フジノの提案です

 「僕はこうしたい!」


基本理念1(1).10年間で自殺ゼロのまちにします、の進みぐあい

 大好きな映画会社の仕事を辞めて
 あえてフジノが政治家に転職した理由は、自殺を無くす為です。

 このまちから自殺を無くしたい。

 政治家としてフジノが最も大切にしているメインの政策、1番やりたいことです。

 この国の自殺に追い込まれる方の数の多さは異常です。

 これを変えるために、このまちからできることを徹底的に行なっていきます。


フジノが提案した政策 結果 備考
・自殺予防に数値目標をつくるべき

(→行政は計画によって動いており、きちんと数値目標を行政の計画に組み込むことが最重要。数値目標が載れば、行政は動かなければならなくなります)
実現 ・平成18年度スタートの『新健康よこすか21』から5年間での減少目標の数値(H16:97人→H22:75人以下へ)を初めて掲載しました。

自殺を減らすという数値目標を実現する 実行中 ・その実現の為に、下に記しているようなあらゆる対策を現在おこなっているところです。

2009年の犠牲者数は83名となり、1998年以来、最も低い値となりました。

・自殺対策の効果は、対策を先進的にとりくんできた国々でも10年間は経たないと出てきていません。横須賀市でも、もう少し時間はかかりますが、必ず効果が出てくるはずです。

自殺予防とは単に精神保健福祉対策としての「うつ対策」ではなく、社会全体が責任を持つ「総合対策」で行っていくべき 実行中 ・市長は「今後は総合対策を行っていく」と答弁しました。

・現在、精神保健福祉担当だけではなく、教育委員会・経済部・消費生活センター・神奈川県警・ハローワーク・民生委員児童委員などと共にまさに総合対策にのりだしています。

・その1つの形として、『横須賀市自殺対策連絡協議会』というネットワーク組織が作られました。

・それぞれの役割を各機関が確認しあい、取り組みをはじめています。

総合的な対策を進める為に、様々な関係機関のネットワーク会議である自殺対策連絡協議会を設置すべき 実現 ・都道府県への設置が義務づけされているこの協議会をあえて横須賀市が持つべきと提案しましたが、平成18年12月に設置されました。

・以後、定期的に年2回開催されています。

・最新の会議は、2011年1月に行なわれました。

・今後はメンバーに自死遺族・未遂者等の当事者を含めるようにする、などの課題があります。


(2011年2月現在)
学校現場でこどもたちを対象にした自殺予防教育を行なっていくべき

・H15年、小・中・高校の健康手帳に新たに『こころの健康』のページが追加されました。最終ページには相談先リストが掲載されました。

・H18年12月、いじめ・自殺などを防ぐ為の研修ビデオを全市立小中学校に配布することを決定しました。H19年1月に配布しました。

・H20年6月議会にて、配布したビデオの利用状況を質問しました。

・今後も、例えば杉並区立和田中学校が行なっている自殺抑止ロールプレイの導入など、提案を続けていきます。

学校でこどもたちに最も近い存在である教職員に自殺予防に特化した研修を行なっていくべき

・自殺予防対策のみに特化した研修は未実現ですが、自傷行為についての研修はすでに行なっています。

・H20年6月議会にて、教職員向けのリーフレットの作成を提案しました。

学校を卒業した方々に対しても、生涯学習の場で自殺予防教育を実施していくべき


・2008年9月議会にて、自殺予防週間に図書館で自殺予防に関する特設コーナーを設置すべきだと提案をしました。

・2009年の自殺予防週間から、中央図書館にて特設コーナーを設置しました。

・2010年の自殺予防週間から、久里浜の南図書館にも特設コーナーが設置されました。
危機介入の為に、24時間365日の電話相談体制をつくるべき
『横須賀こころの電話相談』が平成16年12月に新しくスタートしました。365日年中無休で相談にのっています(現在は名前が変わって『横須賀こころの電話』)。

・横須賀市が養成した精神保健ボランティアによって運営されています。このボランティアの人数がじゃっかん少ない為に24時間体制が未実現です。

・今後は(1)24時間化の実現、(2)他の相談機関との連携、(3)安定した数のボランティアの育成、などが重要な課題です。

自殺予防の広報・啓発を積極的に行なうべき


『広報よこすか』「自殺の危険サイン」や「こころの健康度」などの特集を毎年作成するようになりました。フジノの提案以前には、自殺という単語が広報紙に載ることはありませんでした。

