘が・・・

 「父ちゃんなんで害って字を使うんだろう、すごく変だよね」

 ・・・の言葉

 ガァ〜ンでした。

 藤野君のそんな話は娘にした事などもちろん無いのですが。

 娘は小学校の時、同学年の障がいを持っている子の
 お世話をさせて頂く係だったので、
 ごく普通の友達とまったく同じに感じていたので

 「何で?」

 と言う気持ちを素直に思ったんでしょう・・・・・

 う〜ん考えさせられました。

 人間もっとピュアになっていなければいけない部分が欲しいですねぇ

 頭のどこかにあった部分が
 大変申し訳ないという思いでメールしちゃいました。

 忙しい中つまらん事ですいません、時節柄お体ご自愛の程を・・・

 そのうちまた色々お話ができる機会を楽しみに

 Aでした

 ●

 市民の方から頂いたメールは
 以上です。

 メールを読んだ時に何よりもまず
 中学生の娘さんの言葉に「ありがたいなあ」と感じましたが

 同時に、娘さんの言葉をしっかりと受け止めてくれている
 Aさんの姿勢そのものにもこころをうたれました。

 また、それをわざわざメールにしたためて
 教えてくださったことにもフジノは強く感謝の気持ちを抱きました。

 本当にありがとうございました。


● 『目的』はあくまでも偏見・差別・スティグマを無くすこと

 フジノがお話をうかがってきた
 たくさんの方々の中には様々な意見がありました。

 中には、

 「言葉を変えても現実は変わらない」

 「障害という言葉をひらがなに変えても根本的な現実は変わらない」

 という方もいらっしゃいました。

 『言葉狩り』のように感じている方もいらっしゃいました。

 でも、大切なことはあくまでも
 障がいの無い人もある人も暮らしやすい社会にすることです。

 その『目的を実現すること』だけが大切なのです。

 『目的』を実現するには
 いろいろな『手段』があります。

 短期的な手段や、長期的な手段があります。
 直接的な手段や、間接的な手段があります。

 この『障がい』という言葉づかいも
 あくまでもそんな『手段』の1つです。

 これだけがたった1つの最高の手段だとは言っていませんし、
 これだけが全てだとは考えていません。

 フジノは目的(=政策)の実現に向けて
 様々な手段を提案しています。

 例えば、フジノの様々な提案の一部を紹介すると
 『差別禁止条例の制定』
 『障がい理解教育の導入』などが挙げられます。
 手段はいくつもあります。大切なことは目的を実現することだけです。

 偏見・差別・スティグマの無い社会は
 障がいのある人にとって暮らしやすいだけの社会ではなくて
 障がいの無い人にとっても暮らしやすい社会なのです。

 その社会をめざしていく上で
 フジノの『障がい』という提案はささやかな一手段に過ぎません。

 そんなささやかなフジノの一手段に憤りを感じるのも
 それはそれで『あり』なのかもしれません。

 でも、フジノはあえて訴えたいのです。

 憤りを感じているヒマがあるなら
 一緒に現実を変える努力をしてください。

 あなたなりのやり方があるならば
 それを今すぐに実行してください。

 と。

 口先だけの人が多すぎる今の世の中ですから
 行動をする人のことだけをフジノは信じています。

 評論家はいらないのです。

 これは初当選した4年半前からのくりかえしてきた主張ですが
 今も変わらない想いとして、強くそう信じています。

 問題は、やるかやらないか、それだけ。
 ぐだぐだ言ってても何も変わらない。

 だから、良い方向に変えていく為に
 あなたはあなたが正しいと信じるやり方で行動してください。

 このまちは、この国は、必ず変わるのだから。


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