・自死遺族の支えあいの会、自殺対策連絡協議会などの開催が定期的に広報よこすかに掲載されるようになりました。

・さらなる広報の徹底を求めて、H20年6月議会で市長に対して一般質問を行ないました。

・横須賀市の公式ホームページに、H20年10月1日から自殺対策コーナー『大切なわたしの命』がスタートしました。

自殺未遂をした方の把握と継続的なケア 実現 自殺未遂者対策検討会(2010年1月14日)が開催され、ついに支援スタートが決定しました。

・自殺未遂者ケアフローチャートなどについてが話し合われ、要領が作成されました。

・救急救命センターである共済病院と共に、自殺未遂者の支援を行なっています。

(2011年2月現在)
自死遺族の方々のケアの体制づくり 実現 ・平成18年9月6日に自死遺族の支援をする方々向けの講演会を行いました。

・平成18年9月10日の世界自殺予防デーに併せて自死遺族の相談会を開催しました。

ふだんから自死遺族むけの相談を行なうことが、H18年11月25日号から『広報よこすか』に明記されるようになりました。

・平成19年9月11日に自死遺族の相談会を開催しました。

・平成19年12月7日、第1回自死遺族の支えあいの会が行なわれました。

・これからも定期的に2ヶ月ごとに開催していきます。

世界自殺予防デー(9月10日)に自殺予防対策の啓発イベントを行なうべき 実行中 ・平成17年度は広報よこすか8月号で周知(特にイベントは無し)。

・平成18年9月10日の世界自殺予防デーに併せて自死遺族の相談会を開催しました。

・平成19年9月10日の世界自殺予防デーに併せて講演会が開催されました。


              
新設された自殺予防週間(9月10日〜16日)に自殺予防対策の啓発イベントを行なうべき 実行中 ・市議会での提案(08年6月議会)に対して、具体的に次のような取組みが行なわれました。

・『広報よこすか』08年7月25日号にてボランティアを募集し、自殺予防週間に街頭キャンペーンを行ないました。

・街頭キャンペーンは、次の3ヶ所。
 9月11日(木)横須賀中央Yデッキ
 9月12日(金)京急追浜駅前
 9月16日(火)京急久里浜駅前
 (時刻は全て16〜18時)

・08年7月に、自殺予防週間を啓発するチラシを作成して配布しました。

・08年9月10日、自死遺族こころの相談を開催しました。

・08年9月25日(木)に自殺対策講演会『私たち一人ひとりができること』(講師・大滝紀宏先生)を開催しました。

・09年も同じく自殺予防週間の街頭キャンペーンが開催されました。

・10年は市内全ての駅(JR・京急)にて街頭キャンペーンンが行なわれました。

(2011年1月2日現在)
自殺対策連絡協議会には神奈川県警も正式メンバーとして参加していただくべき 実現 ・救急と共に公的機関として自死の現場に最初に到着する存在である警察には、自死遺族の方々のケアや未遂の方々のケアに重要な役割を果たすことができるので、正式なメンバーになるべき、と提案し続けています。

・2008年6月現在は、オブザーバーのまま、田浦署・横須賀署・浦賀署の生活安全課が参加しています。

・市長からは、正式参加を求めていくとの答弁を得ています。担当部局と県警との交渉を見守っていきます。

・2009年7月2日開催の協議会から正式メンバーとして横須賀3署が参加してくれるようになりました。

(2009年10月現在)
自殺対策連絡協議会には当事者に参加していただくべき 未実現 ・実効性のある会にすべく、「遺族をメンバーに入れるべき」と提案していますが、実現していません。

自殺対策連絡協議会では、実際に起こった自殺の事例の検討を行なって、その複合的な社会的要因の解明や予防策を議論していくべき
(2008年6月議会にて提案)

・2008年度第2回自殺対策連絡協議会(2009年1月22日開催)より、事例検討を開始しました。

うつ対策として、認知行動療法を横須賀市内でも受けられるようにする 実行中 ・2011年2月、こころのセミナーにて『認知行動療法』についての講演会を実施しました。

(2011年2月現在)
うつ対策を市立病院も積極的に行なうべき
・市民病院で、うつ対策の講演会を開催しました(2005年2月9日)。

・市民病院で、講演会『病院内の自殺事故とその予防』を開催しました(2007年11月13日)。

・市立うわまち病院で、市民公開講座『うつについて』を開催しました(2004年3月6日)

横須賀市に限らず三浦半島全体で見ても精神科医の絶対数が少ないので、市立2病院に精神科医を確保して精神科を開設する 実行中 ・市立2病院のうち、市民病院は精神科医を1名増やして拡充して対応しています。

・しかし、うわまち病院はくりかえしの議会提案にもかかわらず精神科医の確保に至っていません(2010年1月現在、うわまち病院は精神科を閉鎖しています)。

・今後もうわまち病院(指定管理者である財団法人)に対して、精神科医の確保と精神科の開設を求めていきます。

精神科医不足を補う為にも、一般のかかりつけ医にうつに対する知識を持ってもらい、軽度のうつ病にはかかりつけ医が対応し、症状が重い方々については積極的に精神科医に紹介してもらう、いわゆる「G−P連携」を横須賀に作り出す 実行中 ・横須賀三浦精神科医会(会長:湘南病院副院長・大滝先生)の協力を得て、医師会メンバーを対象にした講習会がすでに複数回おこなわれています(2008年4月24日、5月23日、と2回行なわれました)。

・今後も顔と顔とが分かるドクター同士の関係を作れるように横須賀市として支援をしていくように提案しつづけます。



 フジノが政治家になる前には、このまちに自殺予防対策はありませんでした。

 この8年間で、横須賀市の自殺予防対策は
 信じられないくらいに激しく進み、今では神奈川県の最先端となっています。

 次は、実際に自殺をゼロに向けて減らしていくこと。
 これを絶対に実現していきます。



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